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2014年3月28日金曜日

「冗談じゃない話」


野口哲哉 Rocket Man 2007年


想像を絶する人の、想像を絶する作品に出会うと、私の様な浅学非才の人間にはその驚きをどう表現したらいいのか全く言葉が見つからない。

三月二十七日午後五時、元サントリーの宣伝部長であったワカチョーさんこと、若林覚さんが館長をしている練馬区立美術館に行った。
元電通のキャスティング部長でサントリーを二十数年担当していた現イー・ユニット社長の江原立太氏と、サントリーの広告で名作を数多く手がけたアートディレクターの井上嗣也氏と三人で「野口哲哉展—野口哲哉の武者分類図鑑—」展を見るためであった。 

1980年香川県高松市生まれ、広島市立大学芸術学部油絵科入学、同大学大学院卒。
三十五歳という若さである事を知り三人共言葉を失った。
博覧強記の若林覚さんから説明をしていただき、驚きは強烈な驚きに変わっていった。

とにかく何とその驚きを表現したらいいのか分からないのだ。
超絶天才、細密天才、功微天才、巧妙天才、冗談天才、平面立体天才と思いつく言葉は全て天才につけられる。

わずか10センチとか15センチの武者たちがまるで生き返ったかの様に作られている。
顔の表情、手の動き、足の指の動き、鎧兜は徹底的に精密に作られている。
髪の毛一本の動きも信じられないテクニックで作製されている。
武者絵については同時に展示されている国宝級の絵をはるかに凌ぐほどだ。
木に、紙に、何百年の月日を経て来たかの様に描かれている。
一つ一つの立体、一枚一枚の絵にはユーモアのセンスが満開だ。

国内外での評価は並みいる大家より高い。勿論大きな作品もある。
大きい程お驚きは当然大きくなる。
何だか世の中つまんねえな、何かびっくりしたいな。こんな人は是非観に行って下さい。ウソ、ホントかよと笑っちゃう、何だこの作者は空想世界から来た宇宙人ではないかと思うこと100%保証付です。

冗談は本気でやらねばならない事を真正面から見る事が出来ます。
何やってんだよ、冗談は髪型と顔付きとにしておいてくれ。

口先ばかりのアジェンダ男、渡辺喜美(みんなの党代表)が土下座して8億円も借りて自分の都合のいいように使いました。
酉の市の熊手を買いましたなんて記者会見で喋っていた。
こんな冗談がまかり通ったらこの国は本当にお終いだ。
みんなの党は渡辺喜美の“女房の党”になっちまっている。
有能な浅尾慶一郎さん、どうしようもない男の代表の代表を断捨離した方が仲間たちみんなのためだ。

せっかく野口哲哉展で久々高級な冗談にあったのに、低級な熊手買い話で言葉を失ってしまった。野口哲哉展は四月六日までです。
現在友人のテキ屋に8億円で酉の市の熊手がいくつ買えるか計算してもらっています(冗談)。

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