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2011年12月19日月曜日

「坂の上の蜘蛛」




何を一体急いでいるんだ。
急がなければならないのは火事場への消防車、急病や交通事故、撃たれて、刺されて痛さで転げ回っている人間でも助けてやるために行く救急車だ。

311日に起きたあの大災害、そして放射能の大飛散、未だ何も解決していないのに原発の冷温停止ステージⅡ成功とかで収束宣言だ。その上政府の対策本部も解散。
正月は選挙区に帰って挨拶回りがしたいからか、原子力利権の巨大な闇の力や米国や中国、フランス等の圧力か、なにしろ巨大な復興利権の取り合いなのだ。

民主党は完全にメルトダウンだ。
いや日本の政治、経済、正しい報道をしない、書かないマスコミのメルトダウンだ。
悲しいかなそのカウンターパートナーもメルトダウンだ。この先何があるかそれは子供でもわかる。

おサイフにお金が入っていないのにカードで買い物をしまくったり、人にお金を貸しまくったり、間違いをして女性に貢ぎまくったり、勝てるはずのない博打をしまくったりしたお父さんやお母さんがどうなったかを。
それが日本なのだ。長生きしたい人は至急この国を脱出すべしだ。
 細野豪志は放射能除染より先に自分の顔のシミを消すことを優先したという。

テレビでは「坂の上の雲」二〇三高地での乃木希典の愚将の証明を大金をかけて放送している。
司馬遼太郎は好き嫌いが激しいが、乃木希典は特別嫌いだった。
ただひたすら銃弾を浴び続け何の戦略も戦術もなかったからだ。

数々の屍の山を見るといまの日本の姿そのものだ。
無策の国家の中に生きる国民はいつの世もただ土くれとなる犠牲者でしかない。
精神論だけでは近代国家には通じないのだ。坂の上を登るとそこには雲はなく巨大な崖だけがあった。
誠に日本という小国は数奇な運命を背負った国なのであった。後世の歴史家はそういうであろう。

今何故「坂の上の雲」か。今何故「山本五十六」なのか戦争賛美を始めたか。
21世紀中盤にかけて世界は間違いなく戦争の世紀になるであろう。米国系VS中国、ロシア、アジア系VS EU系の三国志の時代となる。日本はただ米国系の一基地でしかない。北朝鮮の金正日が死んだ。いよいよキナ臭い。

芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の一本の糸にようにしがみつくのが日本人やも知れない。
(今日のブログは2ラウンド分。)

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