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2014年10月9日木曜日

「有隣堂の女店員」




ノーベル賞で大騒ぎしている中、街を歩いていたら小さな駄菓子屋さんでノーベル製菓という会社の商品に目が止まった。そうだあったんだとうれしくなったが買わなかった。

そういえば、むかしあったカバヤ食品とか紅梅キャラメルはどうなったのだろうか。
サクマのドロップはこの間元気にあるのは確認した。

麻雀や花札やチンチロリンや競輪、競馬、競艇などスッテンテンになると、もう今日は「グリコ」だといったもんだ。バンザイとかお手上げという意味だ。

天皇陛下の手術をしたのは東大医学部ではなく、私大出身の神の手だった。
iPS細胞は京大出身、今度は徳島大、名古屋大、京大、このところノーベル賞は東大からは出ない。まるでグリコの状態だ。
あといくつかの賞が残ってはいるが果たしてどうだろうか。
誰かがいっていた、東大は自分たちがいちばんアタマがいいからと思い込み過ぎてバカになれないからダメなんだと。

それにしてもノーベル製菓という社名をつけた創業者は偉い人だなと思う。
目立とうとしていないところが実に好ましい。

日本一出世欲がない静岡県人のことを先日書いたが、浜松出身の天野浩教授という超有名人が現れた。日本の企業の在り方に怒りをぶちまけていた人と違って、ずい分と控え目なのがノーベル製菓のように好ましかった。

夜には文学賞が発表になる。
村上春樹が毎年候補になるのが不思議でしょうがないのだが、辻堂の湘南モールにある有隣堂では、今年こそはと女店員が目に泪をたっぷりためて拳を握りしめていた。落選となるとその泪はきっと滝のように流れ落ちるだろう。
明日はノーベル製菓を買って食べる。

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