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2012年4月27日金曜日

「ハシブトガラス」

ハシブトガラス
 


♪〜カラスのヤロー飛んでみな、トンビの間抜け目気をつけろバカなこの世のかんしゃく玉だぁ〜と歌ったのはマイトガイアキラこと小林旭、歌の題名は“ダイナマイトが150トン”150トンのダイナマイトでどれくらい凄いか想像もつかない。
 きっと作詞した人間もまるで分かっていないで書いたのだろう。

争いというやつで、カラスのヤローがとんでもない事をしてくれた。
せっかく抱卵をしている佐渡島の木の上のトキの卵をいとも簡単に取っていってしまったのだ。
あれだけほっトキなといったのに(サブー)。

ハシブトガラスだ(カラスではなくガラス)。
世の中にはこのガラスみたいに人の大切な物を簡単に取っていってしまう嫌な奴がいる。
 例えば大切にしている思い出、大切にしていた友情、大切にしていた想い人、などなど殺しても殺し足らない嫌な奴だといいながらふと鏡を見るとなんと自分自身ではないか。

想えば沢山の人々を傷つけて来たものだとつくづく想う今日この頃だ。
“あとの後悔先に立たず”それも役目の内と想っている。

昨年平塚の七夕様ですくって取ってきた小さな金魚がぐんと大きくなった、ずっと大切にしたからだ。
小さな鉢の中のハゼの気に芽が出て来た、ずっと大切にしてきたからだ。

小さな庭に小さな春が来た。
おっとガラスのヤローが隣の家の屋根の上に2羽、カワイイ金魚を捕られてなるものか。
ガラスは煮ても焼いても食えない嫌な奴だぜ。
ハシブトガラスのヤローザマーミロ、遂にトキが生まれたぞ。
そのトキが来たのだみんなでオメデトウのトキの声をあげよう。


ブログは連休につき、お休みいたします。
みなさんもよい連休をお過ごし下さい


2012年4月26日木曜日

「特殊なバカ」




遊んでばかりいると「遊び人」になる。
野球ばかりしていると「野球バカ」になる。

梶原一騎の名作マンガに「空手バカ一代」がある。
何事もその事ばかりしていると○△バカとか××バカとかいわれる。

ならば勉強ばかりしていると何になるかと孫に聞かれた。私の答えは本物のバカになるといった。
孫たちはよろこんで遊びに夢中になった。

幼、小、中、高、一貫校そして東大、そして高級官僚へ。
こういう人達は特殊な環境で育った特殊人間と見た方がほぼ間違いない。
勿論中にはあいつあんなにスポーツしてあんなに遊んでいるのになんで現役で東大へ等という超特殊人間もいる。
その特殊人間を銀座、赤坂、六本木、西麻布と夕方から朝方まで連れ回ると実に可愛い事に気付く。

ほとんどがマザコンだ。
姿、形、顔よりもオッパイが大好きなのだ。父は大嫌いで乳が大好きが多い。
なんでオレは勉強ばかりしていたんだ、お前はいいな、こんな楽しい夜を毎日送っているのか、オレと替われよなどといってオッパイバレー(胸の谷間)に顔を埋めてしまう。
よし、オレ歌うぞといって歌い出した曲は映画「人間の証明」の主題歌だった。
ママアイリメンバーと歌う我が友はとんでもない音痴なのであった。

2012年4月25日水曜日

「ライヴは戦場」


北野里沙さんのブログより


ビーナスがマイクを持って新宿三丁目のライヴ会場に現れるとどうなるか。
それはそこに居た人間にしかわからない。

東京音大声楽科卒26歳、身長は173㎝位、聞いてはいたがとにかく美しい姿から美しい声が聴く人の心の琴線を揺り動かす。ライヴ会場は50人位でギッシリだ。丸椅子が20程あっただろうか、座れない人は当然立って聞く、小さなカウンターがありドリンクを出していた。

その日は5人と一組がステージに立った。
お目当ての北野里沙さんは3番目、ライヴ会場の側で待機していたら所属事務所の社長と共に挨拶に来てくれた。
リハーサルが終わったからと。知人の広告代理店の社長に挨拶が終わると店を後にした。
元巨人軍投手、現役のボクシングチャンピオン、和歌山出身のエクボのかわゆい女性(23歳)と代理店関係の社長それと私。
所属事務所の社長は“とんぼ”で大ヒットを出した頃の長渕剛を手塩にかけていたとか、現在は大物シンガーの仕事をしているという。

6時に集合した我々は6時半頃から一杯飲み始めた。
ステージは7時50分からだと聞いた。

お刺身、焼き鳥一本、玉子焼、ポテトフライ、温野菜などガッツリと食べた。
クラシカルポップスというニューカテゴリーを聴く身にしては極めて不謹慎な事であったが、とても空腹であったのだ。
許したまえミロのビーナスと心の中でいっては食べた。

クラシックを地下のライヴで聴くなんて生まれて初めてであった。ライヴは何より歌手を育てる場所だ。
東急文化村オーチャードホール、サントリーホール、NHKホールなんかよりぐいぐいにいいのだ。

