ページ

2014年9月11日木曜日

「ハトとタカ」






天地左右、四方八方、値上げ値上げで、あーよかった。
これでデフレ脱却だ、なんてノー天気な国は世界広しといえども日本国だけだ。
消費税アップでそこいら中便乗値上げ。

財務省は来年度更に消費税を2%アップして10%にするはずだ。
日本銀行なんて財務省の手のひらの上に乗っているコバエみたいな存在、いつでもチョロチョロすんなと叩き潰せるのだ。日本国最強の財務省を敵に回す政治家はいない。

財務省の子分には金融庁や国税庁がある。
ガタガタいう奴は、たんまり集めてある金銭まみれのスキャンダルをチラチラ出されて、一発でシュンとなってしまう。
経済は急降下しているのに、余りの甘利は台風のせいとか、豪雨のせいとかで逃げを打つ。GDPも誤魔化すが、誤魔化しきれないほど酷い事になっている。
貿易収支などはメッタメタの赤字続きだ。これがよその国なら暴動が起きている。

勤勉な日本人がギューギューの満員電車にのり、遅刻もせず約束も破らず世界一真面目に働いているのに、なんで世界一の借金国になってしまったんだ。

財務省の使い走りになっている、麻生太郎。
この政治家も元総理大臣だったのに座布団の位置を下げられてしまった。
お公家集団と言われた派閥が宏池会だ。
宮澤喜一、麻生太郎、谷垣禎一と総理、総裁経験者が貫目を下げた。
ハト派といわれる宏池会の人間ばかりだ。

あの人は大酒乱で英語でからむといわれた今は亡き宮澤先生、減らず口ばかりで口がへの字になったといわれる麻生先生、大好きな自転車で大怪我をして花札の赤タン、青タンみたいになった泣き虫の谷垣先生。
しっかりしてくれよ、たのんまっせなのだ。だが期待はできない。
何しろ宏池会の生みの親である、故池田勇人総理は、“貧乏人は麦を食え”と堂々といった人なのだから。

ハト派集団とタカ派集団を大増税で手を握らせたのだから、財務省は笑いが止まらない。霞ヶ関のお役人目当ての個人タクシー(チョーチンが多い)の運転手さんがこういった。最近財務省の方のタクシー利用がグンと増えましたよと。まさかまた冷えたビールを出したりはしてないと思うが(相変わらずタクシー券を誤魔化しているといっていた)。
それにしても夜の銀座、赤坂は空車ばかりですよとボヤいたのであった。
 
運転手さんは1000円ポッキリのお客の私に、ご乗車ありがとうございましたとご丁寧にあいさつをして走り去った。2050年頃、この国で年金を無事もらえる人は一人もいないかもしれない。ハトは必ずタカの餌食になってしまうだろう。

(文中敬称略)

0 件のコメント: