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2014年9月8日月曜日

「思い出とは」




そんなこと考えなくてもいいよ、というようなことをアタマのいい科学者は考える。それというのは、脳神経を人為的に操作して「嫌な思い出」を「いい思い出」に変えることがマウスの実験で成功したとか。
利根川進・理化学研究所脳科学総合研究所センター長らが英科学誌ネイチャー電子版で発表した。


人間にとって「嫌な思い出」も「いい思い出」も人生のはずだと思う。
例えばこの研究が進むと「いい思い出」も「嫌な思い出」に変えられてしまうのかもしれない。

「特定の脳神経細胞が働くようにした雄のマウスをつくった。
このマウスに軽い電気ショックを与え、青い光を当てるとその体験を覚えている細胞が働いてショックを思い出すようにした。さらにある場所に近づくと青い光が当たる様にすると、そこに近づかなくなった。次に、このマウスに、青い光を当てながら、雌マススとの交流との楽しい経験をさせた。すると、今度は青い光が当たる場所に近づくようになった。将来、うつ病の治療法開発に役立つ可能性がある」(原文ママ、9/5朝日夕刊)

何がなんだかさっぱりわからないのだが、人の思い出はその人、その人にとって、どこまでが「嫌な思い出」でどこまでが「いい思い出」かは分からない。

ほろ苦い思い出、淡い思い出、悔しかったがそれを励みにした思い出。
人の数だけ思い出のカタチは違う、うつ病の電気ショック治療法は、いかなる屈強な男もヤメテ、ヤメテ、ヤメテくれと泣き叫ぶほどひどく辛いという。
その治療を受けた「嫌な思い出」も、電気ショックで「いい思い出」に変えるのだろうか。何だかハリウッドのオカルト映画の様である。

人生とは思い出づくりの旅のこと。
科学者たちの実験がマウスからうつ病で苦しむ人にならないことを願う。
科学者にとって人間は実験台にすぎないのかもしれないからだ。

2014年9月6日土曜日

「ふくろうとみみずく」



その人の個展のタイトルは、「水と緑の静寂 ブルージュ」。
大変お世話になった恩人であり共に戦った戦友でもある。
現在は水彩画家である。オランダ、ベルギーを旅した風景を丹念に美しく、光と影を描いている。その個展の葉書が先日届いた。
銀座の大黒ギャラリー7階で9月30日(火)〜10月5日(日)まで。オランダ、ベルギーを絵で旅したい人はぜひご覧下さい。

「やすらぎの夢追い人」という題の第14回絵画展の葉書が届いた。
かつて働いていた職場の後輩だ。池袋東武百貨店61番地、美術画廊サロン。
94日(木)〜9月10日(水)まで。この男は“ふくろう”が大好きなのでそれをよく描く。動物好きなので白馬ペガサスや星座たちの絵、猫や犬をやさしい、心を込めてエアーブラシと油絵で描き上げる。

難病で体と手が動かせない私の大尊敬の巨匠から“ふくろう”を彫刻刀で掘りあげた作品の写真と、平清盛はきっとこんなではなかったのかとイメージをした清盛の絵が手紙と共に送られてきた。凄い執念に目頭が熱くなった。
手紙には彫刻はとても楽しかったと書かれてあった。

高校に通っていた頃の友人から「吉例 杵柄寄席」の葉書が届いた。
10月18日(土)2時〜深川江戸資料館小劇場、入場料は五百円とか。
この男は本当に見上げた男だ。
もとは日テレの社員、NTVの長寿ドキュメンタリーの敏腕プロデューサーだった。正義感の塊の様な男。高校一年ヨタっていた私を友として扱ってくれた。以来50年忘れずに誘ってくれる。

ヘアメイクの世界の人気者だった人が京都の丹後に居を移した。
この人は何しろやることがセンスに溢れている。
神田駿河台で、丹後で知り合った人々のタンゴ・ポートレート写真展をやった。後輩と見に行ったが実に良かった。その会場がまたサイコーであった。入り口にヘルムート・ニュートンの巨大写真集があった。重さ数キロ、その大きさは畳三分の一位、紙をめくると怪我をする。コレ、いくらと聞いたら非売品だった。

