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2014年4月11日金曜日

「デザインの力」




この国は原子力爆弾を広島、長崎に落とされるまで戦争を続行した。
徹底的かつ壊滅的結果を見ないと何もかもわからない。
政治に無関心でいてはならないのが当然だが、その他にも危機的状況が来ている事を身を持って知らねばならない。

(一)TPP問題で日本は余りに甘い見通しの交渉を続けて来た事。
(一)ロシアはウクライナ東部を手に入れようとしているのに呑気に構えている事。(一)クジラの調査捕鯨交渉で完敗した事。
(一)ユニクロが限定正社員などというまやかしを行い始めた事。
(一)STAP細胞問題で魔女狩りもどきの事をした事。
(一)倒産が減った減ったというが実は廃業や後継者不足で閉店が非常に増えている事。(一)消費税増税で景気は消沈する事。
(一)自民党一強体制下で野党が無党になっている事。
(一)ノーベル賞受賞者が責任逃れに終始した事。
(一)国民が怒りを示さない事。
(一)冤罪を生んだ背景を反省しない事。
(一)大マスコミが全て無力化している事。
(一)八億円で熊手を買っていた事。
(一)地方経済はヘタヘタになっている事。
(一)東日本大震災がどんどん風化している事。
(一)ゴッソリいるはずのリベラルな人間が立ち上がらない事。
(一)原発再稼働に向けて着々と進んでいる事。

あ〜気分が悪くなって来たと思っていたらプロ野球の使用球が違反球であったというニュースが飛び込んで来た。どうりでホームランがバンバンスタンドに飛び込むと思っていた。打った本人たちがびっくりするほど飛距離が出ている。

プロ野球機構がまたまた無責任な態度だ。
ミズノ社はプロ野球界から出禁にすべきなのに、何故かミズノの球を使っている。
スポーツはフェアでなければならない。一投一打に命を懸けている選手たちに何と申し開きをするのか。

気が付くとシロアリで家の屋台骨が食い尽くされている様に、国の根幹がボロボロになって来ている。私達弱小企業を経営する者、身を置く者にとって生き残って行くのは至難の事だ。一瞬たりとも油断する事はできない。
プロとしての業を研磨していかねばならない。

私が心から尊敬する友人である、日本のグラフィックデザイン界の至宝、広告界の巨匠サン・アドの葛西薫氏の亀倉雄策賞受賞作品展を見た。
広島の空を見上げる表情を白い紙に黒一色で一気に描き上げている。
その数を見て私は言葉を失った。

広島に原爆が投下された日、空は何を目撃し雲は何を記憶したのだろうか。
葛西薫氏のデザインの力を見て何か大きな希望を感じた。
何かを案じているより、何かを創りださねばならない。
人間の可能性は試すためにあるのだから。

葛西薫氏の作品は五月十五日まで。
銀座リクルート本社の一階、クリエイションギャラリーG8で見る事が出来る。
最高峰のデザインはシンプルの一語に尽きる。

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