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2014年8月4日月曜日

「一回は十戒」



過去に一回観た「十戒」を500円で買って来て観た。
他に100円で、ヒッチコックの名作「汚名」オットー・プレミンジャーの代表作「黄金の腕」だ。
「十戒」は一九五六年パラマウント映画製作の大巨編229分監督はセシル・B・デミル。
今から58年も前、CGも全てない時代に、よくぞまぁこんな巨大な学芸会を作ったもんだと改めて感心した。

一九五六年は日本の文化史にとって極めて重要な年であった。
若き石原慎太郎の「太陽の季節」が芥川賞を受賞する。
やがて太陽族ブームが起き、そして石原裕次郎という大スターが出現する。

アメリカではエルビス・プレスリーが登場しロックンロールが大流行となり、不良がスタイルとなる。
この頃から東京の新宿辺りで、アングラブームが起きサブカルチャーと呼ばれていたものが地下から地上へ、ニューと顔を出した。
寺山修司、唐十郎の登場だ。
街頭テレビには数万人の人間と人間がへばりつき、力道山に熱狂しはじめた。
若者たちが不良こそ最良だぜとなった。

日本の文化史にとって特筆すべき年に皮肉にもモーゼの「十戒」はつくられた。
そしてモーゼの時代と同じ今なお中東アラブ、イスラエル・パレスチナは終りなき戦争の中にある。
この戦いに終りがある訳がない。四百年しか歴史のないアメリカが三千年以上戦っている民を説得できるはずはない。
映画「十戒」の主役モーゼには、チャールトン・ヘストン。エジプトの王ラメスには、ユル・プリンナーであった。

「十戒」は一回は観てもいいのだが、話の内容は古事記とか日本書紀の様なもので、あくまでも途方もなくお金をかけた、学芸会をみるつもりでがいいと思います。
(文中敬称略)

1 件のコメント:

しきろ庵 さんのコメント...

小生の知り合いでこの津軽に住んでいるのですが 明治の学生のころ唐十郎とアングラ劇立ち上げた笹原もしゅさんと知り合いです。
商業演劇とアングラ 生き方の違いで袂解ったみたいですが 70超えて演劇語るあのパワー ただただ尊敬いたします。