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2009年11月15日日曜日

人間市場 記事市篇

新聞記事を読むのが一日の楽しみであり、一日の苦でもある。

喜有り、怒有り、哀有り、楽有りの記事の中に世の中が見える、
ザラザラした紙の万華鏡である。

私は、朝日、読売、日刊スポーツを自宅に入れてもらい、
日経、毎日、神奈川新聞を駅売りで買い、通勤途中で読む。
夕方に日刊ゲンダイ、夕刊フジを、コーヒーを飲みながら読む。
この二紙には時として、事の神髄を読み取ることがある。
それを探す楽しみがあるからだ。(赤旗日曜版も入れてもらっている。)


朝日新聞に「素粒子」という題字の下のコラムがある。
私はこのコラムニスト(二人らしいが)の文章がすこぶる嫌いであり、
二度程葉書を書いた事がある。が、返事は来なかった。

14字×14行で書く人が一人、◎印を4カ所入れ14字×10行位で書く人が一人。
「素粒子」とはいえ、この二人は年収一人当たり2000万位の給与を貰っているらしい。

昼には高給ワイン付きのランチを女性と食す。
そのまま、行ってはいけない処に入ってしまう事もあるらしい。
ハイヤーは使い放題。

と、以前に読んだ「たかが朝日、されど朝日」に書いてあった。
ご両人は特権階級という。
他に「社説」「天声人語」の執筆者がいる。

山椒は小粒でピリリと辛くあって欲しい。
科学的に言う素粒子とは最も小さな存在だ。
低俗なチャカシ的、オチョクリ的、イヤミ的、ダジャレ的ばかり。

つまりは、恐ろしく下手くそなのである。
自分の会社、朝日新聞がどれほど社内闘争と社内政治に明け暮れ、
経営は赤字、広告の半分は旅行と通販と映画と書評ばかり。

その上で自らのコラムを書いて欲しい。
先日のコラムは、文字113字「」が10個、句点が10個◎印が4個であった。
これで年収2000万(?)。
多分日本一高いモノ書き両人である。

ご両人何か文句あれば、
文句待っています。

2009年11月14日土曜日

人間市場 ラーメン市篇 

タレントとは「才能」という意味。
さすれば彼等、彼女等は才能があるのだ。食べる事だけ、太る事だけが売りの人たち。

世はラーメンブーム。
予算が安いので番組が作りやすい。
(何しろお店側がタダでもいいから取材してとテレビ局へ売り込む。中には日当を払ってアルバイトに行列させる。裁判所の傍聴券をもらうのと同じ。それ専門の会社がある)
ああ、又、出ているギャラがタダ同然のタレント達。
あの人はイマの人たち。あの人はヒマの人たち。あっ、未だいたんだと妙に懐かしくなったりもする。

ひとすすりする。旨い!カメラカット、スープをひとすすり。
旨い!カメラカットする。次はスープ全部飲んで完食で〜す!
(でも飲んでいるところは写さない。全部食べてたら一日何軒も回れない)

あろう事か、ラーメン評論家が出て来たりします。
中には一年中、一日三食ラーメンです。
へぇ〜なんて。もう、八丈島か佐渡ヶ島送りにして根本的に治さないといけないラーメン中毒がいます。

ラーメン。
このカタカナ四文字は私にとって聖なる言葉。私は東京の荻窪で25年幼少より育ちました。
あの丸福、あの春木屋。駅前広場拡張で移転を余儀なくされた丸信、これがまず最高三大横綱でした。
絶対の存在であった無愛想な丸福は、脱税やら投資の失敗、マンション経営の失敗やら、近所のやっかみ、密告やら(噂です)でTHE END。終わりになりました。
次男は中学の一年先輩でした。

又、○○軒だ××屋だ、△△△店のオッサンが列を組んで人の店行って、オッ、旨くなったじゃねぇか。とか、ウンかなりだ、今一歩頑張れとか、オッ、何か入れたか、オイ、変わってないじゃねぇか。
なんて、なんて、なんて能書きたれる。
大体、金網で出来た丸籠で麺を茹でるラーメン屋なんて、
全然失格、退場、破門、絶縁、所払いです。
あろう事か、その丸籠から麺をお客に向かって投げる店がある。(ラクロスじゃないっていうの)止めとけです。
何とか切りと言って丸籠の麺を天地左右に振り回す。(辻斬りじゃないっていうの)

