※写真はイメージです |
その夜私たちの隣りの席に、15人のお客が中華料理店に集まっていた。
さて、何を食べるかと一人一人考える。
中華料理店の女性スタッフがオーダーを取りにくる。
一人は肉たくさんチャーハンを。
一人は鉄鍋餃子と焼売と大ライスを。
一人は玉子スープと天津丼を。
一人はグラスビールと麻婆豆腐とザーサイと中ライスを。
一人は回鍋肉と小ライスと野菜スープを。
一人は海鮮具だくさん焼きそばを。
一人は赤ワイングラスとザーサイとパーコー麺を。
一人は海老チャーハンとワンタンネギ抜きを。
一人はグラスビールとかた焼きそばを。
一人は野菜たくさん平麺焼きそばを。
一人はフツーのラーメンと言ったら、ないよといわれじっと考え春巻き4本と春雨と小玉子スープを。
一人はチャーシューワンタン麺少し脂っこいを。
一人はレバニラ炒めライスとニラレバ炒めの違いを聞いて馬鹿にされてからジャージャー麺にした。
一人は中華丼に焼売をオーダーした。
この間約1時間、お店の若い中国女性は怒気をたっぷり含んでいった。
ニッポン人タクサンタクサンモータクサン。
お客さんたちは県会議員、市会議員、村長に村会議員たちであった。
リーダー格の議員はバラバラが一番イケナイ、一つになって頑張って下さい。
オッキャクサンみんなラーメンライスにしてくれたら早かったのにバラバラはイケナイヨ、ニッポンの政党みたいで。誰か一人怒ったのだ。
オイッ!オレが頼んだのはいつ出るんだこのヤロー腹ぺこなんだ!
な、なんとお下品な人たちでした。