天気晴朗なれど波高し、都議選の結果は衝撃的であった。
大乱の始まりである。
8%弱の無党派層が投票行動を起こしただけで、世の中が引っくり返ることが証明された。民主党政権誕生の時もそうであった。
物言わぬ国民が怒りを一票に託した時、トランプ大統領のような異形のリーダーが生まれ、フランスのマクロン大統領のような彗星のようなリーダーが生まれる。
既成の政党以外のところに一票が集中する。
戦い済んで夜が明けて、午前十一時、東京都の巨大な権力者となった小池百合子都知事は、とりあえずビールでと言っていた。
その目の先には、次の巨大な権力の姿が見えているのだろう。
今年中に五人以上の国会議員を集め政党助成金を手にする体制をつくるだろう。
人との出会いは別れの始まりであるように。
寄せ木の集まりはバラバラとなる終わりの始まりである。
世田谷区なんかで、マック赤坂氏が8000票近く集めていた。
恐るべしマックだ。
応仁の乱は11年続いた。それに近い大乱となり、集合離散が繰り返されるだろう。
いち早く動いた人間は勝者になることはできない。
忍耐こそが人間を大きく育てるのである。
たくさんお金をもらっている選手ばかりなのに、弱者の集団と化した読売ジャイアンツはどこか暗示的である。
気合だ、気合だ、気合だ、責任のなすり合いをしている場合ではない(私はヤクルトファンです)。
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