ラーメンの麺は煮えたぎる湯の中に入れ、平籠でオーダー分の麺を見事に湯切り、さばく。これが本筋です。
春木屋さん。銀座の中央競馬の馬券売り場の隣にある、共楽さん。
この二軒が筋者です。(荻窪にはかつての丸福風、丸福があります。遠い親戚だそうです。)

ラーメンだしの作り方だ、醤油だれの作り方にぐだぐだ能書き言ってる店に旨い店はまずありません。
死んだ丸福のおやじがいたら、ゴーツクぽい奥さんがいたら、長男と嫁がいたら、能面のような顔を真っ赤にしてそんなのラーメンじゃないって怒るでしょう。
昔オヤジさんにパチンコの出る台をそっっと教えていたら、人より2枚チャーシューが多かったのです。(他のお客とは別格でした)

この間、あるタレントが言ってました。食べて太る事で生計を立てている男です。
何が辛いって、まずいラーメン屋を、うまい!と嘘をつく事。
良心の呵責で痩せそうです(全然痩せれません)

黒いスープ。ステーキの様なチャーシュー。具がゴッソリで中々麺にありつかないもの。
頭に浮かんだモノは全部入れちゃえっていう変な物。
替え玉だなんて、本人を出頭させろだ。

大体つけ麺なんて、ラーメンの鴨せいろだ。
どっか半端でハッキリしねぇ存在だ。
そんな事を言っていたら、若い者たちが、いや〜やっぱりあそこのつけ麺は最高だったなんて言いながら帰って来ました。

西川史子という猫顔で、顔の大きさと、腕の細さがアンバランスで気持ち悪い不気味系の医師兼タレントが(本人は美人と思っているから始末が悪い)、とあるラーメン屋の取材で何人かと正体不明のラーメンを食べてました。
言葉は旨い。でも本当はスゲェまずいと顔に出てました。(泣きそうだった)
そのラーメンは、タンメン的、ジャージャーメン的、石狩ラーメン的、タンタンメンパーコーメン的。
食べてる人と同じ位不気味な代物でした。

2009年11月13日金曜日

人間市場 陽水市篇

1112日、行ってきました。

ところは、東京国際フォーラム。友人と井上陽水のコンサートへ。


時、あたかもオバマ大統領来日前夜、天皇在位二十周年。皇居前でエグザイルのコンサート・レセプション。もう、警察の黒い集団がビッシリ。昼は、右翼街宣車ガンガン。

エグザイル目当ての若者の渦。何かにつけてモメ事を起こす性分があるので、友人より押さえてと。で、八重洲富士屋ホテルのコーヒーテラスへ、エスプレッソでクールダウン。


635分、じゃ、行こうと、コンサート会場へ。

うぁ〜、いる、いる、いる。平均年齢、456歳(?)もっと上かもしれない。

712分、陽水登場です。いつものファッション。いつものギター。(3本使い分け)

「とまどうペリカン」「ホテルはリバーサイド」「ジェラシー」「少年時代」「最後のニュース」「風とライオン」。私の好きな「傘がない」「背中まで45分」を歌わなかったのが残念だったが、久々の陽水の突き通る様な高い声に痺れる。

