春は転勤の季節である。私が一年の内に一度くらいは頼む「なんでも屋さん」の会社がある。現在引越しの季節で大忙しだ。引越し業は人手不足で、価格はうなぎ上り。「なんでも屋さん」は、そこに住んでいた住民の習慣や習性をよく知っている。若いヒトのほとんどはゴミ屋敷的であり、異様な異臭の中に住んでいる。つまり掃除のできないヒトたちなのだ。彼氏と会う時は猫なで声で、趣味はお掃除です。なんてばっくれて言う。「なんでも屋」さんが言うには、若いヒトの部屋はもう「夢の島」だ。バスタブには使い切った化粧品やゴミを処分したビニール袋がビッシリと入っている。キッチンにはレトルト食品を食べた後の山、黒いビニール袋が部屋の半分以上を占拠している。あるテレビ番組を見てビックリした。デートの時は趣味はお料理ですなんて平気で言う。近頃の若いヒトは、何より図々しいんです。少しオマケしてばかり言うんです。掃除をしない女性で、結婚生活を長く続けられたのはあまりいない。しかしダンナかキレイ好きだと長続きをする。「なんでも屋さん」に、本の出版をすすめた。若い男子が50%以上女性関係、とりわけ結婚に興味がないと言うのは、きっと異様な世界と、異臭を知っているからだろう。そこでラブホテルだけは大繁盛する。その中が盗撮されていると言う。よって私は監視カメラや盗撮のない大自然の中で、思う存分にをススメる。虫さされに合うので、キンカンを忘れずに。
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