“芸術の秋”みんなそれぞれ人生の後半を生きている。

9月4日(木)茅ヶ崎市民会館、劇団四季による「キリスト最後の七日間」夜七時開演、チケットを2枚買っておいたが行けなくなったので愚妻と友人が行った。
帰って来て、行かなくてよかったんじゃない、なんかつまんないっていうか出来がワルイだと。芸術がわかってないんだから仕方なし。

みなさん値上げ、値上げで頭にきている時は、何かを描きましょう。彫りましょう。落語でも聞いて笑いましょう。

ところで「ふくろう」と「みみずく」の違いを知っていますか。
私は先日知りましたよ。


2014年9月4日木曜日

「座布団はコワイ」


座布団といったらみなさんは何を連想するでしょうか。
“笑点”でいい解答したらもらえるものとか、お客さんが来た時に出すとか、お父さんがテレビを見る時に折りたたんで枕代わりにする、とまあこういうのがフツーなのです。
が、これが極道者の社会では大変な意味を持つのです。

男と男の社会にとって座布団は自らの貫目を表すのです。
一般社会でも結婚式の席順とか、お通夜やお葬式、祝賀パーティーなどの慶弔事での序列を間違えたためにとんでもない事となったケースも多いはずです。
なんであいつよりオレの方が下なんだとなるのです。

座布団の位置は序列の事なのです。
自分の親分や兄貴分、兄弟分が本来なら上席なのに、座布団の位置が下だったとすると間違いなく恥をかかされたとなり、命をかけたやりとりとなるのです。

第二次安倍改造内閣と同時に自民党の党三役が替わった。
かつて総裁だった谷垣禎一氏が、座布団が下の幹事長となった。
政権与党の幹事長は大臣二つ以上といわれるが、男の世界なら笑い者となってしまうだろう。安目(やすめ)を売るという男の恥なのだ。

谷垣禎一氏の師は宮沢喜一氏であった。
かつて総理大臣経験者が座布団が下の大蔵大臣になったといわれ安目を売った。
安倍晋三総理が病気悪化でもしもの事があったら次は、などと思ったのかも知れない。
いずれにしても座布団の位置が軽くなったもんだ。

極道者の世界ならオリャーナメとんのか、恥かかせやがってとなって東映のヤクザ映画の様になるのです。石破茂前幹事長などは、座布団を取り上げられてもケツをまくれなかった。安目を売ったというより、売れないバーゲン品となってしまった。
今度の人事で恥をかかされた多くの人間はこれからどう男を売るのでしょう。
女を売るのでしょう。
政界は一寸先は闇といいます。


それにしても高市早苗氏を見ると新宿二丁目のオカマバーを見る気がします。
松島みどり氏などは名前はみどりなのに真っ赤づくし、まるで錦糸町当たりの安キャバレーのレンタル衣裳の様で見られたもんじゃない。
この女性が死刑執行の命令を下すのである。

「映画野郎と映画少女」




映画野郎はコーフンしていた。
昨日カナダで開かれていた「モントリオール映画祭」で、男がプロデューサーとして仕切った作品が「最優秀監督賞」を受賞したのだ。

男の名は「星野秀樹」。都立大学出身(現在の首都大学)の映画野郎だ。
作品名は「そこのみにて光輝く」。受賞した監督は「呉美保」さんだ。

午後のニュースで知ってすぐに電話を入れると、ルルルルル…あっこれは海外にいると思った。発信音ですぐわかった。
もしもし、星野ちゃん、ハイ星野です。
おめでとう、ヤッタネ、どうもありがとうございます、すごくコーフンしています。
今、みんなでパーティーをやっているんです。
いつ帰るの、明後日です。
それじゃ帰ったら御祝いをするよ。
そんな短い会話をして終わった。

