「多蔵厚亡」(たぞうこうぼう)
意味/多くを蔵すれば厚く亡うとも読む。
財物をたくさん貯えると、必ず失う物が多くなる。欲が深いと、人間関係を損ない、また自らの性格も悪くなり、悩みが大きくなるということ。
出典/「老子」四十四。対話/裸で物を落とす例なし。
現代への置き換え/この頃親族身内の中での残酷な殺人事件が後を絶たない。なまじ金を持ってたばかりに、金を貯め込んだばかりに、すっかり性格は守銭奴となる。この世にお金持ちや人の成功を心から喜ぶ様な大きな心を持っている人間は極めて少ない。
70代、80代、90代の人々が無惨に殺されている。
理由は金を貯め込んでいるからだ。
一度手にした金を出したがらない人間の回りには多くの殺意がある事を知らねばならない。金がなければ殆どの殺人事件は起きない。
人生はソコソコが一番いいものと決まっている。
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