何が痺れたか、右足がです。右隣のお客さんが、私の領域まで不法侵入。

中年少女(?)は荷物を足許へ。中年少年(?)と一緒。その荷物を避けるため変則的体位でいたら、右がつって、痺れて痛いのなんの。

丁度、「少年時代」を歌ってました。歌に痺れ、右足は痙って痺れで意識はステージから、右足へ。でも良かった、えかった、痛かった。

ご本人は、例の美川憲一的喋りで、クニャクニャっとしながら皆さんこんばんわ。

謙虚、謙虚で40年やって来ました。最近人がどんどん亡くなるの、なんて。

本当にやりたいことやるには500歳まで生きたいわ、皆さんもお元気でね、なんて。

もう満員の場内、ウケにウケる。アンコールは4曲。「アジアの純情」で総立ち状態。ラストは「いっそセレナーデ」であった。静かにお客をクールダウンさせました。

さすが超一級のプロフェッショナルの構成でした。

日本語の持つ美しさを独自の世界に引き込んで作った、詩的、文学的、哲学的、政治的、叙情的「陽水の世界」でした。

一つの不満は、このハコ物の建築がおよそコンサートを聞くという場になってない事。

アート色がなく、官庁の中で歌を聞いている感じであった。

右翼にも、警察官にも、ガードマンにも、寒い中で頑張っているから中に入って、23曲聞かせてあげたらと思った。

みなさん、お元気で、お気をつけて、おさようなら、おありがとう、で、お終いでした。


下りのエスカレータを降りながら、ふと、筑紫哲也を思い出しました。NEWS23のバックミュージックが陽水の曲だったからでしょう。今の時代にどんなメッセージを送ったでしょうか。多事争論、オブジェクションが、陽水の歌とダブって思い出しました。

そうか、陽水の歌はジャーナリズムソングでもあるんだ。


この日私は東京のホテルに泊まるつもりでしたが、どこも満室でした。

歴史は夜つくられるとも言う。

2009年11月12日木曜日

人間市場 異形市篇

男の顔は履歴書と言ったのは確か大宅壮一であったと思う。

生まれながらの顔に何度も手を加え、異形化し逃亡すること二年七ヶ月。整形は美しくなるためだから、この男がやったのはその逆の異形手術だ。


男は捕まった。

私が驚いたのは、その顔がまるでクローン人間の様に父親に似ている事だ。

職業は外科部長であったとか。母親は歯科医、典型的な医系家族だ。息子逮捕に対し門前で夥しいマイクの前でインタビューを受ける。話す度に、妻が強く頷く。自分たちの人生の誤りをそっくりな顔は淡々と語っていた。妻は2ちゃんねるやネット上に顔が出て恐いとも言っていた。はっきり言ってほっとしました。お金の仕送りは誓ってしてません。異形の息子に育てた親は茨の道を歩かねばならない。


人生の整形手術はもう出来ないのだろう。愛娘を失った両親の顔も又、美しい娘によく似ていた。二十二歳は人生に於いては未だ入り口だ。父親の無念の涙の量を計る術はない。

逃亡小説の名手、吉村昭ならこの逃亡をどう書くだろう。ふとそう思った。


十九歳の女子大生がバラバラにされる。

三十四歳と三十五歳の小太りの女が人を騙し、何人殺したか判らない。

一人、二人、三人、四人・・・・・もしかしたら八人(推定?)

出会い系サイト、孤独につけ込む悪女たち。残忍極まる事件の数々。インターネットは相手の顔を見ずして出会う事が出来る。そこには、相手の履歴書が見えない。太った悪女にもきっとそっくりな親がいるのだろう。


報道ステーションで古館伊知郎が先日、大変な誤りをしました、市橋容疑者が整形手術したという病院の写真が、全然違う病院でした。関係者に大変ご迷惑をおかけしました、すみません。どんな過ちも報道は簡単な訂正で済ますことが出来る。そのくせ、正義の代表者の様に熱弁する。同じ日NHKニュースでは、テロップで市橋がずっと市川だった。鼻の穴が二つ天を向いている、木で鼻をくくった話し方をする見下しのキャスター田口五朗はシラッとしていました。この人には感情がありません。無感情なのです。女子アナがテロップで市橋が市川になっていましたすみません。それにしても、報道、特に女子アナウンサーの言い間違い、日本語の乱れは夜遊びも乱れているからか、酷すぎる。見た目重視だからだ。

