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2011年11月2日水曜日

「アリスが魅せられたスポーツ」



最も神聖なるスポーツ、それはボクシングといわれた。

同じ体重リミットの中で戦い例え死んでも殺しても罪にならない合法的なのである。
アゴの先をチン、耳に近いアゴをジョー、こめかみの部分をテンプルという、この3カ所が急所だ。

腹の部分をボディ、肝臓をリバー(レバーとも)、横腹の部分をキドニーという急所だ。
そこ意外は反則となる。ヘディング(頭突き)、サミング(グローブの親指で目を突く)、ベルトの下を打つローブローが主な反則だ。

顔面のパンチで横や後に倒れたケースはほぼ立ち上がるがボディブローで前に倒れるとほぼ立ち上がらない。


死ぬケースはボディブローを打たれ続け、顔面にパンチを受け、後に倒れ後頭部を打つケースが多い。計量に失敗するとグローブを大きくされタイトル戦ならノンタイトルとなる。

絞りに絞った体、1ミリグラムを減量するのに苦労する。
頭を刈り、パンツも脱ぎ、体毛も剃るそして計量計に挑む。
計量はいまでも分銅式、是が一番正確だといわれる。

この頃心身共に贅肉が付きすぎてしまった。

アリスが歌った「チャンピオン」を思い出す。
立ち上がるな、もうこれでいいんだと。いや老いても最後のリングに上がるんだ。
最終回のゴングまであと1ラウンドある。

2011年11月1日火曜日

「新聞広告の日の先の新聞広告」

朝日新聞より

坂田栄一郎氏 朝日新聞より
1020日は新聞広告の日だった。
しかしこれといった新聞広告は影も形もない。どうしたんだといいたい。

かつて新聞広告は歌舞伎座座であり、帝国劇場であり、京都南座であり、鈴本であり、末広亭で有り続けた。檜舞台だったのだ。


広告の作り手をカタカナでいうとクリエイター。
長崎円山、京都祇園、東京赤坂、柳橋でいえば花形芸者、職業的にいえば職人、農業的にいえば小作人、工業的にいえばシステムエンジニア。


自分の持っているあらゆる感性や習性や野性や理性や本気や冗談を総動員して新聞広告の舞台に載るのだった。拍手もあれば帰れ、下がれコールもあったり、座布団一枚いや二枚をもらったりする。

私の大尊敬する写真家の坂田栄一郎さんが今は朝起きて新聞広告を見る楽しみがなくなったとインタビューに応えていた。
私の尊愛する仲畑貴志氏と井上嗣也氏との作品が載っていたいい新聞広告だ。

広告界を代表してきた秋山晶氏とJR東日本の「その先の日本へ」を作った。
山形新幹線デビューの広告だった。その新幹線は今、被災地を走っている。

何か暗示的ではないか。その先の日本へ、その先の新聞広告。


2011年10月31日月曜日

「バカをバカというバカ」


野球バカだったあいつ。
サッカーバカだったあいつ。
釣りバカだったあいつ。
ロックンロールバカだったあいつ。

仏前で死んだ親友の遺影に向かってバカヤロー何で死んでしまったんだ、何で逃げなかったんだと泣き叫ぶ親友。バカは最高の友情の証し。認め合う言葉でもあるのです。

民主党の平野復興相がバカという言葉をいったのを揚げ足をとって、それ国会追及だ、任命責任だと大騒ぎ。

かつて吉田茂が国会で諮問者に向かってバカヤローといって解散したケースもある。

言葉は生き物でもあるのです。
 1020日の朝日の天声人語や読売の編集手帳もこりゃ言葉の危機とかんじたのかこの頃言葉が息苦しいと書いていた。

言葉の揚げ足をとるのはガキのやる事、
「聞いちゃった、聞いちゃった、先生に言ってやろう」と小学生の頃すぐ告げ口をする奴がいた。

亡き向田邦子さんがもし「バカ」が差別用語になったら放送作家を辞めるわと、ある対談で言っていたとか。

向田邦子さん

バカと言われる様になれば一人前なのだ。
出て来い、バカ、バカ、バカ、私はバカが大好きなのです。

2011年10月28日金曜日

「朝と夜の間」



地球の上に朝が来た、その裏側は夜だろうと歌ったのは当時のスーパースター川田晴久です。野球帽がトレードマークでした。美空ひばりさんがまだ小さな頃です。

ひばりさんはとても可愛がられその後の歌に大きな影響を受けたと何かの本でいっていました。


そうです世の中には朝と夜、表と裏、正と悪、男と女。
コインの裏表の様な決まりがあります。
昨今はその決まりの中にニューハーフという男・女みたいな人が出て来ました。
朝と夜の間の昼みたいな存在でしょうか。

