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2011年9月6日火曜日

「深夜2:50の事」


この頃すっかり見たい番組がないという言葉が巷で広がっている。


食べ物の値段当て、集団クイズ、集団で何か挑戦、投稿ビデオ、オカマの超デブやニューハーフやオーディションで集めたセミプロの自称有名大学生たちのイジリトーク番組、お笑い芸人イジメ等々低予算で作る低脳バラエティーのてんこ盛り。



人間はどうしたら阿呆と馬と鹿になるかの生体実験、そしてその実験は成功したかの様に思われていたが実は人間は少し賢かった。


低能な番組制作担当プロデューサーのもとに有能であったが低能にされた外注制作プロダクションのメンバー。大相撲の八百長と同じで全てのバラエティ番組は台本が用意されている。

それはそれで仕方ないがその質があまりにおそ松君なのである。


お笑い芸人の半分位は大なり小なり「鬱」状態。自分の将来が不安なのだ。

彼等は本来は実にまっとうで勉強熱心で真剣で教養人なのだ。吉本系、ジャニーズ系、浅井企画系、島田紳助系、ビートたけし系、明石家さんま系、タモリ系、志村けん系、和田アキ子系などなどに系列化されている。


夜の竜士町オカマバー、そこはある系列の溜まり場、どんより暗い店内、深夜三時、大きな怒号が飛ぶ、テメーアイツとアイツと親しくしてんじゃねぇぞ、オイオラわかってんのか、オメーラみんない一束なんぼの芸無し芸人だっつうの、分かってんのかよぉーバーカなんてボスに叱られている半土下座体制ですいませんすいませんと平謝り。

テメェー今度アマゾン奥地でワニを捕まえる番組とかピラニアだらけの河に落ちたらどうなるかなんてヒデェー番組に出させるぞ。なんてもうベロベロ酔っ払い状態。オカマのママがハンカチで涙を拭いてあげながら、ね、あやまんのよ、がまんよ、ピラニアなんて一匹二匹なんて恐くないんだから、フライにして食べましょ。ボク、アマゾン行きたくない、ワニ恐いです。大丈夫よワニなんて、とっ捕まえてカバンやバンドや靴やお財布にしましょう。お肉だって結構美味よ美味。ボク国にもう帰ります。アッタシもう我慢できない。限界の頂点です。



この間なんかとんでもない山の頂点から谷底まで飛び降りさせられたのです。

恐かった、コウモリの大群の中に降りるんですよ。国のお母さんから泣いてもう帰って来なさいって電話があったんです。これでも国大出てんです。ボス登場何二人でメソメソイソメみたいになってんの?オレなんか何して来たかわかってんの?アヒルになったりカメになったり、電線に止まるセミやってたんだよ。オラオラ泣きいれんじゃネェーよ。

なんて会話だか乱話が延々と続く。冷静なる私はやや明るい場所でシコシコと書き物をしていたのだ。


まあ決して形にならないシナリオを書いていた。

テーマは「日本一を目指すまっとうなビンボー芸人」最後はアホー鳥になって金の卵を生み出すというオチだ。その取材のためにその店にいたのだ。私は東京に泊まった時は様々なネタ探しをするのだ。行動は必ず一人。連れがいたら絶対駄目、集中出来ないし相手への気遣いをしないといけないからだ。


ある大きな会社の会議室。

なんだこの低視聴率は、えっいくらなんでも2.7%はないだろう。

打ち切れ、打ち切れ、我が社にこんな低俗、低能番組はふさわしくないのじゃいオー、こんならわかんとのかいオーと急に仁義なき戦い風の広島弁になってしまったそうだ。その席に居た人とおやすい御用のお寿司などをつまみながら話は続いたのです。


私が尊敬する江頭250はいよいよ神の領域に入りましたねなんていうとボスはポッカァーンとして居りました。今私の低能な頭の中はイエス様、江頭250+その父君の江頭245様でいっぱいなのだ。


どの系列に入ってもいないし、凄いインテリで凄い映画マニアだし、きっとアホー鳥の金の卵を岩陰で生んでくれそうだし。

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