小説家の文字が一文字でも間違って出版されたら一大事である。

例えば「生」が「死」に間違って出版されたとしたら。


ネット社会は顔のない社会。何が起きるか、誰も予測できない。

実際の社会では消す事ができない事もネット社会では削除して終わりだ。

但しサーバーの中には永遠に残る。一度とられた指紋と同じ様に。

ネット社会は闇の中に次の獲物を探す。その人は、あなたの隣にいる人かもしれない。


「誰も助けてくれない」という映画があった。ネット社会の恐さがよく表現されている。一人の子供が事件を起こすと、その一族郎党全てがネットによって追い込まれる。

もし、あなたの側に今なら防げる事があるのなら、しっかりと対処して欲しい。

解決法は愛情と誠意しかない。

2009年11月11日水曜日

人間市場 柿ピー市篇 

銀座四丁目の交差点に交番がある。

その前が、名店「あけぼの」おせんべい屋さんである。

その隣が三愛ビル、一階にオープンカフェがある。

そこのパイプ椅子に座りながらエスプレッソを飲む。



楽しみは人間ウォッチングである。少しでも時間が空くと一人でそこへ行く。

何で格好いい外人が連れている女性、もしくは結婚している女性は美人でないのか(?)。

何で美男美女カップルがいないのか(?)。

何であんな年を食った女性と若い男が手を握り合っているのか(?)。

何であんなに太った女性とスレンダーないい男が(?)。

何であんなに太った男と知的な女性が(?)

美女と野獣、大と小、太と細、阿呆と知性。

結婚と離婚と再婚。破壊と再生は繰り返されるかだな。

そもそも結婚なんてものは偶然の産物でしかない。いかなる科学者もその必然性を証明出来ない。蓼食う虫も好き好きだ。


おっ、「あけぼの」の隣のワッフルを焼く屋台風の店から良い香りがして来た。

若い女性が行列だ。みんなに買って帰るか、と思った時、隣の椅子に一人の教授風の太った人が座った。濃紺のスーツは中々の素材。ドサッっと書類の山。パラパラめくる。難しそうな字がビッシリ。グラフもいっぱいだ。

かなり下っ腹が出ているが、髪のモジャモジャ感は、数億円を脱税して忙しくって忘れてた人に似てる。

いや、むしろヌード撮影をしたら、そりゃイカンと家宅捜査を受けた写真家に近い。


黒い、大きな革の鞄から次に出した物はおよそインテリ(?)とはかけ離れた物ではないか。一袋、二袋、その名も名高き亀田製菓の柿ピーだ。

教授(?)はその袋を二つ一緒にバリバリっと破った。そして猛烈な勢いで口に入れる、というより投げ入れる。

時に目をつぶり天を仰ぎバンバン、バリボリガツガツ食べる。うるさいのなんの袋に触る音、噛む音、二袋をアッという間に平らげて三袋目を出す。

こうなると私も帰るに帰れない。


そこにオマタセーと、二十代前半の前半のウルトラ美女。

(着ている服は、ルチアーノソプラーニ風)

