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2014年2月21日金曜日

「デコポン」

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「戦争と平和」、軍隊と警察に厳重に守られた中で行われているロシアのソチ・オリンピック、これは一応平和の祭典といわれている。

その近くの国ウクライナの首都キエフではまるで戦争状態となっている。
現大統領がロシアの舎弟分になる方向を示したからだ。
反大統領派はEUを兄弟分にと思っていたから両者の対立となった。
ロシアにとってウクライナは重要な国なのだ。

狡賢い国の代表といっていい国がロシアだ。
日本には日露戦争で負けているので、ノモンハンでは徹底的に日本を打ち負かした。
太平洋戦争の最終場面で一気に参戦し、戦勝国の仲間入りをした。


米国とは表面上手を握っているが、永遠に相入れない両国である。
米国にとって、親露、親中に向かう日本政府はことごとく潰しきた。
右へ、右へ、右へと進む安倍晋三総理は米国にとって許しがたき存在となってきた。

驕る平家は久しからず、盛者必衰の理をあらわす。
欠けない満月はなく、桂馬は高転ぶ。
強大な権力がいとも簡単に滅びて行くのは、蟻の一穴からと歴史は教える。
靖国参拝、特定秘密保護法、慰安婦問題、尖閣問題、普天間問題、TPP交渉、国家権力の教育現場への介入、公共放送NHKの人事におけるお粗末な現状、首相補佐官たちの無知を極める発言の数々、恩師であり政治の師匠でもある小泉純一郎との決定的対立。
原発、復興問題。官高党低による不満のマグマ。

官房長官の仕事は今や毎日失言、放言、暴言、迷言の火消しである。
これほど火消しをする官房長官は珍しい。何もかもお友達人事のツケといえる。
株価だけで持っている支持率だから、官邸にあるスクリーンで株価に一喜一憂するという。それ故言葉だけは勇ましくならざるを得ない。
このまま後三年近く持つ事はあり得ない。

一国を授かる真のリーダーはどーんと構えていないと国が治まらない。
私が、私が、私がというたびに、人が、人が、人が離れていく。

「空樽の音は高い」という(私の事)。
戦争か平和かなどという言葉が気がつくと身近になってきた。
富国強兵などという死語が息を吹き返してきた。
愛国心という教育が押し付けられようとしてきた。

消費税を二年にわたってUPするという。
その先にある恐怖が人間を強気にしているにすぎない。
四月にオバマ大統領が来る時、日本国は完全に経済政策で屈服する。
今はみんなで頭を抱えて国民に対する言い訳を考えているのだろう。

米国の通商代表フロマンは名うてのタフネゴシエーター、日本代表たちとでは大人と子どもほどの差がある。病で体力を弱めている人間には余りに過酷な役といえるだろう。
やはりお友達人事で内閣法制局のトップに起用した人物は長期入院しているのだが、病院から引きずり出されるやもしれない。

官房長官菅義偉がプッツンした瞬間に安倍政権は音を立てて崩れて行く。
蟻の一穴どころではなく、そこいら中穴だらけとなった。

今週末は政治に少し目を向けてみよう。
大マスコミはすっかり翼賛体制に組み込まれてしまっている。
今や正しい情報は夕刊紙の日刊ゲンダイにしかない(?)。

ヒトゴトではない事がゴトゴトと、ファナティックなヒトたちによって起きている。
コラァー!オレに関係ない、ワタシに関係ない、なんてデコポンばかっかり食べてんじゃいの。安倍晋三さんは気さくでいい人なんだよ、取り巻きがイケナイんだよと知人は言う。頂き物の長崎産のデコポンは実にうまい!(敬称略)

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