ところがこの昼の様な存在は社会的には昼の太陽の下を大手を振って歩けなかったのです。

マツコデラックスとかラブチューニューとかミッツマングローブとか今や昼がモテモテのテレビです。どうした男、どうした女、しっかりしろといいたい。
負けてんじゃないわよです。

人魚のタトゥーを入れた沖縄出身の男・女の人が林の中に捨てられていた。
足が凄く速くアダ名はカールルイスだったとか。
沖縄では男、東京の夜の中では女性の様になっていた。

なんだか悲しく切なくなって来たのです。人には見えない表と裏、ピーターが歌った「夜と朝」の間の出来事がゴマンとあるのです。弁護士、医師、教授がニューハーフの三大お客さんらしいです。


2011年10月27日木曜日

「犯人は誰だ」

犯人は・・・お前か!


小さな我が家に小さな池、そこに小さな瓢箪池がある。
その中に一匹の白と黒の鯉(30センチ位)と去年の平塚の七夕祭りで孫が金魚すくいでとって来て大きくなった赤い金魚2匹と今年の七夕祭りでとって来た金魚3匹が泳いでいた。

過去形である。何故、Why?

ある朝起きて見るとウワァ、オヤッ、エーと大声を上げた。
な、な、なんと鯉がいない。
池の縁に大きくなった金魚ちゃんの亡骸、池の周りに白い鯉のウロコが一杯だ。

前にも赤と白の鯉が同様に消え、その前は一夜にして十二匹の金魚が全て消え、誰もいなくなった。
そして今犯人は、お隣の奥さんはハクビシン説、鯉マニアの藤沢の鰻屋「うな平」の親父は白鷺説、息子は野良猫説、鎌倉の亡き義兄は絶対狸説。そこに持ち上がったのがアライグマ説。


私の体をケアしてくれる佐賀のハナワ君こと内藤君が目の前にアイポッドだかアイフォンだかでその姿、その習性を見せてくれる。
よーし、今度釣り竿に500ポンドでもOKのリールを付け、でっかいハリに生き餌をつけアライグマを釣ってやる。
会社に居る釣り名人の鈴木社長と相談するのだ。

「イビキはジャズ」

グァ、グァ、グァー、ガァガァガァガァガー、アッアー、アー、ウァー、ウォー。
ウウウウウッウァー、ゴオゴオゴ、グググップハァー、グググブハァー、ウッグガッ、ウッガァガァガァーアー、オー、オウオー、ウップハァウッウッブハハッハッウォー、プハァーアアアーズズズズウォープハァーウッウップハァー。

ある夜どうやら無呼吸症候群&慢性鼻づまり&習慣深酒症と見られる人と諸々の事情の中で二夜を共にした。
他にも一人の男がいたがこちらは完全黙秘的生死不明的静けさ。

イビキをジッと聞いていると実にジャズのハミングの様にも聞こえて来るではないか。
セントルイスカージナルスが5年ぶりに優勝した大リーグの名門チームだ。

私の大好きなセントルイスブルースの町を思い出した。
私の先生の様な友人との旅は最高だった。ジャズのハシゴをした。
目の前のおじさんを眠っているままジャズの街に運ぶか。

イビキはモダンジャズではないかい。


2011年10月25日火曜日

「裏世界用語」

ヤスキー(気安い)、シカト(しらばっくれる)、ヤッパ(短刀)、バシタ(女房)、ハネテル(景気がいい)、クスブッテル(不景気)、踊ってやる(勝負する)、サラウ(連れてくる)、シーマ(回す)、レオクリビ(俺ビックリ)、シメル(ヤキを入れる)、ジンボー(用心棒)、電気代(ショバ代)、マブイ(最高)、アッタカイモノ(注射)、マッポ(警官)、ダイキョウ(兄弟分)、ズキ()、マルタをしょわす(木刀で打つ)、チンコロ(密告)、ウタウ(捕まって喋ってしまう)、ゴイする(帰る)、ポントウ(日本刀)、鉄(短銃)、オートン()、タンベ(煙草)、シキテン(見張り)、パチクリ(頭突き)、アンネエ(姐さん)、ショナイ(内緒)、ダンベエ(金づる)、レコ()、ズイコマ(随分困った)、ブショウ(勝負)、バッタ、スイチ、ポンビキ、チンチロリン、イタズラ(博打類)、フケル(逃げる)


