ギリシャから始まった欧州の金融危機そして今中国のバブルが弾け始めた。
これらに共通しているオリンピックを開催した後に財政が悪化した事だ。
オリンピックは人々に感動を与えるが、開催国には借金の山を残す。
日本が現在国民一人あたり約800万円、先進国でダントツの1000兆円の借金を抱え始めたのは東京オリンピックの時、国債を発行してからといわれている。
エネルギー資源輸入で持っている国が円安で悲鳴を上げ始めた。
ガソリン代はうなぎ登りだ。生活の源となっている物が全て値上げとなってきた。
自国の通貨が安くなって喜ぶ国は日本でしかない。
オリンピックより震災復興の方が先だろうというメッセージを送ると非国民といわれるらしい。これから消費税が上がり続け、中国のシャドーバンキングが崩壊すると世界同時不況となる。
2020年度東京オリンピックは余程計画的に進めなければ、いよいよこの国は借金のヒマラヤ山脈となってしまう。
10代、20代の若者たちはその事が分かっているのか思いの外盛り上がっていない。
俺たちが借金を背負うのは嫌だからと云う。
盛り上がっているのは東京オリンピックを知っている年代だ。
9月12日(木)7時—10時15分迄、オリンピック招致にはこの大手広告代理店の力が大きいといわれる代理店の人と、あるNPOの代理理事の若者、それと人生を密教曼陀羅に捧げる長年の知人と様々なテーマの話をした。
更に元大手広告代理店の友人が加わり会話の内容はグングンと濃い味わいとなった。
私は雑学の一夜漬け人間だから中身のある人たちとの話は何より勉強になる。
鮒忠という会社の対面にある居酒屋は歴史的一日だと主人と女性店員(二人しかいない)は云った。何故なら40人位は入る店が私たち一行が帰店するまでお客さんが一人も来なかったからだ。どこが景気よくなったのかであった。
残暑なのにビールの売上は大幅減。乾杯をする事があんまり無いからだろうか。
先日久々に夜の銀座に出た。オリンピックが決まったのに銀座はガラガラという。
タクシーは空車の列。並木通りにはキャバクラの客引きが沢山出ている。
磯辺焼きの屋台にお客の姿は無い。バラの花を売るオバサンも売れない姿。
私と友人は銀座で人と打ち合わせをするため歩いていたのだが、花の都大東京のシンボル銀座は変わり始めていた。赤坂が新宿歌舞伎町みたいになった様に、大好きな銀座が統制不能となってきた様だ。
中国人か韓国人が「オッキャクサン、カワイイコイルヨ、チョットナカニハイッテクレルダケデイイカラ」と擦り寄って来る。バカヤロー誰に声かけてんだと思うが、私たち二人は大人なので無視をした。
銀座でもバンバンお客が入っている店は沢山あるらしい。
オレオレ詐欺や株でひと儲けした人間やゲームメーカーやIT成金がドンペリをバカスカ開けていると誰かに聞いた。磯辺焼きのいい香りが未だ残っている。
磯辺焼きにも消費税はかかるのでしょうか(?)