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2014年10月29日水曜日

「もういくつ寝ると」




出た、ついに出たといってもお化けのことではない。
黒豆、田作り、昆布、ハツ頭、カマボコ、伊達巻、海老、数の子などなどくればおせち料理だ。

その広告が新聞にドーンと出た。
実はこの手のおせち料理はすでに作りはじめているのだ。
お正月に食べるのは冷凍保存をしていたものだ。
アタマの中にお正月なんか浮かんでないのに、しっかりすり込んで来るのだ。

豚の姿を見たら、ハム、ソーセージ、トンカツを連想する人、牛を見たら、ローストビーフやステーキやすき焼きを連想する人。人を見たらドロボーと思えなどと決めている人にはすでにアタマの中はお正月なのだろう。

一度だけあるメーカーの冷凍おせちを取り寄せたら、お重箱は発泡スチールで出来ており、料理はみんなへんなりシラケた味ばかり、鯛なんかお箸がポキッと折れてしまうほどカチコチだ。写真にはキレイに入っていたのにかなりスカスカだった。
そのメーカーの名前を出してもいいのだが、ご近所付き合いに支障をきたすらしいのでやめる。


昨日深夜帰宅すると、同じカタログが届いていた。
Xmasのローストチキンの折込チラシ広告やケーキ屋さんのも入っていた。
子どもの頃、母親や姉たちが三日三晩かけておせち料理を作っていた風景を思い出す。
一年間働きに出ている母親が白い割烹着を着てずっと台所に立っているのは何よりウレシイのだ。子どもだった私は、ただウロウロしていた。

♪〜もういくつ寝るとお正月…まだそんな気にはなれない。
明日は新しいブランド(oluha)のグランドオープンだ。
昨日キラリトギンザは大行列、私たちのショップ内も招待した人、人、人が来てくれて終日超満員だった。明日四時からTV局の生中継が入る。
銀座はすでに来年に向かって動き出している。私もノコノコ歩いている場合ではない。
12月中旬にある出版社から書き下ろしの本を出す。現在最終稿を校正中なのです。

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