一曲、二曲、三曲歌い終わる度にライヴ会場独特の乾いて不調和な拍手が起きる。
三畳位のステージにはドラムとキーボードと電子ピアノだけ。薄暗い中に赤褐色のライトがデカダンな感じでぼんやり光っている。会場の人間の顔は暗くて誰が誰だか顔面不明だ。そんな中にビーナスの声は染みわたる。
ピアニストは多分音大あたりを優秀な成績で出た一流アーティストだろう、上品で上質だ。例えは悪いが上野の森にたむろしているホームレスの群れの中にビーナスが現れて歌っている、そんな感じだ。

北野里沙をネットで調べて下さい、きっと近々日本を代表する歌い手になるはずです。
最後に歌った曲は仙台の八軒中学校の合唱部が歌った“あすという日が”であった。

ライヴは生き残りをかけた戦場への第一歩、ビートルズが育ったのはリバプールの小さなライブからであった。
ボブディランはベトナム戦争の戦場であった、正に命を掛けたライヴであった。きっとベトコンたちも聴いていたのだろう。“いくつ鉋弾を撃ったら戦いは終わるの?”そして友よ答えは風の中に吹かれているんだと。

北野里沙さんを聴いていてボブディランのパートナーだったジョーンバエズの戦う心と気高さを感じた。
全身がノコギリの様にギザギザしてしまっているこの国、長引く経済戦争でヘトヘトになってしまっているこの国の民を救ってもらいたいと思った。そうだ早速作詞してみよう。

この国を救うのは決して経済ではない、それは言葉だ。クラシカルポップスの反戦歌だ。
もうお金を追うのはやめよう、愛こそ求めようと、人の心はお金では買えない。
答えは財布の中にはない。(でもやっぱり欲しいのだが?)

2012年4月24日火曜日

「詩人と死人」


東京拘置所


その男の体は不自由だが言葉は自由だ。

両方の足を引きずりヨタヨタとトボトボと歩く。
黒い羽毛服、黒いタートルネック、黒いジーンズそして黒い目出し帽、男の名は芥川賞作家辺見庸という。

この世には大別すると明るく楽しい陽気な分かり易い言葉の人間と、暗く重く陰気で難しい言葉の人間だ。辺見庸は後者だ。作家であり詩人でもある。

かつては記者であった。
目にするもの、耳にするもの、手にするもの、口にするもの、皮膚が記憶しているもの、脳の中に入り込み沈殿したもの又は脳の中は居心地が悪いと出ていった記憶を文字もしくは言葉という操り人形を使って表現する。

辺見庸はいまある死刑囚の俳句を一冊の本にして出版すべき事を行っている。
死刑囚の名は三菱重工爆破事件の大道寺将司だ。あの事件から40年が経っている。

あの日私は三菱重工広報室に打合せに行く予定になっていた。
爆破音は銀座の仕事場にも聞こえた。27歳の時であった。
三菱重工の知人たちが何人か大怪我をした。
大道寺将司の俳句を全て一冊の本にして出版すべく辺見庸は足を引きずり東京拘置所に通っている。

辺見庸は石巻で生まれ育った。
そこは辺見庸の記憶の風景を全て津波が持ち去っていた。
地震、津波、放射能、一切の言葉を受け付けない被災地の現状、辺見庸はそこに生と死を一日の内に必ず見る死刑囚を見たのだろうか。

五七五わずか17文字の中に人間という生き物が背負った業苦が見えるのだ。
亡き母に獄中から送った大道寺の手紙は一万通を超えるという。

「コーマン帝国」

 


420日(金)何が何でも行かねばならない処に行った。
この日は6年間我が社の経理を勤めてくれていた女性が退社する日。夜630分より送別会がある。
長い間本当にお世話になった人がいなくなるのはヒジョーに淋しいもんだ。

暗い気分を晴らすためによし行くぞ「コーマン帝国」へという訳で新宿武蔵野館へアメリカB級いやC級いやD級の映画の大巨匠ロジャーコーマン監督のドキュメント映画「コーマン帝国」を観に行ったのだ。
超低予算の映画をなんと400本以上製作、86歳となっても意気盛ん、元気モリモリやる気バンバンのウルトラスーパー監督。無名だったジャックニコルソンを使い続けた。

そのジャックニコルソンがそのどうしようもない映画作りを愛を込めて語りそして泣く、マーティンスコセッシが、ロンハワードがクエンティンタランティーノが阿呆でバカでもクールなオッサンを語り、リスペクトする。
およそこれ程くだらない映画はないのだがハリウッドはこのオッサンにアカデミー特別功労賞を贈る。
その会場は万来の拍手だ。ブラボー、ブラボー、OHブラボーなのだ。

人間馬鹿程強い者、凄い者はいないのだ。
たった2日で一本の映画を作るのだから撮影現場はもうハッチャメチャなのだ。
この頃すっかり映画馬鹿がいなくなってしまった。大体映画一本1800円は高すぎると思うのだ。

初めて彼女とデートをする若者と彼女で3600円、コカコーラ二つで600円、ポップコーン大盛りで600円で合計4800円。
奮発して酢昆布一個280円、杏一個280円で5360円、今日は20000円しか持っていない。
もし映画の帰りに食事して約4000円(パスタ+ピザ+飲み物あたり)その後、もしやかねてからの目的を達成目指せば残金は10000円とほんの少しだ。
泊まりorショートタイム?若者は映画を観ながらも頭の中は家計簿の如く算盤を弾いているのだ。

武蔵野館は座席数は84席、そこに若者のカップルが3組いた。 
1230分「コーマン帝国」がババァ〜ンと始まる。前の数分間そんな事を思った。
大ヒットした映画「ジョーズ」に多大な影響を与えたロジャーコーマンのジョーズ風映画は頭部だけ安価に作った恐竜が若い女優の足や体を思い切り囓っていた。ロジャーコーマンの影響をうけなかった監督はハリウッドには一人もいないのだ?

