キャンプといえば何を連想するか、戦後の焼け跡なら駐留軍のキャンプ、そこの軍人を相手にするパンパンガール。
ギブミーチョコレート(ハーシーとか)、ラッキーストライクの煙草とかパイナップルの缶詰(パイ缶)などだ。
近年のキャンプといえば、テントにバンガロー、飯盒で炊くご飯、みんなで作るカレー、キャンプファイヤー、花火がいわば法律、いわば掟の様に決まっていた。
楽しい夏休み、楽しいキャンプ、胸トキメク好きな娘が隣のバンガローに居る。
夜空に星、川の音、焚き火の灯り、顔がホテホテに赤くなる。そして定番の様にケンカが始まる。
○×中学、□△中学、△◎中学、沢山の中学生同士が一晩中ケンカをする。
好きな娘にチョッカイなんか出しやがったらもうファイト一発だ。
可愛い十歳の孫が初めてのキャンプに行った、二泊三日だ。どこかの悪ガキが悪さをしないか心配で仕方ない。
オイ、家に飯盒はないか、今夜は家で飯盒でご飯を炊いて食事しよう、なんて阿呆な事を言っては、牛肉の大和煮、鰯の缶詰、コンビーフのネジをグルグル巻いている。いっそ敷布でテントを張ってそこに寝るかとおもっている。
この頃缶詰酒場とか、駄菓子屋酒場が流行しだしたという。
人間は本能的に身の危険を察知する動物だ。サバイバルキットを用意せよ。この国はかなりヤバイ。
何!災害の定番だから水上ボートを勝手おけだと。