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2015年2月6日金曜日

「王さんは『玉』だった」




「艱難汝を玉にす」→カンナンナンジヲギョクニス。
“艱難”とは辛いこと、苦労、難儀なことと辞書にある。
“汝”とはおまえ、そなた、きみということ。
“玉”とは光り輝く存在のことだ。
若い頃の苦労は買ってでもしろ、と古人の教えもある。

あ〜嫌だ、も〜嫌だ、なんでオレだけが、なんでワタシだけがこんな辛い思いをしなければならないの。なんでオレはついていないの、なんでワタシは…と深いため息をつきどっとソファーやふとんに倒れこむ、そんな日々を乗り越えた先に、きのうと違う自分、強くなった自分、優しくなった自分、全然新しくなった自分に会える。
その逆に、つらいこと、嫌なこと、シンドイことから逃げまくると、天から見放されることになったり、運やツキからも見放されたりする。

最もイケナイのは人のせいにすることだ。
アイツのせいでとか、親兄弟のせいでとか、会社のせいでとか、社会のせいとかだ。

私の好きな戦国武将の一人に「山中鹿之介」というのがいた。
本当にいったかどうかは相手が戦国時代の人なので分からないが有名なフレーズが伝わっている。一族滅亡の危機に直面した時に「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」いったとか。そして死に、そして伝説の武将となった。
死に直面し更につらく苦しいことを与えよだった。

日本国はイスラム国(?)のテロのターゲットとなった。
狂信的な人間を相手にした残酷な現実から多くを学ばねばならない。
挑発に乗ってはならない。相手の思うツボの中に進んで入って行くことになる。
大変疲れたであろう国のリーダーたちに冷静になってもらいたいと切に願う。

好きなフレーズがもう一つある。
大きな組織に入っていない(暴力団員でない)、ある街の若いサラ金の男の本を読んだ、その題名が「ブルったらおしまい」であった。
喧嘩をする相手でいちばん手強いのは、じっと、そっと、黙っている男だ。
ブルってはいないからだ。

今夜は何か心が乱れている、何かにブルっているのかもしれない。
だがひと眠りして朝になったらまた、艱難辛苦の一日が始まる。
苦あればきっと楽ありを信じて。ブルってはいられない(ちなみにブルってるは、恐がってブルブル震えていること)。

肩こり、首痛、腰痛をほぐしてくれていた中国人女性(王さん)が一月で辞めてしまったと昨日聞いた、多分そのショックで心が乱れたのだろうと思う。
女子プロレスラーみたいにゴツイけどマッサージは抜群に上手かった。
そして何より優しかった。どこへ行ったの「王さん」なのだ。

“王”さんは私にとってマッサージ界の光り輝く“玉”であった。
私の仕事場の斜め前、「からだリフレッシュ工房」に居た。
誰かどこかであったら教えて下さい。60分で4200円だった。

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