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2010年3月23日火曜日

人間市場 法乱市


警視庁捜査一課長の仕事は何かと聞けば誰もが、それは事件を解決する事と言うだろう。検察庁の検事の仕事は何かと聞けば誰もが、秋霜烈日悪い奴等を眠らせないと言うだろう。だがしかし人間とは弱き者である。

前者の一課長は部下の女性と不倫関係となり離婚して一緒にならなければ死んでやると脅され続け、更にぶちまけてやると追い込まれた。
相手は警視総監賞4回の猛者の女警察官だ。
一瞬の迷い、一夜の過ち、一時の快楽がイケメン課長の人生を奈落の底へと落とした。
自分で自分を逮捕したのだ。しかしものは考えよう、愛を求めた行為の延長、人生のむなしい瞬間を埋めたいという願望、一人の男としての心の彷徨の果てと思うと極めて文学的ではないか。こういう課長とは是非一杯飲みたいものだ。

いずれこの題材は誰か書くだろう。さしずめ週刊新潮の黒の報告書が一番先だろう。女性の構造は男にとって宇宙の様なもの、吸い込まれ、吸い取られ、放り出されスターダストとなる。

後者の検事はあのミラーマンこと、植草一秀元教授と同じ見てはいけないものを見て撮ってはいけないところを撮影しまくってしまった。
法の番人が法を犯し、コラッ!スケベ何してんだとなった。
警察官が取り調べ室で相手の女性に悪さをしたり。英会話教室のアメリカ人教師が小学生のビデオを撮影し600本も部屋から押収された。ノープロブレムじゃなくてオー大問題だ。

入ってはいけない防波堤に入って釣りをする人間。釣り竿は魚を釣る為にあるのに、取材のカメラマンに向かって釣り竿で襲い掛かる釣り人達。
駐車違反を注意されてナンデアタシダケガワルインジャ、コノドアホウとお巡りさんに毒づくオバサンたち。
老人ホームで愛情のもつれで殺傷事件も起きる。
法を守る人が法を犯しはじめるともう何もかもタカが緩んで外れてしまってどんな優秀な予想屋も予測不可能の事件や事態がジャンジャン起きる。競輪場の鐘の様にジャンジャン起きるのだ。
何が起きるか判らない確かなのは太陽が東から上がり西へ沈む事とお月さんは一つしかないという事位だ。

先日主婦8人の意見を行くというテレビの特集を見た。消費者調査と言うらしい、調査の専門会社が選んだ主婦30代〜40代に一時間色々意見を聞く。専業主婦、会社員、教員、カタカナ職業の人達だ。いや〜オドロキモノノキサンショノキウエキニブリキニチクオンキ世の中の事に詳しい事もの凄い。


まるで人間ワイドショー、人間百貨店、人間スーパーマーケット、人間コンビニエンスストア。着る物、食べる物、飲む物、遊ぶ物、何から何まで詳しい事。言い方を少しばかり私的に言うと、ウルセイ静かに話せお前たち一体毎日何やってんだえー?亭主はシンドイ思いをしてストレス貯めて働いてんだぞボーナスなし、昇給なし、小遣い減額、何のために生きてんだか判らネェー。それでもカァーチャンゴメンなんて叫んでいるんだ。

家庭内の法律がすっかり狂ってしまっている。
主人が骨身を削って鰹節になりながら妻の浪費を支えている。お父ちゃんすき屋の牛丼を食べている頃、カーチャンホテルでブランチバイキングで食べまくり、飲みまくり、喋りまくり、二時間の制限時間内に帰る人はまずいないとか。
いいものプロジェクトなんていう主婦達の集まりが食べ物を商品化する大事な決め手とか。ある地方でジャムなんか作っているオジサンが主婦たちから合格マークを貰って目を潤ませている。

中国の故事に雌鶏が鳴いたら国が滅ぶと言う。であるからにしてこの国は滅びに向かっていると思う。法律は何のためにあるのかとある人に聞いたら何とその人はこう答えた。法は破るためにある。そうでないと私は失業して夜の銀座で遊べない。その人の職業は弁護士さんでした。

十九才の可愛い娘に入れ込んでいるのです。先生、くれぐれも気をつけて下さい。奥さんの目は六法全書より厳しいですからね。

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