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2016年11月4日金曜日

「文化の日」



前夜、強く降っていた雨はすっかり上がり、神奈川県大和スタジアムは久々の晴天になっていた。別名ドカベンスタジアムといわれる。
グラウンドの入り口には水島新司氏が生んだ人気漫画の主人公ドカベンのでっかい彫像があった。

午前九時試合開始なので目覚まし時計を六時半にセットした。
早く寝ようと十二時頃にふとんに入ったが結局眠ったのは午前二時を過ぎていた。
やけに腹が減っていたのでトーストを一枚焼いた。
紅茶を少し飲んで再びふとんに入った。睡眠導入剤といつもの酒を追加した。
目覚まし時計が鳴った時テレビは付け放しで、小さな電気スタンドも付け放しであった。枕元に週刊文春が開き放しになっていた。レコード大賞に裏金一億円の記事があった。

辻堂⇔藤沢⇔大和と東海道線と小田急線で行くことができる。
八時半頃スタジアムに着く、素晴らしい球場であった。
ミサワホーム杯親善野球大会、相手は“横浜金沢”であった。
前の週の試合、横須賀スタジアムで愛する孫(中二)は三塁打で二打点、満塁ホームランで四打点、試合は7対0で六回でコールドゲーム勝ちをした。
夜ビデオでそれを見てみんなで大拍手をした。相手は強い“保土ヶ谷シニア”であった。

体の小さい孫も少しずつ大きくなり練習の成果が出てきたのと、食事の量が増えパワーがついて来ている。このところ当たっていると聞いた。
スタンドのベンチは未だ雨が残っていて、太陽の強い光を浴びて一気に蒸発していった。朝寒かったので厚着をして行ったがすぐに一枚二枚と脱いだ。

息子のお嫁さんが当番で朝五時に起き、一度ホームグラウンドで集合し他のお母さんとお茶やらコーヒーを用意してグラウンドにいた。
この日お嫁さんが家に帰って来たのは夜九時少し前であった。

3対4で残念ながら敗けてしまった。孫は三打数一安打であった。
一番サード第一打席いきなりセンター前ヒット。六回打球が来たが軽快にさばいた。
試合開始直前お嫁さんの携帯に私宛の電話が入り私はそれに出た。
決していい内容の話でなかった。気分はドスンとなったが声援を送り続けた。
第一試合に勝てば午後一時からもう一試合であった。
が、敗けたのでみんな荷物を乗せてそれぞれ寒川神社近くのホームグラウンドに帰り、練習であった。11人の少年たちはクルマに乗って行った。涙と無言であった。
最終回一点を入れて、あと一本ヒットがでれば同点であったが勝負は甘くない。
当番のお母さんたちもヘトヘトになる。
職人の息子は仕事に出ていて試合を見れなかった。

この日船橋の娘の息子(小四)がサッカーの県大会を九十九里の方でやっていた。
第一回戦4対0、第二回戦3対1で勝ってベスト16になったと電話が入った。
孫は一ゴールを決めたと聞いた。私にとってこんなニュースが何よりの話なのだ。

久々に藤沢駅ホームの大船軒で、チャーシューメン(520円)を食べた。
実はこのラーメンが格別に旨いのだ。さっぱりとしたしょう油味で人気なのだ。
小田原行が16分遅れなので食べる事ができた。
列車に乗り座ると一気に眠気が来てしまった。

家に帰り返却日となっていた映画「殿、利息でござる」を観た。
これはいい映画であり勉強になった。大船軒のラーメンに匹敵するいい味であった。
史実に基づいている話で、現代の金儲け第一主義の人たちに是非オススメだ。
監督よし、カメラよし、照明よし、何より一人ひとりの役者よし、歴史家磯田道史氏の原作よし。代官様は悪い人ばかりでなかった。
役人社会の仕組みは現代以上に複雑であった。
戦のない時代、武士が多過ぎるのでいろんな役職をつくり、縦割りの仕組みがあった。
人間ヒマほどの敵はない。週末是非ご覧あれ。


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