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「疾風勁草」(しっぷうけいそう)
『疾風に勁草を知る』の略。激しい風が吹くと、か弱い草はなびき倒れるが、強い草は倒れず、はじめてその強さが分かる。
苦しい状況になったときに、はじめて人物の真価がわかるという意。
『勁草』は強い草の意で、節操・意志堅固な人に例える。
出典/後漢書・王覇伝。
用例/経営が思わしくなくなった時や、権力闘争などで敗れた時に信頼していたと思った人間が離れていく。疾風勁草、こういう時に強い味方になってくれる人間こそが大切な人である。
現代への置き換え/調子のいい奴は、人が調子のいい時には、おべんちゃらやよいしょを言って近づいて来るが、ひとたび調子が悪いとみると、潮が引くように離れていく。
金のない者には縁がないとばかりに、ふざけた野郎となる。
だが損得抜きの本当の付き合いをしていれば、きっとどんな時でもしっかり支えてくれる人間はいるはずだ。困った時にこそ本当の友かどうかが分かるはずだ。
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