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2012年1月18日水曜日

「イソ弁」



全国駅弁大会が人気だ。

特に京王百貨店は日本一らしい。
駅弁には故里の郷愁とその土地の味がギッシリ詰まっているのだ。磯の香りがする「深川めし」というのが私は大好きだ。
アサリ入りのご飯にハゼの甘露煮がのっている。それと穴子だ。

駅弁ではないイソ弁の友人が大苦戦している。
イソ弁とは、居候弁護士の呼び名、自分で事務所が持てないので大、中、小のいずれかの事務所にイソローして小さな事件を扱う、安い報酬の国選弁護士もコツコツやるのだ。

刑事、民事、なんでも食べる為に引き受けるのだ。
世界一難しいという日本の司法試験に合格しても今やワーキングプアという弁護士は多い。
年収300万位という人も多いと聞く。
小泉・竹中コンビがやった弁護士の自由化で外国資本の大きな法律事務所が日本の仕事をどんどん取っていってしまう。
知人の元最高裁判事も今やイソ弁なのだ。

友人のイソ弁にイソイソ通って相談しているのは先輩というより知人夫婦の離婚話。
夫婦は元々赤の他人とはいえ、いざ別れるとなると女性は心底怖い。

仲良く抱き合っていた日々などは地獄だったとなるのだ。
お、来た来たガックリ肩を落としたご主人が、イソ弁はあんまりヤル気が見えないのだ。

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