興奮した頭を冷やすために新宿駅から四谷駅までフラフラと歩いた。
前日食べた銀座名物天龍の巨大餃子8個(半ライスを半分残した)がお腹の中にずっしりと沈殿していたのだが映画のせいか歩いたせいか少し腹が減った。丸亀うどんというのがあったのでそこに入った。

それにしてもハリウッドはやっぱりヒーローを大切にする処だなと思った。
でっぷり太ったジャックニコルソンがソファーに座りながら泣いていた姿が良かった。
アカデミー受賞式で大拍手を送るジャックニコルソンが良かった。映画馬鹿はニッポン国にもワンサカいるぞと思い冷やしうどんをすすった。思いの外うどんは太く長く腰があり、弾力もありそばの様に飲み込めず手こずってしまった。丸亀うどんはどんどんとすすれないのを知った。

2012年4月20日金曜日

「親のスネ」




大学は何をしに行くのか。
1,勉強をするため。
1,友達をつくるため。
1,4年間又は2年間遊ぶため。
1,スポーツをするため。
1,学食を利用するため。
1,ナンパをするため。
1,親から仕送りさせ親を困らせるため。
1,奨学金をもらうため。
1,学歴をつくり就活に役立たせるため。
 等々学生の数だけその思いや企みやしたたかな計算やよこしまな考えがある。

現在この日本国には4年制と短大を合わせると約1000校の大学がある。
一人頭月々平均10万近くの仕送りを受けているという。
自分の家から通っている者は仕送りを受けないが家に寄生寄宿しているのだ。

夜渋谷の街を歩いていると夥しい数の学生たちが酒に酔い、叫び、喚き、泣き、吐き、倒れ、道路に寝ている。
入学したばかりの者、学業に絶望したもの、恋愛関係がこじれた者、就活に失敗した者、学生の数だけ人生の入口がある。私は思う、学生よそれでいいのだと。
スネをかじるスネがあれば精一杯かじらせてもらえ。これから人生という果てしなき暗路が待っている。

その路を歩くために遊べ、飲め、怒れ、泣け、そして自力を養え。飲み代がなければ私を訪ねよ?。
ホッピーで酒を割り、ハッピーになろうではないか。学生の最大の学びは勝利ではなく敗北なのだ。
人生は短いようで長い。何しろ死ぬまでは生きていなければならないのだから。

政府は大学数を減らす方針を出すそうだ。お前達政治家を先ず減らす方が先だといいたい。
若者は4年間位タップリ遊ばせるのがいいのだ。どうしても学問をしたい、そういう若者には国がお金を出してあげて海外にどんどん行かせる事だ。明治維新は海外で学んだ人間たちによって成ったのだ。島国根性からは人物は出ない。

お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、あなたたちの子が孫がきっとこの国を治してくれる。そのために今しばらくご援助をお願いしたい。

2012年4月19日木曜日

「カキゾエー!」

 


その日、その時力士「垣添」は幕下22枚目であった。
幕下は15日間で7番しか取らない。元小結垣添(33)7敗目を喫した。○勝7敗である。

中学、高校、大学とアマチュアのタイトルを取りまくり武蔵川部屋に入門した。
体は小さいが突貫小僧の様に大きな力士にぶつかっていった。白鵬にも泥をつけた事もある人気力士だった。

妻は女子相撲の力士であった。幕下の収入は2ヶ月で15万だけだ。
十両は給与月100万、正に番付けが一枚違えば天と地だ。幕下の稽古まわしは黒、雪駄は履けない。
食事は関取の食べた後、何から何まで天と地だ。取組中に半月板を損傷、腰も痛めてしまった。

立つ事さえままならない、気が付けば小結→前頭→十両→幕下となっていた。膝にたまる水を抜いて頑張った。
 大阪場所心に引退を覚悟して土俵に上がった。
 垣添!垣添!57歳位の男の子と妻と女の子が大声で応援した。7敗目を喫した垣添に男の子はいった。
よくやったよ、よくやったよ、カキゾエ〜と。

私たちはこれ程過酷な戦いをしているだろうか。
どんな大切なプレゼンテーションに負けても仕方ないよな、あいつと、あいつと、あいつが悪いんだ、だいたいウチの会社に力がないんだよ、なんて人のせいにする。
勿論番付は下がらない。雪駄も履ける。但し負けが続くとプレゼンテーションというお座敷に声が掛からなくなる。
何!またあいつにやらせるってか、駄目だよあいつじゃ絶対勝てないから、もっと若くてイキのいいのを全面に立てろと言われてしまうのは確実だ。