なんだい娘とデートか、それにしても全然似てねぇ親娘だなと思った瞬間、

な、なんと二人はキス。そう接吻を長々するではないか。

通行人もストップ、時間よ止まれだ。

オイ、オッサンの口の中には確か柿ピーがたっぷり入ってる。鳥のエサの口移しじゃあるめぇし。左手には三袋目をしっかりと。

オッサンじゃない教授(?)は目をつぶってました。

美女がギョロッと睨みました。正しくはガンを飛ばしてました。

すみません、直ぐ帰りますと席を立ちました。堅気じゃねぇな、と確信しました。

交番の前では長い木の棒を持った若いお巡りさんが、当然怒ってその光景を見ていました。


WAKOの時計が午後四時三十八分を指していた。

2009年11月10日火曜日

人間市場 理論市篇 

政権交代、攻守交代、みんな交代。

国民の一票の価値を、目の前に見る。このままいくと間違いなく自民党は社会党が解散した様になる。すでに斜民党、騙る平家と徳川十五代と同じ運命だ。

歴史的な役を終えた細胞組織は消えるしか無い。

かつてのすさましい権力闘争はひと重に自民党が与党であるための手段であった。

自社さ、自自、自公、悪魔にだってひれ伏す。

社会主義だって、創価学会にだって心も体を売る。四十八手何でもありであった。

これから自民党はかつて、森喜朗、野中広務がやった様に民主党のスキャンダル探しをやるだろう。しかし、かつての成功体験は再現できない。

まず、圧倒的に数が違う。野中広務の様な役者がいない。

当時の策士や凄腕は老人と化し、引退し相手の陣中に入っている者までいる。

人材を育てない組織は、一度崩れ始めると信じられない程脆い。

企業で言えば、ソニー、西武、カネボウ、ダイエー、トヨタ、三越、ミサワ、JAL

等々枚挙にいとまが無い。

これからも信じられない会社が信じられない事になる。

あっという間にそれは起きる。

ただ生き残るための合併は人心を乱れさせ、混乱を生み破壊する。

外から見ると生きているが、中に入ると死んでいる。

テレビを付けると、攻守交代した自民党が予算委員会で質問している。

その面子に驚いた。

何と、大島理森、町村信孝、加藤紘一だ。完全に終末だ。

若手の小泉進次郎あたりをぶつける勇気が必要だ。

新人の当選者五人を起用する位の度胸が必要だ。

ある企業に私がリスペクトしている一人の天才がいる。

その人が著書の中で面白い理論を書いていた。

「カマスの理論」という。

要約すると、水槽の中で小魚を食べ飽きたか見ることしかしなくなったカマスたち。

間仕切りにしたガラスを外してもそのまんま何もしない。

ガラスで間仕切りをされた事に慣れっこになり、それを外されても関心がないまったりしている水槽の中に一匹のイキのいいカマスを入れると、一気に小魚に襲いかかり始める。

するとのんびりを決め込んでいた他のカマスも本来の姿を猛然と見せ始める。

という事らしい。

弱者を強者がいじめるというのではなく、習慣性、マンネリの打破、無力感の蔓延作用を止めるという事と理解した。

怠惰な組織に入れるカマスを、あなたの会社に入れるカマスを育てなければならない。

手練手管の時代はもう来ない。

私はカマスに食べられる小鰯に過ぎない。

どうせ食べられるなら、若い者のエサになりたい。

2009年11月9日月曜日

人間市場 報復市篇 

男たち女たちが、目をむき、息を弾ませ、法廷から飛び出てきてマイクに向かう。

スワッ一大事。天地でも引っくり返るのか、はたまた革命でも起きたのかと思った。


毎度お馴染みテレビのワイドショーだ。


あの秋葉原事件以上だ。

よくもマァ、連日、連夜、酒井法子をやってくれるものだ。

主文。懲役一年六月、執行猶予三年。予定通りであった。

私は酒井法子に何ら関係ない者である。毛頭かばうつもりもない。

(ビートたけしは中国なら死刑だぜ、なんて先般語っていた。)


じゃなんなんだを書く。

私はこの事件のマスコミ報道に小さな孫を持つ者として、大いなる異常性と大いなる恐怖を感じた。見える敵とは戦えるが、インターネットや、マスコミ報道は見えざる敵である。


私が言いたいのは、マスコミの発する言葉の暴力、映像の殺意である。

酒井法子の十歳の子共の将来である。

人の不幸は蜜の味と言うが、この度の事件報道や書き込みで受けた心の傷は計り知れないだろう。十歳の子供への殺傷能力はケタ違いに重罪だ。

将来、この子供が狂気の殺人者、異常犯罪者、札付きの悪、又は、マスコミやそれに荷担したコメンテーター、芸能レポーター、ヤメ刑事、ヤメ検、ヤメ麻取(マトリ)、

出たがり医師たちに対し、テロリストと化しても甘んじて受けねばならない。


十歳の子供の心情と将来を考えようと言った者、言った会社は一人も一社もない。

異常は必ず異常を育てる。

仮に私が十歳の子供なら、将来必ず報復するだろう。(する価値のない者ばかりだが)