主演の綾野剛も一緒だったはずだ。池脇千鶴もニュースに映っていた。
呉美保監督は37歳、大林宣彦監督の愛弟子だ。
その大林さんは黒澤明監督の弟子であった。映画野郎の魂は引き継がれて行く。
低予算の映画製作は並大抵の苦労ではない。
星野秀樹は間違いなくこれからの日本の映画界の代表選手になるだろう。
否、すでに何作も名作を手掛けて代表になっている。

この映画の原作者は北海道室蘭出身の「佐藤泰志」、芥川賞の候補に5回なるもその賞を得られなかった。41歳の若さで自ら命を絶った。今この作家が見直されている。
最近観た映画でNo.1は「そこのみにて光輝く」だ。きっと再上映されるだろう。
一人でも多くの人に観てもらいたい作品だ。

来年は私が今製作している作品で世界に挑む。
超低予算だが映画野郎たちが手弁当で集結してくれている。
吉永小百合は女性だが、ステキな映画野郎だった。
彼女がプロデュース&主演した作品が、審査員特別賞グランプリを受賞した。
震える声でスピーチするその姿は、69歳だが少女の様に可愛いかった。
いつまでも映画少女なのだ。

夢を追っている人は、男も女も美しい。

2014年9月2日火曜日

「ジンとオイルサーディーン」



人生とは失敗、失策(エラー)が連続する事をいう。
成功は数少ない。
成功者というが人がいるとしたら、その人はきっと自分はまだまだ失敗者だと思っている人だろう。頂点とは、これから落ちて行く場所の事だ。
一流の人間は決して頂点まで登らない。



野球史上これほどの凄い記録を知らない。
全国高校軟式野球大会で優勝した中京高校は、4試合79イニングで野手の失策はゼロだった。唯一の失策は投手の悪送球の一つだけ。
いかに優れた指導者がいい教え方をし、それに選手が応えたかがわかる。
中京高校は頂点にたったが、指導者はまだこれからだと思っているだろう。
ぜひ会いたい人だ。

防災の日だった昨日は、雨が降っていた。
我が国は防災大国、何度も何度も失敗と失策、失政を繰り返して来た。
みなさん防災グッズはちゃんと揃えていますか。
ずっと保管していた缶詰や乾パンを食べ尽くしていませんか。
ロープはちゃんとありますか。
呼び笛は、懐中電灯は、ローソクは、マッチは、手回しラジオは。


私は鯖缶と鯨缶と、カップヌードルやオイルサーディーンを食べてしまいました。
マズイ!失敗した。買って来ないと。
ジンフィズやジントニックと、オイルサーディーンは実によく合うのです。
全く駄目な男なのです。

2014年9月1日月曜日

「ハッピーより、ホッピー」




夏の終わりは八月三十一日(日)ピッタリの日付で終わった。
九月一日は当然月曜日だ。これがいいスタートである事を願う。

夕方の海岸から見る富士山は赤く染まっていた。陽は早く山の中に消える。その速さは加速して一気に秋となる。塩干トンボに混じって赤トンボが季節の移り変わりを告げていた。ガソリンを燃やした様に熱かった炎暑と、天を破りありったけの雨を降らした夏は、細長い山林の国、日本の運命と宿命を見せつけた。

TVでは善意の押し売り、偽善のイベント24時間テレビを視聴率稼ぎのためにバカバカしく流していた。犬好きの友人夫婦がソフトバンクのCMを見て怒った。
もういい加減このシリーズ止めさせよ、犬がかわいそう、電流流してブルブルさせているみたいで酷すぎる、サイテーだと。
実は音の振動なのだが、私もこの作り手の幼児性を見る。
動物虐待はその症状の大きな一つだからだ。きっと、犬が嫌いなのだろう。

自民党の石破氏という根性無しが、本性の弱さをさらけ出し赤っ恥をかいた。きっと次はキミだからさ、なんて言われたのだろう。政治の世界に次はない。
権力者の甘言にグラグラするようでは、駄目者だ。子分たちは引き潮の様に石破茂のもとを去って行くだろう。元々大した男じゃない。

