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2013年9月9日月曜日

「ニッポンと二本」


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世界大運動会が東京に決まった。
日本中がお祭り騒ぎの中、一人冷静に仕事をしている人がいる。
この人は例え目の前でいかなる大惨事が起きようと、天変地異が起きその身にいかなる危険が迫ろうと全く動じない。
その人にとってオリンピックは世界大運動会位の事。

その人の仕事はNHKの天気予報士、その人の名は渡辺博栄さんだ。
私の憧れの人だ。移り気な天気予報と女心はあまり当たらないといわれる。
但し外れたからといって叱られたり、給与を減らされたり、左遷されたりはしない。
何しろ相手はお天気だからだ。

渡辺さん(こう言わせて頂きます)は、無表情、無感情、声は低く心なしか暗い。
青白く、少しネズミ顔にメガネをかけ、やや猫背気味だ。
口をおちょぼにして鼻にかかった声で明日は風が強いでしょう、雨が多いでしょう、所々晴れ間があり、場所によっては曇または晴れ、または小雨から大雨でしょう等と極めて事務的に、且つプロフェッショナルとして淡々と仕事をやり遂げるのだ。

オリンピック開催国が決まった日、十二時からのニュース前の天気予報は見る事ができなかった。もし渡辺さんだったらきっと暴れ馬の様に大騒ぎする日本国民を静かになだめてくれたはずだ。週に一度か二度しか渡辺さんにお目にかかれないが、見る度にため息が出るのだ。

ガタガタ、ガヤガヤ、ムカムカ、いい年をして感情を抑えられない未熟者の私にとって正に雲の上の人なのだ。剣術でいえば渡辺さんは無刀流の達人だ。

友人のスポーツライターと電話で日本に決まった事を驚きあった。
私の内なる予想ではイスタンブールであった。
予報と予想は外れるもんだと決まっている。

世に「冷静力講座」というのがあれば、遅ればせながらそれを学びたいと思っている。
勿論講師は渡辺博栄先生にお願いしたい。

当分猪瀬知事のドヤ顔とふんぞり返り、威張った姿を見なければならないと思うと気が重くなるのだ。七年後この国がどうなっているのか、渡辺さんに予想否予報をして頂きたい。警報が出るとしたら何に気をつけねばならないのか。

世界一の借金国日本には新たに建設国債大発行という重大な暗雲がのしかかり、国民は重税に苦しみ、インフレ前線とデフレ前線が交わり景気は長期停滞するでしょう。
放射能汚染水はいよいよ東京湾に達して来るでしょう。
東京は万全でなく「不万全警報」が発令されるでしょう。

例えばこんな事にならない事を心より願いたい。
何はともあれ子どもたちにスポーツの祭典を見せられる事は何よりの事だ。
スポーツにはホットドッグと小岩井コーヒー牛乳と私の法律で決まっているのでそれで祝った。がんばれニッポンと二本食べた。

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