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2015年4月23日木曜日

「学生は社会人ではないのか(?)」




新橋から乗車した通勤快速小田原行は、八時四十五分位に茅ヶ崎駅に着いた。
なんだよまた雨かよと外は雨だった。

階段を降りるとその先に二人の市議会議員候補者が、白い太い帯をたすき掛けにして(名前が入っている、投票前なので名は伏す)

お仕事お疲れさまです。雨が降っております足元にご注意下さい。 
52歳です、全力で茅ヶ崎をいい街にします。52歳です、茅ヶ崎出身です。
お仕事お疲れさまでした。と頭を直角に下げる。頭の中心に髪はない。

もう一人は、52歳以上と思われる。
お疲れさまです。お疲れさまです。お疲れさまです。茅ヶ崎市政を改革します。
お疲れさまです。私の政治姿勢はまっすぐです。まっすぐです。◯◯△□です(顔は四角い)よろしくご支援をお願いします、まっすぐの◯◯△□です。
とチラシを配るが手にしてもらえない。

バス乗り場、タクシー乗り場に仕事に疲れた人たちが黙々と向かい並ぶ。
無投票で選ばれた各地の市長たちがバンザイ、バンザーイ!とやっている風景をテレビで見ると、バカバカしくなる。定員割れで無投票で議員になるのが史上最多、就職活動をしないで議員に就職出来、かなりの給料や手当がもらえるのだ。 
18歳から投票権を持てる日は近い。

ふと気になる言葉がある。
大学を卒業した若者が、これから「社会人」になるのでがんばります。
すでに二十歳を過ぎている学生は社会人ではないのかと思う。
若者は正しくは「会社人」になりますとか、より責任を果たすべく社会の発展に尽くす人間になりますというべきだと思う。学生だって社会の中に生きる社会人なのだ。

私の家の斜め前に市議会議員選挙の候補者のポスターがビッシリと貼られている。
不気味な作り笑い、修整が上手くいかなかった女性の顔、そんなに恐い顔をしないでよという顔、ほぼ正方形のポスターに人格、人柄、野心、苦心、偽善が見える。

何人かはよく知っている人たちだ。
何いってやがると思う人もいる。未だやるのという人もいる。
わずか一週間の選挙選だ。
それにしても市議会議員が多すぎる。半分で充分だ。

新橋駅で切符を買っていたら、歓送迎会でイッキ、イッキをやったのか、黒いスーツの元大学生、現社会人十数人が酔っ払って奇声を発し合っていた。

あるドキュメント映画を思い出した。
東大を出た男がある市議会議員選挙(補欠)に出て、夫婦で悪戦苦闘する作品だ。
題名はズバリ「選挙」。

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