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2017年8月23日水曜日

「闇市今昔」

1945年日本は戦後の始まりであった。
何もなくなった東京に実は金、銀、財宝が数兆円以上隠されていた。
食料である米、麦、味噌、砂糖、塩、醤油など国民が2年間生きて行けるものが隠されていた。
魚も肉も野菜も隠されていた。
布団に毛布、衣料類も隠されていた。
誰が隠していたか、軍人、官僚、国家である。
マッカーサーと共に進駐軍が日本に来て没収した。
その没収した物資は闇市に流れた。
進駐軍の性欲を満たすために、特殊慰安施設が生まれた。
女性たちは家族を守るため、弟や妹を空腹から守るため体を売った。
特殊婦人といわれた。そして夥しい数の私生児が生まれた。
終戦は政治家、資本家、旧軍人やヤクザの金もうけの戦いの始まりであった。
進駐軍のためにキャバレーやダンスホールが誕生した。
クラッシックをやっていた音楽家たちは食べるためにジャズを始めた。
ヒロポン中毒が大量に生まれた。軍のために賭博場が生まれた。
闇市で大もうけしたものから現在一流企業として名を成している多くの企業が生まれた。
♪~東京ブギウギこころウキウキワクワクと唄われた。
旧軍人たちは進駐軍のスパイとなって命乞いをした。
東京の闇社会では中国人の伝説の大ボス「王長徳」が君臨した。
新橋、渋谷、新宿、池袋、闇市の利権を巡って戦勝国民(台湾、中国、朝鮮)と日本人との間で血みどろの戦いが生まれ、その中から博徒、的屋の親分が生まれた。
又組織を嫌う戦闘集団愚連隊の芽が生まれた。
進駐軍のための、進駐軍支配が実は現在の日本にそのまま生きている。
かつて空腹には耐えられない国民は皇后前で食糧メーデーを起こした。その数20数万人。
その裏で闇市成金は満腹感を味わっていた。
北朝鮮から核攻撃があるとジャッキを入れる(あおること、空気を入れること)アメリカ、日本を守ってやるから武器を買えとなり、又軍事費は増大された。
年金、医療、福祉、教育予算は武器に化けてしまった。

私の住む茅ヶ崎を選挙区にする河野太郎があろうことか国家の外交を仕切る外務大臣となった。
茅ヶ崎はまったく発展せず、相変わらずサザンビーチと加山雄三通り、サザンオールスターズである。
河野太郎が何かしたという話はない。(父親への生体肝移植という美談はある)
変人といわれている。
昨夜夕刊を読んでいて終戦後とちっとも変わってないと思った。
日本はアメリカに永遠にNO!と言えない国なのだ。
我々零細企業はずっと生きるか死ぬかの戦いの中にいる。
気がつくと公務員の給料はしっかりと上がっている。
♪~東京ブギウギこころウキウキワクワクではないのだ。
バカヤローと叫びながら落花生を口に入れいつものグラスに焼け酒をドボッと注いだ。
今世界の闇市は中国のボスが君臨している。
河野太郎何かせよ、歴史に名を残せ頼むぞよ。

(文中敬称略)

写真はイメージです。

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