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2015年6月30日火曜日

「敷ふとんとフェルメール」




ギリシャ悲劇が目前に迫った。借金が返せないからだ。
すでに銀行に金はない。

会社経営なら金融機関から資金を借りつつ再起を図る。
が、国家経営となると話が違う。
ギリシャ、ロンドン、北京、スペインこの国はあるイベントを行って以後国家経営がメタメタにダメになってしまった。

そして日本国もそのダメに一直線に向かっている。
あるイベントを行うからだ。1000兆円以上も借金がある世界一の借金国なのに。
イベントの名はオリンピックだ。

そのメイン会場の建設費が1300億の見積もりから2500億以上にどっかーんとふくらんだ。通常こんなケースはコンペで勝ち取っても一度白紙にされるはずだ。
コンペが詐欺的行為となってしまうからだ。
藝大、東大、国立大学コンプレックスの建築家安藤忠雄という人間が暗躍した結果だ。
日本でやるイベントは日本人の建築家に任せるのが筋というものではないか。

聞くところによると安藤忠雄はプリツカー賞を受賞した者しか参加させない方針を立てたとか。そうではないと自分の嫌いな人から選ばれてしまうチンケで浅はかな考えだからだ。
芸術家が政治や権力者に近づくと、千利休や古田織部のように結局腹を切らされ首をさらされる。商業イベントと化した、たかだか三週間の世界大運動会のために国が滅びてなんとすると私は思う。

ギリシャの借金に比べて日本国の借金は桁違いに大きいのだが日銀がバンバン刷るお金に邪悪な連中は目が眩んでしまっている。日本大悲劇が確実に起きると断言する。
あー嫌だ嫌だ、利権屋のパシリと化した安藤忠雄のダミ声なんか聞きたくないのだ。
こんな不快な気分を五人のかわゆい舞妓さんが晴らしてくれた。


昨日行った京都のイベント開場にゲストとして舞妓さんが来てくれた。
祇園のみなさんが芸ごとをお稽古する書院通りの祗園甲部歌舞練場に大広間、中広間、小部屋がありそこにフェルメールの絵が日本建築と調和しながらある。
大庭園の見える大広間の窓際に一台のベッドがあり、そこにoluha(オルハ)の羽毛敷ふとんがある。そこで横になりながらフェルメールの絵を見れるのだ。
レセプションに来ていた女性たちは横になり気持ちいい、最高を連発していた。
(文中敬称略)

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