垣添は引退せずきっと来場所も土俵に上がるはずだ。一度だけ勝つ姿を妻や子に見せたいから、きっとそう思っている筈だ。もし来場所垣添が土俵に上がるなら応援に行くと心に誓った。カキゾエ〜ガンバレ〜と大声で。

父との思い出が全くない私にとって垣添を応援する子供が羨ましい。
例え黒星ばかりでも。それは美しい黒星なのだ、キラキラ輝く。

「ドボン」




天丼、カツ丼、ウナ丼といえば丼物の三大スターだ。
親子丼、開化丼、カレー丼、穴子丼、鉄火丼もあるがスターにはかなわない。

丼物といえば貧しかった子供の頃はゴージャスな出前であった。
余程の「お客さんでないと出さないぞという厳しい掟があった。というよりお金がなかった様だ。

さて、この度テポドンだかノドンだか頼みもしないのに飛んでくるぞとのオドシがあった。
我が日本国は大騒ぎだ。出るぞ出るぞといって出たお化けはないというが何しろ我が国を防衛すべき大臣はあの田中直紀だ。もしや未だ頭の体操中ではなかろうかと国民は心配しきりだったのだ。

テポドンだかノドンはあっけなく海にドボンとなった様だ。
花園神社の首長男のようにデルゾデルゾと脅かしつつ500円を払うとなぁーんだウソつきといったのと同じ。私の想像だとそもそもハリボテみたいな物でなかったのかである。あるいわ燃料代が不足していたのでは、その昔敗北近しの我が国に石油がなく、木炭とか木の油とか果実の油まで投入して燃料にし飛行機を飛ばした。当然戦闘力はなきに等しいのであった。世界中の人を呼んでわざわざさぁーやるからなと見せていた時は臭い芝居だと思っていたのだが。芝居には第2幕がつきもの、あの国にも志ある者たちが動き始めている、もし発射大失敗がある者たちによる意図的行為だとしたら。独裁は必ず滅びるそれは必ず弱者たち民衆の手によって。シリア、そしてノースコーリア、あーコリャコリャだ。

2012年4月18日水曜日

「ロックよ立ち上がれ」



ピンクフロイドのプロモーションビデオに「ザ・ウォール」という名作がある。
今の様にコンピューターグラフィック(CG)が発達していない時代に一糸乱れぬ圧倒的な金槌の行進シーンがある。
線画のアニメーションである。

北朝鮮の軍事式典を見てピンクフロイドを思い出した。
クローン人間の様な同じ軍人、行軍、群衆、同じ拍手、同じ敬礼、何もかもCGで合成増殖させた様にピタッと同じだ。
 何かどこかで見た光景ではないか、そうあのナチスドイツ、そして旧日本帝国だ。

28歳にして権力を継承された金正恩の声は震え身振りはドギマギし、落ち着きがなかった。
やがて来る自らの運命は未だ分からないであろう。

ピンクフロイドの「ザ・ウォール」はベルリンの壁崩壊を予言していた。
この頃メッセージ性の強いミュージシャンが出て来ない。ロックンロールは反体制のものであってほしい。
アイルランドのU2、ビートルズのジョンレノン、レッドツェッペリン、イーグルス。
日本のロックンロールは息をしていない。ラブソングばかりだ。どうしたミュージシャンたちよ。

2012年4月17日火曜日

「桜と血」

細川ガラシャ

血は水より濃いとか、血は争えないという。

桜の花が咲く頃になると何故かこの血について心が騒ぐのです。
桜に血の臭いを感じるのです。それは滅びの血とでもいうのでしょうか。
富士山、桜、軍歌、戦争、戦死、日本的一次方程式。そして敗北です。桜は左翼的でなく右翼的花だからでしょう。
桜には思想的背景があり国家に利用されてしまった悲哀の歴史があるのです。

「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の花も花なれ 人も人なれ」これは有名な細川ガラシャの辞世の句です。
人間の引き際の美学として語り継がれているのです。
「花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生さ」なんて達観した人生の達人もいました。

ちなみに細川ガラシャ、本名「珠」の父は明智光秀、その盟友だったのが細川藤孝(後の幽斎)その息子がガラシャの夫、細川忠興であった。性格は粘着性を極めたと伝えられる。
異常に嫉妬深く、絶世の美女といわれたガラシャは人に見せなかったという。
敵に攻められた時ガラシャを奪われるのを嫌い家来の手によって殺させた。ガラシャは洗礼を受けており自害できなかった。細川家の血は裏切り、日和見、権謀術数の歴史であった。

野田首相の親分は細川護煕である。国民を裏切るのは間違いない。桜前線は北へ向かっている。

2012年4月16日月曜日

「トホホな奴」




江戸を火の海にしやしたかねえ、徳川家を滅ぼすわけにやいけねえと勝海舟は西郷隆盛と差しで交渉したと伝えられている。
結果江戸城は無血開城となり江戸は火の海とならなかった。

晩年勝海舟は外交とは交渉とは「術」だよといった。揉め事の交渉とは正に術が必要なのだ。
お互い右手と右手で握手しても後に隠した左手には拳銃を持っている。
 顔はナイスミーチューとかニーハオとか笑っていてもそれは仮面、その下はこのヤローナメやがってとかフザケやがってとかの顔をしているのだ。

