飛騨高山に生息する怪物、左官職人のカリスマ挾土秀平氏が遂に東京渋谷にある東急文化村に現れる。
旧作、新作、特別作、これはもうまごう事なき土と水と太陽との合作である。
土の中には無数の生き物の息づかいが生きている。水の中には山の神、石の神、魚の神が宿っている。森羅万象の大交響楽である。
挾土秀平氏は詩人であり、写真家でもある。又優れた建築家でもある。
一度挾土秀平氏と東急文化村のギャラリー前の喫茶店で珈琲を飲んでいた。
挾土氏にこのギャラリーで挾土さんの個展をしたら最高だと思うけどと話した。同席していた東急系の広告代理店の局長さんが「そうねきっと素敵かも」と言った。
その後挾土秀平氏がキリンの「白水」という麦焼酎のイメージキャラクターをしている関係で支援して頂ける事になった。
「土と水陽展」のタイトルは私が付けた。挾土氏がとても気に入ってくれた。
棟方志功の執念と岡本太郎の太陽信仰と土門拳の情念が乗り移ったかの様な芸術作品の数々である。狂気と熱気が細い吊り橋を行ったり来たりする様な世界がそこにある。
碁でいえば天元(北斗七星)に第一打を打ち込む様な宇宙感がそこにある。才能の星が高山の夜空から東急文化村に来たのである。
是非鑑賞して感動して欲しい。
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