政府は株価吊り上げの為に我々国民が収めた年金を、国債から株の投資へと大移動させた。どーんと株が下がると国民の年金はガアーンと下がり地獄絵となる。
マスコミはそれを大きく報じない。ロシアは汚いズル国家、その本性をむき出しにして来た。イスラム国、シリア、イラク、ウクライナ、問題は冷戦時代以上の緊張を迎えている。マスコミはそれを大きく報じない。
日本国の平和憲法改悪は着々と進んでいる。

全国軟式野球大会には驚いた、劇画より劇的だった。
中京対崇徳、延長何と50回。四日間の死闘はもっと熱く報じられるべきだろう。日刊スポーツは一面でその経過を報じていた。30で勝った中京は直ぐに決勝へ。そして三浦学苑を30で破り優勝した。

高校野球の青春は硬球ばかりではない。
神奈川県海老名にある“三水公園球場”孫の公式戦第二戦、十一時四十分プレイボール。いきなり6点、二回に3点、三回に2点、計11点を取られてコールド負け。
0 11相手は強かった。
第一回戦は延長8回サドンデスで32のサヨナラ勝ち、大コーフンさせてくれたから、行って来いだ。

お世話になっている会社の新ブランド立ち上げまでいよいよあと二ヶ月、野球でいえば9回に入った。延長戦は許されない。敗北もまた許されない。必勝を期して全力を尽くして行く。プロフェッショナルの力を結集している。新しいコンセプトがきっと新しい時代を告げるはずだ。

夏の終わりは焼肉店、日本酒一合とホッピー一杯ですっかり酔ってしまった。家に帰り、テレビの前で眠ってしまった。目が冷めてテレビドラマを流す。
八時三十八分「黒田官兵衛」竹中直人の豊臣秀吉が、伴天連追放じゃ、なんて命令をしていた。♪〜赤トンボ羽根を取ったらアブラムシ。そんな歌を思い出していた。ハッピーより、ホッピーだった。


今日は防災の日だ。みなさん真面目に訓練をして下さい。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 

2014年8月29日金曜日

「SAY・YES」



倍率126倍といえばあなたは何を想像するでしょうか。
商店街の一等賞や宝くじの二等賞、銀座のクラブ創立記念の三等賞。

実はASKAの初公判の傍聴券の事。 
21席に対して長蛇の列をつくった人の数が2646人。
で、私でも出来る計算をすると126倍となる。
この人数の99.9%アルバイトで集められた人々なのだろう。

専門の仕出し屋が手配した人たち。時間給は3000円位〜◯×円?。
朝日、読売、毎日からNHKNTVTBS、フジTVなどの報道各社が雇ったのだ。
これは話題の事件の公判の時に毎度行われる。

ASKA事件の報道の狙いはただひとつ。 
ASKAがシャブを使ってどうSEXをしたか、それを記事にしたいため、次にパソナとの関係、次に未だ黙秘を続けている女性との関係、その次に入手先との関係(これはすでに一部うたっている)。
傍聴場面を描くスケッチ作家の席も確保しなければならない、という訳で傍聴券を入手した貴重な一枚が、グイグイ高値となる。このバイトだけで食っている連中も多い。

裁判所に入ると、各法廷にその日行われる公判の札が出ている。
裁判マニアは毎日通って面白そうな法廷で公判を傍聴する。
それを売れない作家から人気作家、大御所までがピンからキリの値段をつけその一部始終を買い求める。それらを足したり、引いたり、掛けたり、誇張拡大したりして何とか本に書く。出版社の編集長とか編集者は、異常に本を読んでいるので、ちょっとやそっとでは本にしてもらえないからだ。

世の中の人はスキャンダルが大好き、人殺し事件大好き、警察もの大好き。
要するに人の不幸が大好きなのだ。ヒマな人は一度裁判所に行って見ると、その実感が目に出来る。ヒマにマヒした人は、テレビの前で、アッあのメガネはどこのとか、あのスーツはどこのとか、あのシャツはどこのブランドとかを言いながらヒマを潰す。