核保有国の米・中・露・仏・印・パキスタン・イスラエルたちがテメエーら北朝鮮イランが核を持つなんて十年早い。
シバルぞ、シメルぞなんて脅かしてもそれは無理だ。話がまとまる筈はない日本なんて米国のパシリだから聞く耳なんか持つ訳はない。それじゃどうするのという事になるのだがそこからが「術」なのだ。

まず空き腹にたらふくご飯を入れてあげる。
核保有国からバンバン食料を送る、もう食べれませんゴチソウさまでしたといってくるまで。
更に仏からはワイン、日本からは吟醸酒なかなんかがいいと思う。

人間空腹になるとイライラする、アルコールが切れると更にイライラするのだ。
まず相手のお腹を満たしてあげてから初めて「ちょいと話があるんだが」と切り出すべきなのだ。
日本なんてホルムズ海峡を封鎖されたらオシャカになる。
北朝鮮のアナウンサーなんか腹が満たされていないのでテンションが上がって声がブルブル震えている。
 日本は取り敢えず満腹過ぎて脳内停止状態だ。
 不景気なのに増税だ、電気代値上げだ、ガソリン代が値上がりだ原発再稼働といっても羊のようなこの国の民は黙って堪え忍ぶ。

私のむかしの後輩が右翼を名乗っているので一人二人テロって男を挙げてみろって冗談をいったら、な・なんと家のローンが残っているとか、子供がお受験なんていっている。
お前何やってんだといえば、もうすぐメーデーだから狭い部屋で日の丸にアイロンをかけているんだとかトホホな奴だ。
近々北朝鮮には大量の血が流れるだろう、腹を空かした国民はやがて狼になるのだ。

2012年4月13日金曜日

「オンリーユー」


ジャミンゼブ


ライヴはやっぱりいい。 
250席あるというレストラン&ライヴは満員であった。

410日(火)東京六本木交差点にある「アマンド」横芋洗坂を少し下ると右側にSTB139スイートベイジルがある。
元ホリプロの役員であった知人真下武雄氏が今力を入れている慶應大学出身の男性4人組ジャミンゼブという若者達だ。
スタンダードジャズがメイン。

まずは「A列車で行こう」から始まった。
ボサノバ、ビーバップ、ラテンのベッサムーチョなどバラエティに富んでいた。
一時間のステージ後少し休んで後半の一時間、男は私と知人と後二人、その他は3050代位の女性でビッシリ。
ピザとパスタを食べ、チーズ盛り合わせを食べ赤ワインを二杯口にした。

会場は手拍子、スタンディングの連続。女性達はステキな若者(28歳位)に大満足。
スタンダードジャズ他全て英語で歌う。ラストに森山直太朗の「さくら」そしてアンコールは3曲、ステージにはピアノ、ベース、ドラム、パーカッション。きっとこれから声に磨きがかかり艶が出てきて「ダークダックス」や「デュークエイセス」や「ボニージャックス」みたいになるだろう。

とても楽しみな4人組だった。デスクの女性もとても気に入ったみたいであった。
ミュージシャンは本当に羨ましいと思った。せめて一つ位楽器が弾けたら、せめて一曲くらい歌えたら人生はどれ程楽しかっただろうか。

家に帰り1歳になった孫に買った小さなおもちゃのピアノのボタンを押したら「猫ふんじゃった」のリズムが流れた。
まあこんなもんだと諦めた。私が大好きだった4人組「プラターズ」が初来日したときに聴いた「煙が目にしみる」「オンリーユー」は今でも心にしみている。

ライヴ会場の出口ではCDがバンバン売れていた。こんな風景いつかあったな。
そうだ西武新宿西口の「歌声喫茶」だ、あの頃確か杉田二郎が「戦争を知らない子供達」を歌っていた。

2012年4月12日木曜日

「親切過ぎ」




豪華な造りの扉を開けると、ニターというリズムで扉が開く、そしてニューと上蓋が開く、全く頼みもしていないのに。

ある有名店のトイレの事だ。
用を足しに入るとその瞬間全てがニューっと開くのだ、更に用を足して腰を浮かすと一気にジャーと流れる。
未だ一度目の紙であるのに、次に二度目の紙を流そうとすると水が溜まっていないのか水が流れず紙は吸い込まれない。
仕方なく水が溜まるのをじっと待つ。

便利な様で便利でない。
 そうかだから用便かなんてつまんない事を考える。

少し春らしくなり体がホテホテしたので久し振りに大好きなメロンソーダを飲んだせいかお腹がゴロゴロする。
軟便はなんべんでも出るとかいって又、豪華な扉を開けると、ニターっというリズムで扉が開いた。
よし今度はしくじる事なく用を足すぞ。腰を浮かせずにウォシュレットを使い紙拭きは1回だけにするのだ。そうすれば一気に流してくれるはずだ。

小さな親切は大きな迷惑ともいう。イケネェーおしりでなくビデを押してしまった。

2012年4月11日水曜日

「名人戦とオッキャクサン」


毎日新聞より


49日(月)東京目白台にある椿山荘で将棋の第70期名人戦の前夜祭があった。
友人の写真家、真下伸友氏が将棋雑誌のカバー写真を撮っていたので特別に招待された。
私はそれに便乗して参加させていただいた。

