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2015年2月17日火曜日

「怪物に乾杯、つまみはから揚げ」





「ジャージーボーイズ」というハリウッド映画が昨年日本で上映された外国映画のNo1となった。
残念ながら映画館には行けなかった。
2月11日そのDVDを買ってもらっていたのでそれを見た。
監督は八十四歳になる巨匠「クリント・イーストウッド」だ。
この人は怪物である。
年を重ねるごとに作品が若々しくなる。
ジャージーボーイズは友人たちが揃って絶賛していた。
ニュージャージーで育った4人の若者が60年代を代表するヒット曲を連発し成功するも、グループはお決まりの様に仲間割れして行く青春映画だ。
全米No1になった「シェリー」「恋はやせがまん」「恋のハリキリ・ボーイ」「悲しき朝焼け」「悲しきラグドール」「バイ・バイ・ベビー・グッドバイ」など4人グループ“フォー・シーズンズ”が唄う。
ミュージカルをクリント・イーストウッドが映画化した。
リードボーカルの声は裏声とヨーデルが重なった様な不思議な高温の声で、私は少年時代友人みんなとノドを引き絞って真似をした。

クリント・イーストウッドは早撮りで有名な監督。
2月21日からは「アメリカンスナイパー」というアカデミー賞の候補作も上映が始まる。
監督と製作を一人でやって成功したのはこの人とオーソン・ウェルズしかいない。
3,790円で2時間30分何度も何度も楽しめる。
何かに向かっている人は老いる事はない。
夢を追っている人はいつも青春時代だ。
クリント・イーストウッドはそう教えてくれる。

♪シェリー シェリーベイビー シェーリー
と気分よく口ずさみながら昨日夕刊を読んでいると「とりのから揚げ」の事を中国語の発音では「ジャージー」ということを知った。
中国では「ジャージー・ボーイズ」は「とりのから揚げ少年」となってしまうのだ。何だかガックリとした。
週末に又、見る事にする。

60年代は音楽の宝庫であった。
ペラペラのソノシートで聴いた「悲しき街角」「悲しき雨音」であった。
少年の恋は悲しいのだった。
クリント・イーストウッドは何度も結婚し、何度も離婚し、何度も自分を生まれ変わらせてきた。
彼はきっと100歳になっても青春の真ん中にいるだろう。

怪物に乾杯だ!つまみは勿論とりのから揚げだ。

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