世の中でいちばん始末が悪いのは、ヒマを持て余している人たちと言える。
この人達の噂話が多くの冤罪を生んで来た。

ほっとけ、時間があるのなら何かしろ、働けと思っているのだ。
口に筆をくわえて絵を書く人も、足の指に筆を挟んで書を書いている人もいる。
難病で体がカチンカチンになっても、動くところを動かして生きている証を残している人もいるんだ。“人”は体が動く“間”は働かなければならない。
だから“人間”というのだ。ASKAよきっと再起し世の中を見返すんだ。
未だ才能は有り余る程残っている。大丈夫、勝負はこれからだ。SAY!YES!

2014年8月28日木曜日

「初秋刀魚」




湿った海岸を歩くと足が砂の中にグツグツと入る、その感じが好きだ。
海岸には荒波が運んで来たゴミや流木が山ほどある。
カラスが何匹も群がっている、ひと稼ぎした海の家の片付けも終わっている。

全然ダメだった、去年の半分位しか売り上げられなかったと海の家を出していた男たちは言う。台風が多かったせいか、たまには見える青い海はなかった。
心なしか遠くに見える富士山も、江ノ島の灯台も元気がない。

私は混雑している海には近づかない。
トワ・エ・モワの歌ではないが「誰もいない海」の方がいい。
夏の終わりはもうすぐだ。私の好きな海岸を歩くと、名は分からないが何度かに一度分厚い大きいな貝殻を見つける事がある。
その貝殻に願いを書くと叶うと子どもたちに言って集めた貝殻が数十個壺の中にある。私が鬱の頃見つけた貝殻には、気合とか根性だとか、チクショウの文字が多くある。

八月二十七日(水)の午後四時頃、曇りだったが自転車で海岸に行った。
雨が少し降って来たので直ぐに帰ったのだが、ちょっと海岸に出るとあの貝殻が二個も見つかった。滅多にない事だ。持ち帰り水で砂を洗った。まだ何を書くかは決めていない。

秋が急ぎ足で近づいているのを感じる。暗くなるのが早い。
夜、今年初めての秋刀魚を食べる。嘴が黄色くて、ふっくら太っているのが旨いのだが、愚妻はそんなところは見ずに、長いきゅうりが弓みたいに曲がった様な、細々としたものを買って来た。

きっと去年の冷凍物だろう。
秋刀魚独特のジュージューの感動がなかった。
脂が乗ってねえなと言えば、大差ないわよで終わり、考えてみるとこのひと言の会話は三日振り位であった。オバサンたちがコンビニの入り口にあるベンチに座り、アタシ昨日の夜、コオロギの泣き声を聞いたわよと言っていた。

2014年8月27日水曜日

「眠る前に」




このブログを書いているのは、八月二十七日(水)午前四時四十八分五十二秒、外はほんのちょっぴり雨、久しぶりにイカレクーラーをつけないでいい。
トマトとキューリと、トウモロコシと、ハムのサラダをフォークで突っつきながら、いつものグラスにハイボールを作る。

NTV「おはよん」を見る。
5人の女子アナの名は知らない。5人とも疲れ切ったBarのホステスさんみたいだ。
特に真ん中のメインの女子アナのヘアースタイルは最悪だ。他の4人も同じヘアーメイクはついているのだろうがお化けみたいだ。
5人共に仮眠から抜け出たみたいでネムそうだ。

巨人と阪神は巨人のサヨナラ勝ち、タイガースはここの一番でネコになる。
女子柔道の試合、あんな女子柔道家に寝業に持ち込まれたら逆セクハラだな。
福島で仮の住まい生活に耐えられなかった58才の主婦が焼身自殺した。東電はオレたちのせいじゃねえよと突っ張ったが、当然敗訴した。
ユリゲラーというインチキ男が又、スプーン曲げに来日とか、67才にもなっていつまでもスプーン曲げてんじゃねえ。
アイス・バケツ・チャレンジというアホな寄付活動に賛同したマヌケが池に飛び込んで死んだとか。私の高校時代の恋人はALSで死んだ。だけど私はバケツの氷水なんてかぶらない。氷水かぶった奴は100ドルを払わないって事なのか(?)、それとも両方(?)。
日本海で地震が起きたら、津波が早い所には1分で押し寄せてくるとか、学者たちは国からオドされているのか、浅波の高さは低く見積り、
渋谷の道玄坂で3ヶ月の幼児を殺した18才の女性がエクスタシーを感じていたとか。
安倍首相と石破茂が差して会って話をしたとか、スケールの小さな政治家同士の対話だ。

