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2014年3月6日木曜日

「狂」

※イメージです



「僕らはみんな生きている」そんな題名の映画が何年か前にあった。

三月五日は朝から雨がシトシト、昼からはジャンジャン、夜になるとバシャバシャ降って来た。前日殆ど眠っていなかったので傘をさすのも面倒であったが、三月六日十二時からの大切な打ち合わせのために企画書を書かねばならない。

私の仕事は受けたら最後どんな状況になっても約束の日、約束の時間にビシッと提出しなければ、プロ失格となり僕らはみんな生きていけなくなる。
鬱だろうと、躁だろうと、風邪だろうと、激しい頭痛だろうと、激しい腹痛や下痢だろうと、イボ痔だろうと切れ痔だろうと期日には間に合わせなければならない(インフルエンザやノロウィルス、伝染病になっていても何処からか送らなければならない)。

プロとアマの差といえば、泣きを入れるか、泣きを入れないかで決まる。
一流になり、超一流になっていく人間は、泣きを入れない。病気や体調のせいにしない。
体調が悪く、それ故仕事の出来も悪かったでは絶対許されないのがプロの世界だ。 
40度以上の熱が例えあっても、前の日のお付き合い(自分のせいも多い)でガンガン飲んで、宿酔で頭がガンガンしても約束を守らねばならない。

私の知る限り一流、超一流はどんな状況でも、いとも簡単に仕遂げた様に、抜群のアイデアや抜群の案をちゃんと約束の時間に送ってくれる。

その逆の人間は多い。
見るからに仕事に熱が入っていない。気合も入っていない。
何かを成し遂げようというプロ意識がない。それが仕事に表れる。
徹底的に自分と戦う人間でないと、ただの人間で終わる。
仕事の話をしている最中に、あ〜疲れた、あ〜早く帰りたい、あ〜面倒臭い。
そんな気配を出す人間は私たちの職業には向いていない(どの仕事も無理だろう)

「僕らはみんな生きている」、僕らとは何か、みんなとは誰か、生きていくとは何か。一つ一つを分断して自分が何をすべきかを考えねばならない。
若いという事は年老いてないという事なのだから、一つの生き方でなくいろんな生き方に挑戦が許される。
触ったら火傷する様な熱さを持て、好奇心の翼を広げ世界を目指せ。

先日ある若者から人生の相談を持ち込まれた。ボンヤリと目が死んでいる。
体から疲労感しか感じない。僕はこのままでいいのでしょうか。
なんて情けない事を言う。妻もいる、子が生まれる。

お前には下らないプライドと自己弁護と、他者への嫉妬と羨望と、現状への不平不満ばかりじゃないか。お前少し体の調子が悪いんじゃないか、よく眠れてるかと聞けば、ハイ、それは大丈夫です、毎晩ちゃんとよく眠ってますと顔を上げた。
何だよ、マッタクもっと悩み苦しめ、となってしまった。
このブログはその人間もきっと読んでいるだろう。

とことん馬鹿になる事、とことん狂う事だ。ある超一流のプロが言った。
「何かに狂う」事から最高の作品は生まれると。
何かはその人間が決めればいい(ただ決して狂ってはいけない事も数多い)。
さあ、それでも僕らはみんな生きていこうではないか。
 
この頃凶悪な通り魔事件が多くなった。何かが狂ってしまって来ている。
一人歩きには十分気を付けて下さい。目つきがイッちゃってる人間、飛んじゃっている人間とかには、決して近づかない様にして下さい。

三月六日午前二時四十分三十一秒、イワシのショーガ煮を二匹食べながら雨音をBGMにグラスを傾け始めた。映画を一本観る事とする。

1 件のコメント:

しきろ庵 さんのコメント...

自分に置き換えてみて 思い当たることばかりです。普段プロを自認していながら お恥ずかしいです。