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2012年4月17日火曜日

「桜と血」

細川ガラシャ

血は水より濃いとか、血は争えないという。

桜の花が咲く頃になると何故かこの血について心が騒ぐのです。
桜に血の臭いを感じるのです。それは滅びの血とでもいうのでしょうか。
富士山、桜、軍歌、戦争、戦死、日本的一次方程式。そして敗北です。桜は左翼的でなく右翼的花だからでしょう。
桜には思想的背景があり国家に利用されてしまった悲哀の歴史があるのです。

「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の花も花なれ 人も人なれ」これは有名な細川ガラシャの辞世の句です。
人間の引き際の美学として語り継がれているのです。
「花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生さ」なんて達観した人生の達人もいました。

ちなみに細川ガラシャ、本名「珠」の父は明智光秀、その盟友だったのが細川藤孝(後の幽斎)その息子がガラシャの夫、細川忠興であった。性格は粘着性を極めたと伝えられる。
異常に嫉妬深く、絶世の美女といわれたガラシャは人に見せなかったという。
敵に攻められた時ガラシャを奪われるのを嫌い家来の手によって殺させた。ガラシャは洗礼を受けており自害できなかった。細川家の血は裏切り、日和見、権謀術数の歴史であった。

野田首相の親分は細川護煕である。国民を裏切るのは間違いない。桜前線は北へ向かっている。

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