私はこれから少し眠る事とする。


広島の人々は酷い状況だ。
アメリカでも西の方は何百年に一度の大干魃で野菜は絶滅みたい。
東の方は何百年に一度の大洪水。

文明はその文明を作ったものによって滅ぶという。
歴史を見ない者は、今が見えないという。
今見ている現実はかなり酷いものなのだが、未だ見足りないというのだろうか。

昨日のブログを訂正する。NHKのドラマの中に出て来る、フェルメールの絵の題名を「聖プラクセディス」に変えさせていただく。

夏の終り、みなさんくれぐれも油断なき様に。なんでも有りの世の中だから。

2014年8月26日火曜日

「どーでもいいか」


シラス丼 ※食べログより


高校生のところに一人の家庭教師が来る。
美しい、白ずくめのファッション、十字架のネックレス。
江ノ電が走っている。遠くに江ノ島の灯台、流木に座る女、そこは稲村ヶ崎。

勉強嫌いの高校生には優秀な兄が一人、美しい家庭教師に勉強を教わる、高校生の視線は先生の胸の谷間。何日か目部屋の中で先生に抱きつきキスをする。
それに応える先生、二人は関係を持つ。その日を最後に先生は消息不明に。

がんばって東大に入って私を恋人にしてねの言葉を思い出し猛勉強、そして東大法学部に合格、あっという間に九年後、高校生は東大在学中に司法試験に合格、とある弁護士事務所に入る。看護師の恋人が出来ている、結婚を約束していた。

テレビのニュースが流れる弁護士事務所。そこに警察に捕まった一人の女。
男二人を殺し、一人を寝たきりにしてしまった。
その人には多額の保険金が掛かっていた。
テレビや新聞や週刊誌は連日の大騒ぎ、稀代の悪女だと。
母親があの先生にソックリねと言う。

ある日弁護士事務所の所長が言う、あの美人の事件は裁判員裁判、女は弁護士を探していると。そして面会に行く事にする、若い弁護士を連れて。
面会室、女は白いファッションで現れる。私を信用できますか、私は死刑制度に反対なの、死刑だけは避けたいと。
かつての高校生、今は若い弁護士になった男と目と目が合う。
拘置所内の女、思い出し笑いをする。手を合わせ祈る。

自称美術コーディネーター、好きな絵はフェルメールの「牛乳を注ぐ女」優秀だった兄は引きこもりになっている本の山の中、パソコンの画面には白いファッションの女の映像。女は弁護を依頼して来る。
勿論あの高校生だった弁護士、午前一時二十五分〜二時十五分までの間にこれだけの事がドラマの中に起きる。

原稿を書きながら振り返りつつ見てしまった。再放送だった。
JUJUの主題歌「ラストシーン」が流れる。
ドラマのタイトルは「聖女」白いファッションの女は広末涼子、高校生から弁護士に成ったのは永山絢斗であった。

多分この二人はこのドラマがキッカケで結ばれる。
広末涼子はキャンドルアーティストと離婚する。そんな現実のドラマを感じた。
まぁ〜どうでもいい事だが。

悪女、毒女、鬼女、怪女、殺人鬼、この頃の事件は怖い女性が主役だ。
事実は小説より奇なりの毎日だ。女性には決して逆らってはいけないのだ。
自民党の代議士橋本聖子がスケートの高橋選手とキスをしてしまったとか。
どーでもいいか。

湘南名物シラス丼で都会人に人気の店「あさまる」が食中毒を出したと記事にあった。
どーでもいいか。