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2017年9月8日金曜日

「ある佃煮」

~わ~らにまみれてよぉ~育てた栗毛今日は買われてよぉ~町に行く。
アーアーアーアと唄ったのは今は亡き三橋美智也さんだったと思う。
この歌を知っているヒトはかなり年を食っている。
私もその一人なのだ。

昨夜和牛コンテストという映像を見ていて酪農家さんはつらい仕事だなと思った。
我が子のように愛情を込めて育てた牛が種牛になって生を全うできればいいが、そうでないと焼き肉になり、ステーキになり、ローストビーフになって人間たちに食べられてしまうのだ。
ビーフカツ、ビーフサンド、ビーフシチュー。
あぁもう肉を食べるのは当分ダメな気分になった。
ニワトリも、豚も、人間はペロリと食べる。火あぶりにしたり、火鍋にしたり串刺しにする。
養豚も養鶏業の人もつらいでないか。
ミンチボールとかタタキなんてことをして人間は食べまくる。
という事で人間は死んだら一度は必ず地獄に落とされる。

地獄の審判でエンマ大王にオドロシ~獄卒たちが、こいつはこれだけ生きていたものを食べた罪がある。
と指折り数える。
マア待てこいつは生きているものに、こんなやさしいことをした善行があると指折り数える弁護役もいる。
悪行の数と善行の数を比べて地獄か逃れられるか、ずーと地獄に落とされたままかが決まる。
愛犬家なんかはかなりいい得点がもらえるらしい。
愛猫家、愛鳥家と続く、愛牛家、愛豚家、愛クジラ家、愛トド・アザラシ家は得点不明。

私が育った戦後間もない頃は動くものならイナゴでも食べていた。
黒々としたイナゴの佃煮を見た時、イナゴの大群を追っかけたガキの頃を思い出した。
かなりいい値段でも人気があるらしい。佃煮を考えた根気ある人はスゴイと思う。
きっとずっと空腹に耐えていたはずだから。

ロシアのプーチン大統領が北朝鮮は、雑草を食べてでも核ミサイルの開発はやめないだろうと言った。
雑草は食べても地獄に落ちないのか(?)広島と長崎に原爆を落としたアメリカ人は完全に地獄に落とされるはずだ。
アメリカ原住民を殺し、ベトナムでイナゴたち生きものを皆殺しにした。
イナゴの呪いは恐いと農家の人に聞いたことを思い出した。
和牛のコンテストに出ている牛は、まるで天才が造った彫像のように美しかった。
世界の大国は自分たちの国以外は、イナゴ位にしか思っていない。
世界がモメればモメるほどザクザクと金をもうける者共がいる。
それらは教会などで、天にいる(?)神に死んでも命がありますようにと祈っているのだ。

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