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2015年6月24日水曜日

「赤い列島と赤紙」




北は北海道から南は沖縄まで、日本列島の大地は、名主や地主、庄屋や地頭、悪代官や大名たち、置屋や金貸し、軍閥や財閥による抑圧と搾取、権力と暴力による弾圧によって歴史の中に血と汗と涙を染み込ませている(血涙という)。

大地は決して笑うことはない。山は怒り、河は怒り、海は怒る。
貧しき者、小作人はいかなるときも、めげず、へこたれず、よく働きつづけた。

そして赤紙一枚で戦争に引きずりだされた。
美しい日本列島は、実は赤い血の色をしているのだ。

敗戦後七十年、この国の歴史を今一度学ばねばならない。
あとで振り返った時、あの年が地獄への入り口だったとならないために。 

2015年はバカなテレビを見て笑っている場合ではない。
マズイ、私はバカなテレビをずっとつけっ放しだ。

マッカーサーたち占領軍の第一の目的は、爆弾を抱いて飛び込んで来る怖ろしい国民を徹底的にバカにすることであった。
もう一つは日本列島を永遠に米軍の基地にすることであった。
沖縄に目を向けよ、沖縄から学べ。

昨日六月二十三日は「慰霊の日」であった。
沖縄を血の島と化したマッカーサーたち占領軍が残したいいものがある。
民主主義と憲法九条だ。数百、数千万の命の代償だ。

コラッ、聞いてんのか、テレビを消せっていってんだよ、何!戦争なんか起きる訳ないってか、お前たち今度ヒロシマとナガサキに連れて行ってやる。
七十年前私たちはこの世に生まれた。戦後っ子として。

七十年前沖縄で部下たちを殺しまくった分隊長、小隊長、中隊長、大隊長たちはまだしぶとく生きている。戦争は終わっていないのだ。今年は沖縄の友人のところに行く。
きっと行く。ナベちゃん待ってろヤー!なのだ。

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