初代名人大橋宗桂が徳川家康より名人としてのギャラを授かってから400年目とか。
会場に徳川家19代目も来ており将棋連盟より十段位を家康公に替わり受けていた。現代名人位を5期防衛した永世名人は4人。中原誠、谷川浩司、羽生善治、森内俊之だ。 

41011日と椿山荘で第一局が行われる。森内俊之名人対羽生善治二冠だ。
前期は森内3連勝の後羽生3連勝、そして第七局目の熱戦の末森内名人が防衛した。

私は下手の横好きで、日曜日の朝NHKの将棋を観るのが長い習慣だ。
いくらやっても強くなれない、この頃小学校4年になった孫がめきめき強くなっているのでウカウカできないのだ。
遊びに来る孫たちと五目並べや将棋崩しを真剣にやるのがとても楽しい。

名人戦は朝日新聞と毎日新聞の共同開催、それ故まず挨拶が朝日の社長、次が毎日の社長。
この二人のスピーチのお粗末な事、次がスポンサーの大和証券の特別顧問これが更にお粗末。
徳川19代目この人はとても短く上手であった。パワハラで弟子にケツをまくられている連盟会長米長邦雄はまるで元気なし。主賓のくせに閣議のせいで遅れて来た文部大臣平野博文等はひと言、ふた事でハイお終い。

会場は1000人位はいたであろうか超満員、対局者の森内名人と羽生二冠はかなりお疲れ気味だ(途中で退場)。
私と言えばビーフシチュー(少々)ステーキ(少々)チキンカレー(少々)握り寿司、鯛の白身とマグロの赤身各一貫ずつ。鉄火巻きを三個いただきます(旨かったな)お酒はビール一口しか飲みませんでした。
 酒豪の真下伸友氏はあっという間にワインを一本空け次なるパーティに向かいました。

世田谷区議の女性、エッセイストの女性(大振り袖でした)、お笑いの世界に入りたいというモデルの女性などを次々に紹介される。ブルージーンズにアロハ、黒のベストに黒のジャケット、ずっと見渡してもそんな格好は私だけでした。
お土産に対局者の名入りのセンスまでいただきました。後で聞いたら招待客以外の人の会費は10,000円であったとか(ただ食いであった)。

その後新橋に向い、友人夫婦が経営するスナックBarで一杯飲み始める。
そこに一人の中年のオジサンが入ってくる。友人夫婦はお客が私だけだったので腹ごしらえのお手製のカレーライスを食べはじめるが(私も少し食べた。凄く旨い元々和食割烹店をやっていたから)半分残してお片付けまかない飯をお客の前で食べるのは現金だ。

でそのお客はいくらですかという、席代は2000円、酒代は別、カラオケはというから歌い放題ですと応えると直ぐにペン先で何やらコツンコツン、テネシーワルツを歌い出した。次にブラザーズフォー、次がピーターポール&マリー、全て画面に出る英文字を見て歌う。

やれやれずっとただで歌うのだろうか、電話で8人の予約が入ったので俺は帰るぜといって友人と外に出ると中国人の若い娘がワンサカ体を売っていた。時間は未だ9時頃であったが夜の新橋はかなりお花見気分満開であった。


オッキャクサン、キレイナコタクサンイルノコトヨ、ヨリドリミドリ、オッキャクサン、オッキャクサンと追いすがるのであった。その逞しさに絶対勝てない姿を見た。日本はやがて中国に占領されるのは間違いない。

2012年4月10日火曜日

「駄馬ダバ」

韓国のカジノ


テレビはAKB48に占拠されてしまった。
AKBを私なりに分析すると()は秋元康、()はKOREA、()はBANK、つまりは秋元康が韓国のカジノで勝負するための銀行という事になる。

前田敦子なる女の子が新聞全ページの広告に出た、何事かと思いきや私前田敦子(20)は今年6月の総選挙には出馬しませんだと。誰が仕掛けたか知らないが世の中バカにするにもホドホドにしろよといいたい。
()あきれた、()困った、()バカ大人たちといえる。どうせこのままいっても一番にはならない商品価値が下がらないうちにという魂胆が見え見えだ。又、時を同じくして発売する写真集の宣伝のためにもなる。

一生懸命に歌って踊って働いている若い娘さんたちをよこしまな大人たちが女工哀史のようにコキ使ってひと儲けもふた儲けもしている。あろう事か朝日新聞にまで前田敦子さん“総選挙不出馬なんて書いている。まったくどうなっちゃってんのといいたい。()ああ、()完全に、()ぶっ壊れてしまった。

ぶっ壊れた民主党から次々と離党者が出る。民主党から出馬してもまず100%勝てない。
増税反対者として、みんなの党や維新の会から出馬すれば100%近く勝てるそう思ってハイサヨウナラだ。

すっかり人相の悪くなった元杉並区長山田宏や三白眼が更に不気味になった中田宏元横浜市長なんかが次の総選挙を目指してパドックを歩き回っている。駄馬ダバ駄馬ダバ。なのだ。

