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2010年1月6日水曜日

人間市場 元気市篇




杉浦昌さん七十歳。この人には心から敬意を表す。

小さい、細い、でも凄い。右手がなんとも細い。生まれついての体であるという。なんでもポリオの影響であったと、底抜けに明るく、前向きの人。中央大学法学部出身、ご当地のマラソン大会の時は目の不自由な人と紐で繋がり併走する。杉浦さんはいつも首から紐を輪にしているその中に右手を入れている。

その杉浦さんに江ノ島バナナボーイズというチームの選手たちを紹介してもらった。

この人たちは、みなさん体がご不自由な人たち。車椅子を自分で操作して体育館に集ってくる。ローリングバレーというスポーツをするためだ。下半身が不自由な為、みんな床に座り、転がる、体中の使える所を思い切り使う。手足の関節にはサポーター、ネットの上にはボールが上げれない為、ネットの下をボールシュートするのだ。

四、五人ずつが左、右に分かれて試合をする。全国大会を目指し練習する。コーチは健常者の若者二人。声にならない声を出し、叫びにならない叫びを出す。

杉浦さんの解説によると、ああやって怒っているのは、もっと自分の使える所は使えと言っているのですよ。

写真を撮っていいですかねと言うと、全然OKですよと言った。みんなたっぷりと汗をかいている。若者から中年、老人まで。杉浦さんは言う、この人たちは決して自分たちを見て同情をしなくて。逆に自分たちを見て元気になって欲しいと言ってるんです。練習が終わったらみんなでビールを飲むんですよ。ハンデがあるからって家の中に引き込んでいない様に、そう言いました。

五体満足の私は元気を沢山もらいました。反省もさせてもらいました。みんなちゃんと仕事をしているとの事。元気を出せ五体満足の人よ。

1 件のコメント:

sakon さんのコメント...

明けましておめでとうございます。本年も何卒宜しくお願いいたします。写真から元気が伝わってきます。自分も五体満足の幸せな人間です。もっと頑張ります。