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2011年12月9日金曜日

「ある恐竜」




その夜カリスマ編集長と友人の社長と夕食を共にした。

その時、ハッとする言葉を編集長は云った。
 この頃すっかり今の人間達に飽きてしまった。何か新種の人間を作らないといけないんじゃない。

何気ないひと言に自分自身がいつも考えている事と同じだと感じた。
現代人は類型化しすぎてつまんなくなっているからだ。

かつて地球上を支配していた恐竜たちが一瞬にしてこの地球上から姿を消した。
巨大隕石説が有力だが確かではない。氷河期となりやがて何かから人間が生まれた。
推理はできても確実な事はいかなる学者も言えない(誰もその時代にいなかったのだから)。
きっと地球人達もある日一瞬にして消えるだろう。その後きっと新種の人間が生まれるはずだ。

オバサン、ちゃんと並ばないとダメだよといった。
あらっ、並んでいたの?知らなかったわ。ねぇーちょっと並んで居るんだってさ、尾っぽはホラ、ずーっと後なんだって。まったくみんなヒマ人ね。たかだかハンバーガーのためにずっと並ぶなんて(自分だって食いに来てるじゃないか)。
連れのため、長い人生ではじめてといっていい位ずーっと並んだ私はやっぱりいつものひと言が出た。

ババア、ウルセイ早く後ろ行って並べ。お前らはきっといつか絶滅させて化石にしてやる。
ババアウルセイオオグイザウルスとして。


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