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2010年1月10日日曜日

人間市場 天才市篇

この世の中に凄い人は沢山いる。
100mを9秒台で走る。100mを46秒台で泳ぐ。鉄の球を90m以上飛ばす。
一本の棒で5m以上もの高さを超える。走る、泳ぐ、投げる、飛ぶ。
より高く、より速く、より遠く。オリンピックの選手は皆凄い、超人である。
プロ野球、プロテニス、プロレス、プロゴルフ、プロバスケット、プロフットボール、プロサッカー、プロは皆天才である。

しかし恐縮ながら、この人達は人生の相手にして恐いかというと首を傾げたくなる。叱られるのを承知で言えば、一歩間違うと馬鹿みたいなのである。
例えばサッカー馬鹿、野球馬鹿、ゴルフ馬鹿、テニス馬鹿、格闘技馬鹿というように、とめどなく馬鹿がついて回る。お前それしか出来ないのかとか、お前他に話題はないのかと馬鹿にされる。その道にのめり込んだ為に、他の道を知らない。その道しか知らない為に人生の迷子になってしまう。

故に、まさかあのスポーツマンがという人ほど間違いを犯す(Tウッズもそうでした)。過ぎたるは及ばざる如しである。何も道を極めたるを侮辱する気は更々しない。見上げてごらん夜の星をである。私が声を大にして言いたいのは、色んな人と出会い色んな遊びをしなさい(手錠をかけられる遊びではなく)という事である。

世にも恐い人がいる、底光する様な人がいる。総じて、目立たない、どこにいるか判らない、何を考えているのか判らない、吹けば飛ぶ様な感じである。昔から「あの馬鹿が」等と言われたりする。どっこい、こういう人が一番手強い。凄い、えらい、恐い。

プロスポーツの人の様に、凄い事が凄い数字とか記録で判れば、凄いですねと言えるけど、ものすごい人は判断不能なんです。
記録では表されないんです。
吹けば飛ぶ様な将棋の駒の様な人、部屋の片隅で黙々と答えのない答えを探している人、公園なんかでボーッと空を見ている人、湖面に向かって石ころを投げ続けている人、会いたいですね。
オーラを頂きたいです。皆さん、皆さんが小馬鹿にしている人の中にいるんですよ。凄い人、恐い人、天才が。あのアホがと思っている人、是非ご紹介下さい。

1 件のコメント:

sakon さんのコメント...

ごく身近にそんな天才はいるのかもしれません。自分たち凡人には分からない、気付かないんでしょうね。