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2010年3月3日水曜日

人間市場 恐竜市

恐竜期は一瞬にして終わったという。
巨大な隕石が地球に落ち一気に温度が下がり絶滅した。
誰も体験した人はいないから一つの学説である。およそ巨大なものは一瞬にして崩壊する。

トヨタ自動車という恐竜がいる、乾いたタオルでも絞りに絞る経営をして来た。確かに日本の車社会の歴史はトヨタが作って来た。
はじめカローラ、次にマークⅡそしていつかはクラウンにと人生の階段に例えられた。
課長、部長、そして役員にという図式だ。

空飛ぶ恐竜日本航空が2月19日株価一円で48年の歴史に幕を閉じた、墜落である。トヨタは拡大経営、下請け、イジメ、一族経営のツケが回って来ている事に気付いていなかった。あるトヨタ関係者は、トヨタは「鬱」製造会社だと言っていた。

トヨタに関係した業者の中に夥しい「鬱」の人が生まれるという。
勿論社員はもっと多いという。そのトヨタにリコールという隕石が落ちた。始めは小さな石ころ位に思っていたのが甘かった。商売の基本が忘れられていた。
ある役員が運転している人の感覚の問題ではないか、車には問題がない深くブレーキを踏み込めば問題ない、この一人の阿呆な役員の姿にこそ現在のトヨタの惨状があった。

創業者の正統の血筋の新社長にいい城代家老が付いていなかった。茶坊主人事のツケであろうボンボン社長は大のF1好き飛ばす事に生き甲斐を求めていた(耳に痛い事を言う人間も飛ばした)、即ちあんまりブレーキ系統に関心がなかった。歴史はそれを作った者によって滅ぼすという事実に当てはめれるとトヨタは豊田一族によって滅びるという事になる。
ホンダはそれが判っていており本田宗一郎は見事に一族の血の支配をさせなかった。自信も判断ミスが起きない内に第一線から身を退いた。今のホンダは本田ではない。もうバタバタのワンマン親父を知る者も少ない。

愛知県名古屋市は日本の独立国という。極めて特殊な県だ。信長、秀吉、家康を製造したからとプライドが高い。友人が名古屋に転勤になって取引先に行ったら単身でないでしょうね、お墓はもう買いましたかと、真顔で言われたという。つまりこの地に骨を埋めるつもりでしょうねという事なのだ。

新聞は中日新聞、中日スポーツ、野球は中日ドラゴンズ、あの読売ですら大苦戦した。一説には東京への反抗心の固まりだと学者さんは言う。
結婚する花嫁は透明な荷台の中に嫁入り道具を入れて見せて回る、離婚すると見せて回った物はソックリ持って帰る。

一銭の無駄使いもしない、口から出す息でも倹約するという冗談もある。名古屋商人、近江商人、佐賀商人が通った跡はペンペン草も生えないと言われて来た。反面地場産業が育って強い。旨い味、凄い技術、革新のアイデア、気が付けば名古屋産である。ハカシモアルデヨオー等とコテコテの名古屋弁と付き合うとかなり言語感覚の調子が外れる。

ある民俗学者の県民性分析によると、閉鎖的、秘密主義、権力志向、中央への反発が強い。一番の特技は責任を人になすりつける。自己を弁護する自慢体質とか。この度のトヨタ経営陣の不始末を見ると見事にヘボだと思っていた学者の説が当たっているではないか。トヨタの社長の目はどんより輝きを失った、顔はパサパサになって来た、表情が「鬱」ぽくなって来た。しかし米国の公聴会でいい訳をしまくるのだろうか。先日、後輩が五年間トヨタの担当を終えて東京へ帰って来て電話をくれた。後輩のひと言を紹介する。「鬱にならず無事生きて帰って来ました」だった。

もう一つJALという恐竜は完全に政治家と組合の利権にされ滅びた。
巨像が食いつぶされ身売りされたのだ。これからも次々と恐竜たちが滅びて行く。
私などは蟻ん子の様な物、はなから滅びているから失うものは何もない。戦い続けて戦場の露と消え去るのだ。

その昔大きい事は良い事だと言ったが今はその逆、大きいところ程危ないのだ。
少数にして精鋭なるところが生き残って行く。
百貨店は三十五貨店位にしないと終わってしまい、安売り電気屋さんに取って替わられる。大好きな銀座が秋葉原になる日はそう遠くない、バッタ屋の街になる、中国人がワタシヒャクマンカッタヨ、オカネタクサンアルノコトヨ、カッテモカッテモオカネヘラナイヨ、チュウコクセカイイチノコトヨなどとワンタンとシュウマイを食べながらウルセイ事、ミャーミャー猫の集団だ。中国という恐竜もいずれオワルノコトヨ。インディアンウソツカナイ、中国人みんなサボル、ウソツク、SEXバカリ。

中国は七面鳥、頭のトサカだけ赤い共産主義で全身は資本主義だと言った人がいる。人口13億人とも15億人とも18億人とも言う。計測不能、一人っ子政策だから二人目から隠しちゃう。広すぎて全然判らない国、大盛チャショウワンタンメン、トッピングに海苔、モヤシ、メンマ、ネギ、ニンニク、もうゴッタゴッタなのだ。
追伸:元朝青龍が夢の中でこう言ってました。トヨタの黒星の決まり手は「つるし上げ」と。
古来より日本の武士はひと前で「つるし上げ」されるを恥として、又、弁明を恥とした。今回の問題は現社長の前の責任者、奥田会長、張社長でもある。
もしトヨタを守るのであればこのご両人が公聴会の始まる前に見事腹を切って果てる、責任は我々にあると一筆したためそうすればトヨタは守れる。豊田一族はどうか判らないが。

若き織田信長を諫めるために腹を切った守り役、平手政秀の様に。
信長の生涯で泣いたのはただ一度、平手政秀の死を知った時だけと伝えられている。
手柄は自分、失敗の責任は部下へ。この国の滅びよう問題はここ一点にある。武士道の国は無士道の国となった。

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