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2018年12月14日金曜日

「無」と「フェルメール」

「世の中は 何にたとえん 水鳥の嘴ふる露に 宿る月影」ー道元禅師ー外国映画のイントロにこの日本語が、フェードインしてきた。超SF的映像世界を見せる、アート・ドキュメンタリー。色々アイデアの源泉になる。(題名不明、外国語版で正確にわからない)世の中を何かに例えるとしたら、水鳥が嘴(くちばし)を水に入れ、それをふると水滴に月影が写りすぐに消える。学のない私は、学のある人に聞いたら、こんな意味だよと教えてくれた。無学な私の先生だった博覧強記の親友が、私より年が下なのに、私より先にあの世に行ってしまった。それ以来私は日々無学の度合いが増している。何んでも聞けば即座に何でも教えてくれた。今、私に課せられた宿題は、10月13日に誕生日のプレゼントですと、会社の女性から、I-PADなるものをいただきそれを使いこなせるようになることだ。アレ調べて、コレ調べてばかり言ってると仕事のジャマをしてしまうからだ。ショートメール位使えるようにならなきゃ駄目だと叱られてもいる。スマホを使えないなんてとも言われている。ずっと長い間凄腕女史に頼り切ったからだ。人生は小さな水滴に映るお月さんみたいに儚いのに、これでもか、これでもかと新しい情報が生まれる。グッドニュースは少なく、うんざりするバッドニュースが星の数ほど氾濫する。超SF的映画の最後は、地球という大宇宙の中の小さな点みたいな存在が、恐ろしく美しく粉々になって散ってしまう。この作品を創った映像作家は、禅の道を学んだのだろう。「無」の境地をアートにした。アートといえば12月15日(土)より恵比寿の三越で「フェルメール 音楽と 指紋の謎展」が始まる。フェルメールといえば「福岡伸一教授」先日お会いした時に、驚くべき推理を話してくれた。フェルメールの絵についた指紋は誰のものか(?)、フェルメールが描く絵には楽器や楽譜が多い。果たしてフェルメールが聴いていた曲とは(?)その楽器とは(?)「宮沢りえ」さんと「小林薫」さんが絶品の音声ガイドをしてくれる。謎を解説する福岡伸一教授は京都大学出身、当然のように京都学派の代表である、西田幾多郎大先生を研究している。西田幾多郎大先生は、禅の道を追求していた。(西田哲学という)まい日、まい日、筆を取りただひたすら 「◯」マルだけを書いていたという。「無」の世界を追っていたのだろうか。無学の徒には分からない。人生でいちばん格好いい人は、スッテンテンになった人だな。広島呉の伝説の博徒「波谷守之」さん。(金庫の中には堅気の人への貸しの証文があったがそのままであった)伝説のVANを生んだファッションデザイナー「石津謙介」さんとか、新宿の伝説の愚連隊で最強といわれた「加納貢」さんだ。「無」は「伝説」になるのだ。週末は「無」になろう。



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