昨日午前十一時五十五分から予告篇を経て二時間半ほど、司馬遼太郎原作、原田真人脚本監督の「関ヶ原」を辻堂の湘南モール内で観た。
興収30億を越す大ヒット作になると映画評に書いてあった。
が100点満点で50点位の映画であった。
まず原田真人のシナリオが全然ダメ、新しい切り口も視点もない。
金はかけたのだろう製作委員会のクレジットが長々と出た。
大失敗作といって間違いない。
広い館内に半分近く入っていたが、殆んどは1100円のシニアである。
岡田准一の石田三成なんてありえないキャスティングであった。
一人で叫んでわめいて大騒ぎしてこれが正義かで終わった時、私は深いため息をついた。
女忍者に人気女優を起用しているが、意味不明、秀吉役の滝藤賢一、ダメ。
島左近役の平岳大に至っては気の毒でしかない。
小早川秀秋の東出昌大、島津義弘の磨赤児、西岡徳馬の前田利家もダメダメ。
大谷吉継、安国寺恵瓊、本多正信、井伊直政、みんなダメダメ、脚本が悪いとこんなにも酷い映画になるのかという見本だ。
よくぞまぁ2時間半もかけてこんなダメ映画を才能ある監督が作ったのか、それは金を出すからといろんな注文をつける製作委員会方式のせいだと思う。
監督がもうメチャメチャ、ゴチャゴチャ言われて、え~いもうどうでもいいやとなった映画だ。
でもこれは私の感想でしかない。や~ものすごく良かった、面白かった。
いい映画だと言う人も多いだろう。
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