塩おからとんぼ |
「王将」という歌をヒットさせた歌手といえば故村田英雄だ。
決して餃子の王将の歌ではない。将棋指しの坂田三吉をモデルにした歌だ。
♪〜生まれ長屋の八百八橋というフレーズがある。
村田英雄はこれをヤオヤバシと歌ったというエピソードがある。
これはある作曲家が語った愛嬌だ。
ウソ八百という位だから世の中はずっとウソだらけだったのだろう。
船場吉兆がウソにウソを重ねて廃業した頃すでに阪急・阪神ホテルはウソ八百を始めていた。阪急の祖、小林翁があの世でこれを知ったら怒り八百を持ってこの世に戻って来るだろう。
ある年、ある坊さんがその年の一文字を「偽」と書いた。
既に忘れられたが北海道のミートボール屋さんとか、東横インとか、姉歯建築事務所などがやり玉にされて連日賑やかであった。
誰かが密告(チクリ)したのだろう、偽装は内部告発から世にさらされると決まっている。謝って済むなら警察はいらねえんだよ、という警察も偽装だらけ。
東京電力なんか未だにウソ八百を垂れ流し、汚染水も垂れ流し続けている。
安倍晋三総理などは、完全にブロックされているというが「完全」の二文字を官僚の作成したウソ八百を使い分けている。何にも決められない民主党から何でも決めちゃう自民党となっている。
TPP問題なんかはどんどんウヤムヤになって来た。
農家の減反保障の廃止とか、老人医療負担一割増しとか。
次々と公約破りだ。
かつて稀代の悪法といわれた治安維持法を特定秘密保護法案と名を変えて立法化しようとしている。
この法律は例えばファミレスで二、三人で世間話をしていても、オイ、何を企んでいるんだとしょっぴく事も可能になる。
話している相手が中国人、ロシア人、韓国人、インド人、パキスタン人、イラン人、イラク人、トルコ人、アフガニスタン人となれば更にその確率は高くなる。
外国人は治外法権があるので見逃すとしても日本人は疑われたらずっと追跡される事となる。
外国語を達者に使う人間はスパイではとチェックリストに載せられるだろう。
外国語学校や英会話教室などは元々スパイが多いと疑われてきたからこれから更に目を付けてられる事となる。
ジャーナリストが夢だった、憧れだったという「みのもんた」が自身の言葉を巧みに操って「みのもんた」による「みのもんた」の禊ショーを行った。
先ず最初に謝罪するのは被害者であり、自分が出演していた局であり、番組を提供していたスポンサーだろうと思う。息子に向かって何かひと言といわれ、「バカヤロー」と言った。それはきっと自分を追い込んだジャーナリズムに対しての気持ちでもあったのだろう(とりわけ自分が身を置いている芸能ジャーナリズムに)。勿論自分に対してでもある。
私なりに考えると息子が起訴されそうな事を察知して行動を起こしたのだと思う。
財布を盗んだ相手に示談にしてもらうためにが本筋だろう。
ラジオなんかで突っ張っているとマズイ事になりますよと当局からアドバイスがあった筈だ。
息子よ、お前の人生はまだ長いこれからだ。俺の身にかけてお前を更生させたい。
父は全てを失うが、お前への愛情は失わない。それだけで十分だった。
「子は育てた様に育つ」というから、私もこの機会に我が身を振り返るのだ。
台風で順延になっていた孫の運動会が十月二十七日(日)快晴の中で行われた。
小学生たちにウソ八百はない。一人ひとり一生懸命全力だ。
親は勿論、応援する親族一同、ご近所一同この日ばかりはみんな仲良しだ。
大人もはじめは子どもだった。指切りげんまんウソついたら針千本飲ますと誓い合った。秋風に揺れる万国旗の下、リレーの選手となった孫が全力で走り友達にバトンを渡す姿を見て、あ〜俺にもあんな真っ白い時があったなーと思った。
毎日運動会だったらいいのにな〜。秋になると必ずこの思いをする。
トンビが数羽空から弁当を狙っていた。トンビもまた、子を育てて居るのだろう。鉄棒のところに塩からとんぼが止まっていた。秋は一気に深まって行く。ガンバレ、ガンバレ大人よだ。
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