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2014年4月15日火曜日

「朝三暮四」




本日よりの七日間、時代を見つめ直すための「四字熟語」を成句辞典より選びます。
皆様の思考にお役に立てれば幸いです。

「朝三暮四」(ちょうさんぼし)解説/眼に見える相違にこだわって、結局は同じになる事を理解できない愚かさ、また、人をうまくだまし、ばかにすると。
転じて、暮らしの生計の意にも用いる。

出典/「莊子」斉物論。
春秋時代、狙公(そこう)が飼っていた猿に、どんぐりを朝に三つ、暮れに四つ与えたら、猿が怒ったので、朝に四つ、暮れに三つにしたら猿は喜んだという故事による。

用例/時給をアップしてくれたと思って喜んだら、一時間あたりの仕事の量がぐんと増えた。朝三暮四もいいところだ。

現代への置き換え/限定正社員になったら、責任は増し、仕事は増え、結局リストラになってしまった。なんだ非正規の方がよかった。トータルにするとマイナスであった。

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