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2011年2月2日水曜日

湘南の嵐便り 「ダメなのは飼い主」


子は親を選べない。
同じ様にペットは飼い主を選べない。

私の友人が自由ヶ丘でペットの飼い主を躾ける教室を開いている。
年間に120150人程「通学?」するらしい。

犬にネイル!?※写真はイメージです
自称セレブと言われている人達が来る。皆さん立派な外車で来るらしい。
先日三匹のミニチュアダックスを飼っている自称セレブが飼い犬にネールアートをしていたらしい。
犬にとって足の爪は野性の名残だ。土を掘り、走り、引っ掻く事は野性的行為の為に欠かせない。
その大切な爪を切られ、赤だピンクだ金だ銀だと塗られたらたまったものでない。

そんな事は決してしてはいけないと飼い犬を躾けていたのにその「禁」を破ってしまった。
自称セレブは指を腕をガブリ、ガブリと噛み付かれ号泣して友人に電話をして来た。
何で、何でなの?○△ちゃんも、○□ちゃんも、○×ちゃんもちゃんと躾けたのに?


友人は違います、躾けたのは飼い主のあなたなのです。
想像するにコレに近い事はいくらでも起きているのだろう。

会社の1Fにあるペットショップです

私達の会社が入っているビルの1Fにペット用のグッズを売る店がオープンした。
およそ人間が使用している物が全てである。スーツ、ダウン、ベストなどの洋服、ベッド、冷暖房、おもちゃ、ゲーム?ペットの為のペット用の最高な食事類。

ペットは飼い主に似るという。私の家の犬達は狂犬の様であった(飼い犬に似ていない筈だが)。
その一方でかつては自称セレブ達が飼っていた高価なペット達があちこちに捨てられ地方自治体は頭を抱えている。当然全て殺処分される。
朝日新聞より

その数、年間30万頭近い。
愛媛県動物愛護センターの職員さん達の姿を描いた児童書「犬たちをおくる日」今西乃子著を読んでほしい。自分の犬がアホだからといって殺処分を頼んで来る人もいる。飼い犬に似るとしたら自分がアホだからという事になる。殺処分室に入れば15分程二酸化炭素を吸い込みジ・エンドとなる。
是非読んで下さい。

アホな飼い主は自分でお金を払ってドンドン入室してほしい。

ペットとは言葉を話すことが出来ない。犬は決して飼い主を裏切らない。
友人の躾教室のポスターを作っていて、アホな飼い犬を登場させ、犬に土下座して私がアホでしたどうか勘弁、許して下さいという姿を男と女で二種類作ろうと思ったがアホな飼い主にそんなアホなと断られた。抱いていた犬は畜生残念無念という顔をしてキャンキャン鳴きまくっていた。

ベンツ※写真はイメージです

ペットにアホと思われない様十分気をつけて下さい。
あっ、隣のペットショップに鼻ぺったんこのパグみたいな顔をした自称セレブが入って行った。
パグの耳に赤いリボンが付けられ体にはバーバリー風の服、首にはカシミヤのマフラー、勿論車はベンツです。車の助手席で小さな女の子が犬の為のビーフジャーキーを舐めていました。

1 件のコメント:

こし さんのコメント...

今日もブログ更新ありがとうございます。

ペットの爪に色を塗る飼い主がいるなんて!
ある意味、虐待ではないかと私は思ってしまいます。