隠語のほんの一部を紹介。
暴対法で世の中に恐い人がどっと出て来ます。もしもの場合会話が分かる手助けです。
彼等にとってヤクザな世界は神聖なリングに男にかけて勝負に出て来るはずです。
ポイントはロープ際です。

2011年10月24日月曜日

「白い数値」

知人の医師の話によると人は白い服を着た人に対し、どこかドキがムネムネ、つまり胸がドキドキするらしい。

特に看護師さんに対してはドキムネが盛んになり全身刺青の親分の血圧数値も20前後上がるらしい。
ハイ、と子供の様に恐い親分。
血圧は高い方ですかぁーと白い服。
ハイ、少し高いんですよと親分。

白い服は由美かおる風。親分水戸黄門シリーズの大ファン、博打より好き。
白い服を見ながら由美かおるのお風呂に入っている定番シーンを思い出す。

ドキがムネムネ血圧はグングン上昇、いつもなら少し高めの16090位が180110位に昇ってしまう。
どっどっどうですかなんて聞くのだ。

えーちょっと高いですね、182113です。
もっもっもう一度おねげえしやすなんて頼む。
二回目も同じ位、やっぱり高いですね気をつけましょうね、塩分は控えめにネッ。
ハイ分かりましたと親分。
黒い服の子分にはオイ、テメエ食卓塩なんて持ってんじゃネェー。
指詰めんぞ、なんてオオ恐いのだ。

2011年10月21日金曜日

「そんなバカラ」

グッグッグラスの底に絵があったっていいじゃないか、と下から上のカメラに向かってギョロッとしたのは私の大尊敬する岡本太郎画伯であった。
どこかのお酒メーカーのプレゼントであった。グラスの底に画伯の絵がレリーフの様にあるのだ。
先日頂きましたバカラのグラス。

グラスといえば何といってもバカラだ。随分とコレクションしてきた。
指でパチンと弾くとキィーンと独特の響きがするから直ぐに分かる。
バカラで飲むジントニックのロックはたまんなく旨い。次にやはりスコッチだ。

バーボンや日本酒や焼酎はバカラに拒否される。
そんなバカなといってもバカラの威厳に駄目を出される。
駄目といえばそんなバカラという男がいた。
大王製紙の会長である。東大法学部を出た男がラスベガスのワナにはまった。
財務省の役人は1億円をザブトンというらしい。ピン札で一億が丁度ザブトン一枚の大きさになるのだと。
100億だとするとザブトン100枚。「笑点」は10枚で万歳だからベガスの連中にとっては「エリエール」万歳だ。


2011年10月20日木曜日

「見えない相手」

この世というリングで今一番強え〜のは、恐え〜相手はインターネット。

噂、ツイッターの「つぶやき」とかいうネットのパンチ。それは原爆や水爆よりも凄いかもしれません。
指一本で国 ひとつがぶっ飛ぶし、一瞬にして世界中が繋がり、ええじゃないか、ええじゃないかと世界同時ネット一揆となる。又、噂ほど恐いものはありません。

風邪は癌 となり、薬はクスリとなり、酒はアル中となり、入院は即死となり、人の不幸は蜜の味とばかり肥大、拡大、強大となり続けます。

目を付けら れたら最後、風邪も引けません。
昔は噂を広げまくるのを廊下トンビといいましたが今から思えば可愛いもんです。
ネットは見えない相手、パンチを入れる事も 出来ないのです。もしかしてあいつ、もしかしてあの人、もしか、もしかとなるのです。最も手強い相手なのです。一国のリーダーは風邪一つ引けません。指一本で鼻血は出るわ、アゴは外れるわでノックアウトなのです。

※写真はイメージです。