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2014年9月6日土曜日

「ふくろうとみみずく」



その人の個展のタイトルは、「水と緑の静寂 ブルージュ」。
大変お世話になった恩人であり共に戦った戦友でもある。
現在は水彩画家である。オランダ、ベルギーを旅した風景を丹念に美しく、光と影を描いている。その個展の葉書が先日届いた。
銀座の大黒ギャラリー7階で9月30日(火)〜10月5日(日)まで。オランダ、ベルギーを絵で旅したい人はぜひご覧下さい。

「やすらぎの夢追い人」という題の第14回絵画展の葉書が届いた。
かつて働いていた職場の後輩だ。池袋東武百貨店61番地、美術画廊サロン。
94日(木)〜9月10日(水)まで。この男は“ふくろう”が大好きなのでそれをよく描く。動物好きなので白馬ペガサスや星座たちの絵、猫や犬をやさしい、心を込めてエアーブラシと油絵で描き上げる。

難病で体と手が動かせない私の大尊敬の巨匠から“ふくろう”を彫刻刀で掘りあげた作品の写真と、平清盛はきっとこんなではなかったのかとイメージをした清盛の絵が手紙と共に送られてきた。凄い執念に目頭が熱くなった。
手紙には彫刻はとても楽しかったと書かれてあった。

高校に通っていた頃の友人から「吉例 杵柄寄席」の葉書が届いた。
10月18日(土)2時〜深川江戸資料館小劇場、入場料は五百円とか。
この男は本当に見上げた男だ。
もとは日テレの社員、NTVの長寿ドキュメンタリーの敏腕プロデューサーだった。正義感の塊の様な男。高校一年ヨタっていた私を友として扱ってくれた。以来50年忘れずに誘ってくれる。

ヘアメイクの世界の人気者だった人が京都の丹後に居を移した。
この人は何しろやることがセンスに溢れている。
神田駿河台で、丹後で知り合った人々のタンゴ・ポートレート写真展をやった。後輩と見に行ったが実に良かった。その会場がまたサイコーであった。入り口にヘルムート・ニュートンの巨大写真集があった。重さ数キロ、その大きさは畳三分の一位、紙をめくると怪我をする。コレ、いくらと聞いたら非売品だった。

“芸術の秋”みんなそれぞれ人生の後半を生きている。

9月4日(木)茅ヶ崎市民会館、劇団四季による「キリスト最後の七日間」夜七時開演、チケットを2枚買っておいたが行けなくなったので愚妻と友人が行った。
帰って来て、行かなくてよかったんじゃない、なんかつまんないっていうか出来がワルイだと。芸術がわかってないんだから仕方なし。

みなさん値上げ、値上げで頭にきている時は、何かを描きましょう。彫りましょう。落語でも聞いて笑いましょう。

ところで「ふくろう」と「みみずく」の違いを知っていますか。
私は先日知りましたよ。


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