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2014年5月19日月曜日

「人間はやさしい」


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五月十七日(土)快晴なれど風強し、船橋市立夏見台小学校の広い運動場には万国旗がXに交差し、風に吹かれて音を立てているのを見ると、子どもたちを応援している様であった。紅勝て、白勝てと。

この日は私の愛する娘の子、二人の孫の大運動会であった。
五年生の女の子、二年生の男の子。前の日から泊まり込みであった。
全校生徒は700人位とか、オジイチャン、オバアチャン、お父さんにお母さん、兄弟や姉妹がいればその人たちも応援に来ている。

一人の子に4人から6人位の応援の数だから約3000人近くが来ていた事になる。
「リレーに出るから見に来てね」「組体操の上に乗るから見に来てね」の連絡があった。勿論運動会には必ず行く。

友人の奥さんが62歳で亡くなり幡ヶ谷でお通夜があった。
このところ若くして亡くなる人が多く辛い。
会社の人間4人と出席し、幡ヶ谷のお寿司屋さんで献杯をした。
それを終え船橋に向かった。

運動場の子どもたちはみんな明るく、元気であった。
この子たちの未来が平和である事をつくづく思った。
私の側で何人かの女性が大声を出して最終種目のリレーを応援していた。
紅・白各三人ずつ、五年生と六年生は一周150メートルだった。

キャー、ギャー、ガンバレ!キャー抜いた抜いた、勝ったぁ〜良かった〜とメガネをかけた女性が絶叫し、泣きまくった。六年生で一人とんでもなく速い子が走った、そのお母さんだったのだろう。

負けていた白がリレーで逆転した。白の勝ちとなった。
孫の女の子は紅で悔しいとなり、男の子は白が勝ったと大喜びだ。
今、世界はあちこちで戦争の火種を生んでいる。

小学校の万国旗は、日本も、中国も、ロシアも、韓国も、米国も、ベトナムも、タイも仲良く等しい間を保って子どもたちを見守っていた。

おにぎり、玉子焼き、ウインナー、鶏の唐揚げなど四段重ねのお重箱には運動会定番のメニューが入っている。これ以上旨いものはない。
大人たちもこの日ばかりは喧嘩したりはしない。

一人の男の子が不自由な体ながら一歩一歩進み、トラック半周をちゃんとゴールした。
運動場全体がその子を見守り続けゴールと同時に全員が拍手を送った。
心から感動した。人間はみんなやさしいんだ。

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