男を売る世界は言葉を売る世界でもある。
例えば喧嘩をすることを「踊る」という。ヨシッ、トコトン踊ってやるとなる。
ボッコボコにすることを「ハンペン」にするという。
フニャフニャの骨抜きにする意味だ。
「ササラモサラ」にしてやるというのがある。
一本の竹で殴り続けるとバラバラに割れてしまう、つまりバラバラにしてやるということ。他にも実に日本語の幅広さを使い分ける。
刑務所に入ることを「旅を打つ」なんてイキな表現をする。
また入所すると赤い服を着せられるので「赤落ち」ともいう。
ある原稿を書いていて、ふといろんな言葉を思い出してしまった。
この頃男を下げる者が多い。言葉のボキャブラリーが不足しているのだろう。
人生経験を積んでない学歴エリートたちは教科書に書いてあることしか応用できない。
それ故会話がつまらない。
小渕優子氏が辞任した後に就任した宮沢洋新通産大臣の秘書がSMバーで18,000円ほど税金で払ってしまった。相変わらず、私は行っていない。私にそんな趣味はない。
秘書に自分の金で穴埋めさせて修正します。私はこれほど真面目ですと顔を赤くしていた。
顔には何度行ってますと書いてあった?
韓国語で「オプソ」というのがある。
日本語にすると「終り」というような意味だ。
これから通産大臣の姿を見る度に、ムチだ鎖だ、縄だ手錠がオーバーラップするだろう。つまり彼はオプソ、終わったのだ。
うちわとかワインとか芝居にSMと、いよいよ低レベルとなって来た。
和牛が次の候補らしい。「モー」どうすることもできない。
みんな一束にしてササラモサラになるまでおしおきだとSMの女王様がいっているかもしれない。