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2010年5月10日月曜日

人間市場 うんざり市

うんざりしなければ連休じゃない、そういうところが日本人なんだが上海万博の中国人の動きを見ているとやはり日本人の先生は中国人なんだと思う。

人が集まるところに集まり、混雑大好き、渋滞大好き。一人があっ何だアレはと空を見ると一斉に見上げ何だ、ただの雲かで終わる。あっ、あそこに何かあると言うと、どっとそこに集まり何だ、ただの猫かで終わる。それでも中国人に比べると日本はルールを守りマナーは良い方だ。

かつて中国の万里の長城に行った時、もの凄い人、人、人であった。
長城の中に人が一人しか出たり入ったり出来ない入り口がある。敵が攻めて来た時に何人も入れない様に作ったのだろう。下から上に階段があり三メートル位登ると上に出れる。
上の人どうぞ降りて下さい、あなたが降りたら私が上がります。こういう風にすれば一人一人スムーズに上下出来るのだが中国人はその入り口に上か下へ、下から上へ一斉に入ってくる。

水道の蛇口に水が吸い込まれる様に入って来るから三メートル位の空間にギッシリ中国人の生温かい顔と顔と顔が詰まって来て身動き出来ない。
ニンニクの臭い、ニラの臭い、体臭、汗臭、風呂に入っていない人達や、チャイナヒゲが私の顔の回りに何個もある。人混み大嫌い、混雑大嫌いな私はもう半狂乱を通り越して気絶寸前。順番にしろ、順番になんて言っても当然通じない。うりゃーどけってんだよなんて言っても上から下から延々と人、人、人、猫が集団で騒いでいる様な人の群れの中で酸欠になってやっとこさ入り口から顔が出る。
うわぁー、な、何だそこにはまたもや人、人、人だ。

中国人は斜め45度、目線ははるか上に、カメラは二眼レフで下から撮影する。そうですあの毛沢東や金日成の様にポーズをとるのだ。ニーハオ、ニーハオ、センセイセンセイとカメラを渡す。何かってシャッターを切ってくれって事だ。一組やってあげると次々にカメラを持ってカップルや家族が来る。いい加減ダメーっと叫んで長城を走る、といっても人だらけで走れない。

二度と来るかこんな所。誰だこんなとんでもない長い石垣の化け物を作ったのはと友人と泣きを入れた。心底泣きが入った。

時間を守らない、約束を守らない、物を盗む、嘘ばかりつく、サボタージュ、袖の下を要求する、手を洗わない、食器はヌルヌル、トイレは穴だらけ、隣に若い女性が平気で座っている。万里の長城のトイレがこれかよと又泣きが入る。

北京飯店(日本だと帝国ホテル級)の朝、ザアーザアーという音、雨かと思い窓を開ける。天安門広場前の100メートル通りに自転車の隊列が何本もの黒い線の様に続いている、窓から見ながらいつかこの国が世界を支配するのかもしれないと体感した。

前日に中国のいろんな学者と話をした。あまりに熱心すぎて話している内に呼吸困難になり隣の部屋に行ってベットに大の字になった。知識人は凄い人ばかり、天才、秀才も又人、人、人。底知れぬ知識人の恐さを感じた。

現在の中国を七面鳥に例える人がいる、頭だけ赤い共産主義、体は金儲け一辺倒の資本主義、習性は全体主義、秘密主義、権力闘争の国だ。世界は間違いなく中国とインドそしてアフリカが中心になって行く。

人海戦術には勝てない、だが中国は日本と同じ必ず公害大国となっていく。日本は中国から文化を学び、中国は成長した日本から技術を学び、日本に低賃金の労働力を提供して発展してきた。かつては苦力(クーリー)として日本が炭鉱労働や重労働を課して来た。その報いを受ける日が近づいて来ている。
日本人が中国人の苦力(クーリー)となるだろう。

三度の飯よりSEXが好きな国、中国。SEXレスとなり少子高齢化の日本。勝つ見込みは100%ない。ローマ帝国はアメとサーカスで滅亡した。飽食と亨楽のツケだ。アメリカと日本も同じだ。歴史上滅亡しなかった帝国は一つもない。アメリカ帝国もアイスクリームとハンバーガーとコカコーラと享楽にまみれた精神と肉体の荒廃で滅亡するだろう。
大日本帝国は65年前滅亡した。65年かけて教育の現場から治さないと、いよいよ世界から取り残される。

友人から電話が入った。上海万博に一緒に行かないかと。もちろん絶対行かないよと言った。あの万里の長城のうんざりとした光景と臭いが一気に甦った。

ある年、ニューヨークの五番街に行ったら日本のオバサン達が目の色を変えてそこら中のブランド品を買い漁っていた。今、東京銀座のブランド店は中国人の群れだ(いずれバブルははじける)アジアの時代の中で日本だけが沈んで行く。出て来い若者よ、夢多き若者よ、恋多き若者よ。

1 件のコメント:

しきろ庵 さんのコメント...

ブログ待っておりました。
やはり面白いです。又楽しみにしておりますので、よろしくです。