一人一人、一社一社に。


何故なら、子供にとって、どんな母親でも自分を生んでくれた大切な人なのだ。

愛する母親なのだから。


十歳の子に言いたい。


辛い、悲しい、悔しい、

何年かして引き金を引きたい。


そんな時はおじさんの処に必ず来るんだよ。

相手は阿呆たちなんだから。相手にする価値はない。

きっと、逞しく育つんだぞ。

そして、お母さんを守るんだよ。

2009年11月8日日曜日

人間市場 孫市篇 

川上、大下、青田、小鶴、金田、小山、村山、長嶋、王、尾崎、池永。
ずらり凄い名でしょう。


この人達を私はずっと持っていたのです。
独占です。
時々人の手に渡りましたが、何とか取り戻しました。


ベーゴマです。


愛する孫、娘の子です。
3歳なのですが、ベーゴマではなくベイブレードの達人です。
ベーゴマの近代版、21世紀版です。本当に良くできています。
ギコギコ回して、ギザギザ思い切り引っ張ると、スタジアムというお盆の様な中でブーンと凄い勢いで回ります。

赤、青、黒、黄、沢山持ってます。
ガンガンやります。
グランパやろう!やろう!やろう!とせがんで来ます。
泊まりに来ると朝からベイブレード決戦です。


私がガキの頃は、自分のヤスリで削ったり、自転車屋さんのヤスリを使わせてもらったりして
自前のシンショウガン(一番強いのです)を作りました。


バケツに雨合羽を縛り付けたのがスタジアム、路地裏での決戦です。
私のシンショウガンは本塁打王小鶴でした。
これが負けるともういけません。
夜も寝れない程ショックでした。


何としても取り戻さねばなりません。

先日ベーゴマをやる機会がありました。


全然駄目です。やり方も判りません。
紐の結び目に2カ所タンコブを作るのを忘れてました。


それにしてもベイブレードは良く出来てるな。と、竹馬の友と語り合ったのです。


もう少しすると孫が来るそうです。
赤で勝負です。
孫の青は強いのです。

2009年11月7日土曜日

人間市場 記者市篇 

11月6日朝刊を読む。



朝日、読売、日刊スポーツ、日経、毎日。

スポーツ記者が松井秀喜の快挙をどう書くか、値踏みをしてみた。

私が選んだ一等賞は断然日経新聞の編集委員、朝田武蔵氏が書いた記事であった。



松井秀喜伝説の集大成が大見出し。

"怪物”証明したMVPが次の見出し。



ここまでは他紙に近いが、内容がいい。概略すると、

1992年、夏の甲子園の星陵(石川)の4番、松井秀喜は5打席連続敬遠された。

何故、その答えを知るために敬遠させてた者と、された者が求めた17年間の月日と使命が必要だった。

そして、ワールドシリーズで3打席連続2打点。



あの、夏の甲子園、相手方の監督はこれを恐れていたのか。

野球を続けて行く上で、伝説を本当の意味で伝説化するのは僕の力次第じゃないですか。



この日の日経をもし、あの日敬遠を命じた監督が読んだら。
一人屈辱を晴らせただろうか。



他紙の記者はもう少し心して書いて欲しい。

特に日刊スポーツの記者には猛省を促したい。
巨大なスペースに一行たりとも感じる言葉がなかった。


また、阿久悠が生きていたら、日経の記事を何と思ってくれただろうか。

彼も又、野球をこよなく愛した伝説のスポーツライターでもあったから。





朝田武蔵。

その名の通り宮本武蔵の如くいい切れ味であった。





この日、涙を流すほど嬉しかったと言う人が沢山いた。

何故、一気に涙を流さないのだろう。



私と息子は流し合った。

2009年11月6日金曜日

お知らせ〜東本三郎出演情報 〜

東本三郎がNHKラジオ深夜便(NHKラジオ第1)のインタビューに出演することになりました。


著書「グレる、グレそう、グレたら」を題材に東本の少年時代などの話や、
親へ、教師へ向けた子育てことばを話します。

よろしければ、お耳を拝借していただければ幸いです。


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NHKラジオ深夜便・インタビュー(アンカー宇田川清江さん)
11月8日(日)25:00〜(9日(月)AM1:00〜)
NHKラジオ第1
※放送時間は多少前後します。
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