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2014年10月21日火曜日

「『ジーニングライフ』と『ジニングライフ』」




もしもし、ハイハイ、あの〜駅前の裁縫屋ですけど、ハイハイどうしたのオバチャンというと、先日修繕に預かったジーパンの直しが思いの外大変でもう少しお時間を、それとあと2000円程追加分をお願いします、いいですかという。
 あっそう結構穴だらけですり切れだらけだから、全然いいですよヨロシクねと頼んだ。

12年間3本のジーパンを使い分けて来た。
特に1本はお気に入りでもう4回も直してもらっている。
丈夫なジーパンも毎日はいているとヒザとかオシリの部分がすり減って、遂にはポッカリと穴があいてしまう。

ダメージジーンズといって最初から痛めているジーンズを買ったのだがその個所が大きくなってしまうのだ。
その都度ジーンズの修繕と直しをオバチャンたち(交代で数人いる)に頼んでミシンで縫ってもらう。

気に入った1本はアメリカ製でTRUE RELIGIONという。
今では上野アメ横の半畳位の「根岸」というショップにしかない。
先日そこに行ったがラインはいいが気に入った色がなかった。
もう新しく入荷はしないとか。

私と同じこのブランドマニアがいて中古で1本4,500円位するのを一人で23本買って行くという。私が中古で買った時は1本18,000円位だった。
1回の直し代が5,000円位だから4回として20,000円、合計38,000円位で現在まで私の両足を守ってくれている。

アメ横のお兄さんがいうには近頃日本人の女性がすっかりジーパンをはかなくなってしまった。レギンスというファッションがジーパンを後退させてしまった。
海外のブランドは日本から次々と撤退してしまったそうだ。
ジーパンはアメリカがゴールドラッシュの時、鉱夫たちのために丈夫な服を作った。
やがてカウボーイたちが着る。

日本ではラングラージーンズが、ジーニングライフを若者たちに提案し爆発的に売れた。ジーンズは日常の服装となった。「ケネディは好きだったけど、ジャックリーヌは嫌いだ。」が確か最初のキャッチフレーズだった。
田村義信という名手が書いたコピーだ。

現在の女性は足が、長く細く見えるし、軽くて動きやすいからと黒のスパッツをはいている。そしてスカートが復活した。
今日から直し終わった縫い傷だらけのジーパンをまたはき始める。
新聞、テレビでは二人の大臣のジニンを伝える。こちらはジニングライフだ。

あるジーンズマニアがいった。人生で一本気に入ったジーンズにあえたら幸せだと。
親友も一人出会えたら幸せだという。はじめて会ったオバチャンに手厚く礼をいったら、このジーパンはどんな人が取りに来るかと思っていたけどやっぱりねといった。
その笑顔の意味は。
辻堂駅西口線路側、洋服ならなんでも直してくれる凄腕のオバチャンがいる。

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