2012年4月9日月曜日

「いよ、日本一」




46日(土)午後京橋で友人のスケッチ展を観る。
ご夫婦共芸術家、最終日なのでお子さん、お孫さんも来た。とてもいい風景だ。

その後歩行者天国を歩き、TDC展を観る。
国内外のタイポグラフィーの作品が並ぶ、デザインの善し悪しは文字である事を改めて知る。

その後「フェルメール光の王国展」を観る、既に三度観ているが何度観てもフェルメールはいい。
宮沢りえと小林薫の音声ガイドが又いい。企画者の一人である生物学者福岡伸一先生の本は上質な推理小説の如くでありその文章は一級品だ。展覧会場はいっぱいであった。

そしていよいよこの日のメインイベント明治座へ、お世話になっている広告代理店の社長大泉勉さんと「石川さゆり」の公演へ、第一部は「貞奴」日本で最初の女優と言われた川上貞奴の劇、第二部が「歌日和」だ。
715分“津軽海峡冬景色で始まる。前から7列目、いい席だ。私の直ぐ後のおじさんは「日本一!」を連発する。
「ウィスキーがお好きでしょ」を初めて生で聞いた。どえらいエカッタ。歌はすすみ軽妙なお喋り、その上手さに思わず拍手、そしていよいよ待望の“風の恋盆唄”“天城越え”のラストへと向かったのだ。エカッタ度100%であった。

この頃すっかり演歌ばなれをしていたのだが久々にやっぱり演歌もいいではないかと思った。
美空ひばり亡き後、石川さゆりは演歌の女王なのだろう、風格も十分にあった。13歳でデビューして今年で40年とか。
又、明治座は今年で140年である事を知った。川上貞奴が生きていれば140歳とか。夫であった川上音二郎は“オッペケペ、オッペケペ”で世情を風刺し一世を風靡した。この頃すっかり世相を風刺する芸人が出て来ない。
世の中はまるでヘトヘト、ヘロヘロ、どアホウ状態。そのネタには事欠かないのに。よし風刺ソングを書いてみる事とする。

2012年4月6日金曜日

「日本繁昌大展覧会」


新宿伊勢丹ウィンドウ


世の中は人には好かれる人と、人に嫌われる人とに大別される。
我々の業界で悪口を一度も聞いた事のない人がいる。

その人の名は浅葉克己さんという人だ。
 とにかく全てに素晴らしい人なのだ。スーパークリエイター&アーティスト&書家&卓球六段である。

浅葉さんの広告デザインは日本の広告史といってもいい。
東へ西へそしてあの国、あの山の中、あの湖、あの砂漠、あの氷の上と、あの、あのづくしである。
その間卓球の試合をアチコチでこなしていく。その姿に全てのクリエイターは最大級の尊敬の念を表す。

その浅葉さんが実行委員長になって44日〜49日(月)まで新宿伊勢丹本館7Fとウィンドウ、日本橋三越本店ウィンドウ、銀座三越ウィンドウで「元気な未来を広告から」のスローガンのもと「日本繁昌大展覧会」を行っている。
北原照久さんの広告コレクションやおもしろい懐かしい様々なコレクションが見れる。
 日本を代表するスーパークリエイター20人が、日本を代表するスーパーキャラクターをモチーフに、ポスターをはじめTシャツやグッズを製作。その収益を東北の被災地に送るというチャリティイベントだ。一人でも多くの方々に見てほしいと思うのです。

ちなみに私はキャッチフレーズ「猫の手も借りたい」&コピーを担当させていただきました。
浅葉さんの為なら例え火の中、水の中なのです。

さて人に嫌われるNO.1といえばやはり私でしょう。
東西南北、天地左右、前から後から嫌われるのです。もともと「嫌いで結構好かれちゃ困る」主義で決して日和見、八方美人にならず好き勝手に言いたい放題でしたから。私の仕事はとにかく人を育てて力のついた人間、あるいわ一本立ちを望む人間を世に出す事なのです。

私の理想はみんなが一本立ちした後、私一人ひっそりと森の中の小さなツリーハウスの中なんかで。
フクロウの様になりたいのです。

2012年4月5日木曜日

「今日から作詞家」




好き18,326件、信じて10,326件、愛して8,107件、抱きしめて6,683件、一緒に6,106件、奇跡3,759件、扉3,287件、大丈夫3,011件、目を閉じて2,879件、翼2,869件、会いたい2,568件、切ない2,266件、そばにいて1,833件、ありのまま1,347件、歩き出す1,093件、手を伸ばし1,063件、空の向こう412件、どこにいるの337件、君らしく253件。

このフレーズと件数は43日現在の「歌ネット」検索ヒット数だ。
このフレーズをミキサーに入れてセロリやニンジンやバナナやパイナップルを入れてしまえば新鮮出来たてのフレッシュラブジュースソングが出来上がる。誰でも今日から作詞家の仲間入りが出来るのだ。

ポイントは決して恥じない、鼻をつままないととても書けないクサイフレーズを平気で使う事だ。
芸術は恥知らずの形ともいえるのだから、早速コクヨのノオトを買って来て今思っている言葉を書いて下さい。
間違ってもスーパーのチラシの裏なんかに書いてはいけません。
挽肉、粗挽き、ロース、フィレ、サーロインなどはどうやってもラブソングにはなりませんので。

2012年4月4日水曜日

「猫まっしぐら」


猫に小判


猫は何で走るのか。
本来猫は炬燵で丸くなり、跳びはね、ひっかき、魚を見つけるとあっという間に口にくわえて逃げ去る。
猫なで声を出して美人のひざ枕の上で一休みする。そして「我が輩は猫である」などとイバッテいる。
猫は大体家の中か、その近辺で行動するだけなのだ。

