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2019年4月2日火曜日

「雅(みやび)とは」

昨日新元号が「令和」と決定した。中国古典(漢籍)を出典としなかった。新聞の記事に年号に用いる“漢字”を使用せず、日本古典万葉集より云々とあった。私は無学の徒で学者さんの学識とか有識者さんの見識もない。ただ漢字を使っているのだから、いくら嫌中国の面々が、この元号にしてサヨナラ中国古典と言っても、常識的には漢字は中国から日本に入って来たものである。それ故サヨナラとは行かない。漢字を生んだのは中国である。“令話”の2文字を見て直感的に「命令」の2文字と戦争の時代「昭和」を感じた。そして日本人は何かの事変があり、いざ戦争となれば、国家の命令には絶対服従するだろうと思った。今上天皇は護憲であり、国家のリーダーは改憲が使命、悲願、自らのレガシー作りだと各メディアで論じられている。その事に私は論を持たない。ただ私は原爆を2度投下した国により、2発投下された、世界で唯一の国が、再び戦争に巻き込まれる悪夢を見る。戦争は最大の公共事業(?)であり、最大の不況対策(?)である。 現在の財閥、大企業は「朝鮮戦争」でボロ儲けをして大成長した。世界中が不安定でキナ臭い。東西冷戦時代と同じ位危険な状態にある。日本の防衛予算は5兆円を超えた。「令和」が万葉集を詠んだ雅(みやび)の時代のようになるであろうか。私たちは春夏秋冬を知る余裕もなく、一句を読む心情もない。お世話になった広告会社が次々と外資系になっている。そしてリストラとコストカット。テレビ番組で新しい時代に就職したら、給料は何に使いますかとの問いに、貯金しますが一番だった。高校生や中学生にお小遣いは何に使っていますかの問いに、貯金しますがやはり一番だった。その理由は将来が不安だから。欲しいモノがない。スマホがあれば十分だからだった。4月1日日経新聞が私の家に来ていたその夕刊一面には、大見出しで「新元号を決定へ」(日経はこの時点では新元号名を知らずにいた)他紙はドッカーンと新元号名。日経はもう一つ見出しで「景況感大幅に悪化」「大企業製造業2四半期ぶり」「3月日銀短観」日経には新元号と共に来る、日本経済の明日を案じていた。不眠症でも悪夢は見る。きっと少しは眠っているのだろう。帰宅して見た、テレビのニュースに有識者林真理子先生の顔がド・アップで出ていた。「雅」とは(?)。

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