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2015年2月24日火曜日

「先生の義務」




バカヤロー学校は何をやっていたんだ。
バカヤロー担任の教師は何をやっていたんだ。

 川崎市の河川敷で少年が素裸にされカッターナイフで切り刻まれた。
島根の離島から転校して来た、明るく、バスケット好きだったという13才の少年。

不良たちに殴られ顔面アザだらけになっていたというのに、学校を全欠していたというのに。家庭訪問はしていなかったのか。

校長は「先生自身も残念で悲しく、悔しい気持ちでいっぱいです。みなさんも同じ気持ちかと思います」と語ったとか。
担任は女性であった。ならば同僚の男の教師は何の相談相手にもならなかったのか。

バカヤローたちは義務から逃れ、責任から逃れ、学校の保身、自らの保身しか考えない。いつでも生徒を見殺しにするんだ。

少年の頃私は嫌というほど教師に裏切られ、傷つけられ、そして放校された。
教師が守ってやらないで誰が生徒を守ってやるんだ。不良が恐くて教師ができるか。
殺された少年は5人きょうだいの次男だという。
不良の中にちゃんとした番長がいたらこんな酷いことはさせなかっただろう。
少年が通っていた中学校の校名は私が読んだ新聞に載っていない、ただ私立中学としか書いてなかった。
涙ぐんで話す担任の女性教師の話に生徒“数人”も泣いていたと記事に書いてあった。

島根の離島・西ノ島にいたらきっと青い海で友だちたちと遊んでいただろう。
私が結婚する時にお仲人を頼んだのは中学時代の担任だった女性の教師です。
妊娠後期だったのに勉強のできない私に放課後勉強を教えてくれました。
私立には月謝が高くていけません、先生のおかげで都立高校にすべり込めたのです。

少しボケたけど今でも元気です。飛び切り陽気なご主人も教師だった人です。
先生から受けた恩は生ある限り忘れないのです。

殺された少年が責任感のあるいい教師たちと出会っていたらと思うとやりきれないのです。親は勿論のことだが、義務教育中は生徒を守る義務が学校と教師にもあるのです。
少年の大好きだったバスケットボールは憎しみを込めてあの世に転がっていくだろう。(合掌)

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