ところが猫ひろしは凄いぞ42.195㎞のフルマラソンでロンドンオリンピックに行く。
その大きな夢に向かって走る、走る、走るのだ。ある時宇宙に何かしらの天変地異が起きて人間がこの地球に生まれた。
その人間の祖先たちは、その日の食べ物を求めて生き物を追って走った。
又、大きな生き物達に食べられない様に逃げ足早く走ったという。

生存競争の中で人間はランナーとなって行ったのだ。
 腹が減っては走り、のんびりしていては追いかけられたのだ。現代社会も同じだ。

猫ひろし、本名瀧﨑邦明。お笑い芸人とはもはやいえない。
真剣人間なのだ。暗い話ばかり、嫌な話が多いこの頃、とんでもなく嬉しいニュースであった。
ひょっとしてロンドンで猫に小判ならぬ、猫に金メダルだ。

2012年4月3日火曜日

「水とんでおわり」



東京西麻布に凄腕のマタギがいる。
その名は大島衛さん68歳。

自分で撃って仕留めた熊、猪、鹿、鳥類を刺身にし、網焼きにし、鍋にして食べる店を出している。
店の名もズバリ「マタギ」だ。又、漁船を持ち相模湾で漁をし新鮮な魚も出す。
長方形のテーブルの真ん中には灰を入れてあり、そこに炭を置く。又、個室式のコーナーもある。かなり広く30人は入れるだろう。横綱もチャンピオンんもアスリート達もここに来てパワーをつける。

その味絶妙、その効果絶大にして闘志漲る。元気のない人間も鼻血がブーと出る程だという。
どの肉も臭味はまるでない。柔らかく脂身がない、その力は深く広く体中に野性を呼び起こす、その味はたっぷりと内蔵に染み込む、北海道の熊などは松阪牛も飛騨牛も佐賀牛も束になってもかなわない。
ゴボウとの相性抜群で鍋は泣けるほど旨い。その後仕上げは水とんだ。味噌味に又、又、泣ける。

大島さんが我々の処に来た。白髪、筋肉降々、身長は175㎝位だ。
目が鋭く200mから300m以内ならほぼ外さないという。

330日(金)夜6時、5人で集まった。映画製作の打合せだ。
マタギ上がりの殺し屋と漁師上がりの殺し屋が主役、一人は九州出身の元不良グループ?のリーダ、今は劇団を主宰し銀座でBarを経営している指宿豪氏(通称レッツゴー)、その後輩というか役者仲間、現役のムエタイの世界チャンピオン、リヨン樺澤氏、群馬でジムを持っている。前橋から来てくれた。見るからに強烈だ。黒の革のスーツ上下。
 それと180㎝以上ある監督の寺尾学ぶ氏、黒い革ジャンのプロデューサー、ヤクザ者よりヤクザっぽいキャスティングディレクターの江原立太氏だ。その四人と私だから知らない人は100%ヤクザ者の集まりと思ったであろう。
まずは顔合わせという場であった。

我々の場にマタギの大島さんが登場するともう大島氏の独壇場、その話はまるでマタギ小説そのもの。撃つ、殺す、解体する、手なずけた猟犬の話になるともう絶好調!なんでも紀州犬との交配から生まれた犬が最速、最強だと。
もうヤクザ風の怪しい五人組もたじたじ。最後の仕上げに水とん食べてウメーなどといって可愛く喜ぶのだ。

今度は肉食系ダイエットの人たちと、又デスクの女性と映画製作に多大な理解を持ってくれている広告界の売れっ子赤城廣治君と行こうと思う。鹿肉はいくら食べても、太らずその力を頼りに美しさが売り物の芸能人達がこぞって来るらしい。

830分すっかりお客さんでいっぱいになっていた。
超、超、超低予算の自主映画にしては豪華な味であった。映画ほど極上の獲物はない。

2012年4月2日月曜日

「安い男」

 


私の大嫌いな正義漢ぶった古館伊知朗とそっくりなユニクロの柳井正が日本人の資産家NO.1,その額8800億円だとフォーブス誌が発表、だからなんだといいたい。 

8800億持ったって、世のため人の為に使わない男だ。
1020億なんて被災地に送ったって砂漠に水をまく位なもの。
どーんと8799億円送れといいたい。それでも一億残るでしょ。

アジアの人たちを安い工賃で使い、安物を高い物らしく売っているだけだ。
ユニクロを5兆円企業にすると言っているだからその先はなんだといいたい。
シャネルは米粒にしてもシャネルブランドだが、ユニクロは巨大な虫眼鏡で拡大してもユニクロにすぎない。
間違っても銀座百店に載せてもらえない。

ダイエーの中内功、西武の堤義明、武富士の武井保雄など金で支配した独裁者の後を追う運命。
多分そんなに長生きしない顔をしている、しっかり世の中の為に使う様遺言を残して欲しいものだ。

ちなみに第2位はサントリーの社長佐治信忠、第3位はソフトバンクの社長孫正義とか。
お願いします。お金持ちの人、たった一億でいいんです映画に出資して下さい。